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新生 高桑 和巳(編) - 慶應義塾大学出版会
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【利用不可】

新生 (シンセイ) 生命の教養学Ⅹ (セイメイノキョウヨウガクジュウ)

自然科学
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A5判
256ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7664-2155-2   COPY
ISBN 13
9784766421552   COPY
ISBN 10h
4-7664-2155-8   COPY
ISBN 10
4766421558   COPY
出版者記号
7664   COPY
Cコード
C0045  
0:一般 0:単行本 45:生物学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年7月1日
書店発売日
登録日
2014年6月5日
最終更新日
2014年7月28日
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紹介

「生命」の「あらたま」を探し求めて
脳科学、発生生物学、分子生物学、生態学、書物史、哲学、日本政治思想史、アメリカ研究、マーケティング、経営情報システム研究の専門家が「新生」を語る。

「生命」の意味を限りなく広く捉えていく「生命の教養学」。
今回の各論は、神経科学とリハビリテーション、棘皮動物の発生、昆虫の変態と擬態、流域を軸とした生態学・環境保全、ルネサンスと古典文学、〈私〉の哲学、国学の死生観、アメリカ合衆国の運動律、マーケティングとインターネット、過疎地域の活性化。それぞれの専門家が、それぞれの「新生」――「生命」が「あらたまる」こと――をわかりやすく語る。

目次

はじめに 「あらたま」を探し求めて  高桑 和巳


 脳科学 神経シナプスの新生  牛場 潤一
 海産無脊椎動物の変態に見る新生  倉石 立
 昆虫の新生 変態と擬態  藤原 晴彦
 都市における流域思考の自然再生  岸 由二


 ルネサンスと新生 ペトラルカとボッカッチョの書物愛と友情  
 宮下 志朗
 新生 哲学の視点から  上枝 美典
 政治思想史から見る新生  石川公彌子


 アメリカ大統領選に見る新生の儀礼  渡辺 靖
 マーケティングにおける新生  清水 聰
 コミュニティの新生のために  飯盛 義徳

著者プロフィール

高桑 和巳  (タカクワ カズミ)  (

慶應義塾大学理工学部准教授。1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。専門はイタリア・フランス現代思想。著書に『フーコーの後で』(共編著、慶應義塾大学出版会、2007年)、翻訳にミシェル・フーコー『安全・領土・人口』(筑摩書房、2007年)、ジョルジョ・アガンベン『思想の潜勢力』(月曜社、2009年)、同『王国と栄光』(青土社、2010年)、イヴ-アラン・ボワ&ロザリンド・E・クラウス『アンフォルム』(共訳、月曜社、2011年)などがある。

追記

【編者】
高桑和巳(たかくわ かずみ)
慶應義塾大学理工学部准教授。

【著者】
牛場潤一(うしば じゅんいち)
慶應義塾大学理工学部准教授。1978年生まれ。慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程修了。専門は脳科学、リハビリテーション工学。著書に『バイオサイバネティクス』(共著、コロナ社、2009年)、解説にマルク・メルジェ『ぼくはこの足でもう一度歩きたい』(新潮社、2002年)、対談に佐倉統編著『科学の横道』(中央公論新社、2011年)がある。

食石 立(くらいし りつ)
慶應義塾大学文学部准教授。1962年生まれ。東北大学大学院理学研究科修士課程修了。理学博士。専門は発生生物学。主要著作・論文に「動物の身体は、どのようにして個体にまとまるか? イトマキヒトデ胚の胞胚形成における頂端-基底極性の役割」、『三色旗』第664号(慶應義塾大学通信教育部、2003年)などがある。

藤原晴彦(ふじわら はるひこ)
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。1957年生まれ。東京大学大学院理学研究科博士課程修了。専門は分子生物学。著書に『似せてだます擬態の不思議な世界』(化学同人、2007年)、『新版よくわかる生化学』(サイエンス社、2011年)、分担執筆に大西英爾ほか編『昆虫の生化学・分子生物学』(名古屋大学出版会、1995年)、山下興亜編『昆虫から学ぶ生きる知恵』(クバプロ、2001年)などがある。

岸 由二(きし ゆうじ)
慶應義塾大学名誉教授。1947年生まれ。東京都立大学理学部博士課程退学。理学博士。専門は生態学、都市再生研究。著書に『リバーネーム』(リトル・モア、1994年)、『自然へのまなざし』(紀伊國屋書店、1996年)、『環境を知るとはどういうことか』(共著、PHP研究所、2009年)、『奇跡の自然』(八坂書房、2012年)、『「流域地図」の作り方』(筑摩書房、2013年)などがある。

宮下志朗(みやした しろう)
放送大学教養学部教授。1947年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専門は書物史、ユマニスム研究。著書に『本の都市リヨン』(晶文社、1989年)、『読書の首都パリ』(みすず書房、1998年)、『書物史のために』(晶文社、2002年)、『神をも騙す』(岩波書店、2011年)、訳書にフランソワ・ラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル』(筑摩書房、2005-2012年)などがある。

上枝美典(うええだ よしのり)
慶應義塾大学文学部教授。1961年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程退学。専門は哲学。著書に『「神」という謎』(世界思想社、2000年[2007年])、分担執筆に神崎繁ほか編『西洋哲学史』第2巻(講談社、2011年)、戸田山和久ほか編『応用哲学を学ぶ人のために』(世界思想社、2011年)、竹下政孝ほか編『イスラーム哲学とキリスト教中世』第2巻(岩波書店、2012年)などがある。

石川公彌子(いしかわ くみこ)
学習院大学非常勤講師。1976年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。専門は日本政治思想史。著書に『〈弱さ〉と〈抵抗〉の近代国学』(講談社、2009年)がある。

渡辺 靖(わたなべ やすし)
慶應義塾大学環境情報学部教授。1967年生まれ。ハーヴァード大学大学院人類学部博士課程修了(Ph. D.)。専門は文化人類学、アメリカ研究。著書に『アフター・アメリカ』(慶應義塾大学出版会、2004年)、『アメリカン・デモクラシーの逆説』(岩波書店、2007年)、『アメリカン・コミュニティ』(新潮社、2007年)、『アメリカン・センター』(岩波書店、2008年)、『文化と外交』(中央公論新社、2011年)などがある。

清水 聰(しみず あきら)
慶應義塾大学商学部教授。1963年生まれ。慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。専門はマーケティング。著書に『新しい消費者行動』(千倉書房、1999年)、『消費者視点の小売戦略』(千倉書房、2004年)、『戦略的消費者行動論』(千倉書房、2006年)、『「コミュニケーション型生活者』を探せ!』(共著、日経BPコンサルティング、2007年)、『日本発のマーケティング』(千倉書房、2013年)などがある。

飯盛義徳(いさがい よしのり)
慶應義塾大学総合政策学部准教授。1964生まれ。慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程修了。博士(経営学)。専門は地域イノベーション、ファミリービジネスマネジメント。著書に『社会イノベータ』(慶應義塾大学出版会、2009年)、『小学生のためのキャリア教育実践マニュアル』(共著、慶應義塾大学出版会、2011年)、『慶應SFCの起業家たち』(共編著、慶應義塾大学出版会、2013年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。