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出版者情報
個体群生態学と行列モデル
統計学がつなぐ野外調査と数理の世界
発行:近代科学社
A5判
160ページ
定価
2,500円+税
- 初版年月日
- 2022年6月30日
- 書店発売日
- 2022年7月1日
- 登録日
- 2022年5月26日
- 最終更新日
- 2022年5月26日
紹介
【線形代数で、希少動物の生存可否を見極める!】
統計スポットライト・シリーズ第5巻となる本書は、個体群(ある同種の動物もしくは植物の集団)の生息数の推移を「個体群行列モデル」で予測する方法を解説する。このモデルにより、野外調査で得られる個体数データから希少動物の生存の可否などが予測可能になる。
このモデルで使う数学は線形代数の基礎に限られ、その都度丁寧に説明するため数学が苦手な読者でも挫折しにくい。また、現実的な個体数推移を保証するために仮定する、生態学を基にした統計推論についても適宜解説する。統計ソフトRによる計算結果も一部掲載。
目次
第1章 シミュレーションで数式を用いる恩恵を知る
第2章 生物集団の野外調査データと生活史の図式化
第3章 個体群行列と3 つの基本統計量
第4章 行列要素の推定法1:統計モデルと最尤法
第5章 環境条件の効果を見る1――感度分析の基礎
第6章 行列要素の推定法2:ベイズ統計とランダムなサンプル
第7章 環境条件の効果を見る2――感度分析の発展(生命表反応解析(LTRE解析))
上記内容は本書刊行時のものです。