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出版者情報
第一次世界大戦と民間人
「武器を持たない兵士」の出現と戦後社会への影響
発行:錦正社
A5判
355ページ
定価
4,500円+税
- 初版年月日
- 2022年3月31日
- 書店発売日
- 2022年4月12日
- 登録日
- 2022年3月10日
- 最終更新日
- 2022年3月16日
紹介
「総力戦」といわれる第一次世界大戦を「武器を持たない兵士」としての民間人が、どの様に受け止め、如何に感じ、そして生き抜いていったのか?
目次
序 論―「総力戦」と民間人―〔鍋谷郁太郎〕
第一部 第一次世界大戦期
第一章 第一次世界大戦の空襲とドイツの民間防空―家郷(Heimat)と防衛(Schutz)との溶け合い、そして「武器を持たない兵士」の出現―〔柳原伸洋〕
第二章 ドイツ民衆は第一次世界大戦を「耐え抜い(durchhalten)」たのか―「戦争文化(culture de guerre)」・「耐え抜く(durchhalten)」・「耐える(aushalten)」についての試論―〔鍋谷郁太郎〕
第三章 第一次世界大戦における兵士の傷病と医師 ―ドイツの事例から―〔梅原秀元〕
第四章 戦場となったマズーレン―住民の戦争体験と「タンネンベルク」の相克―〔川手圭一〕
第五章 第一次世界大戦時イタリアの軍服製造と女性労働〔勝田由美〕
第二部 戦 後 期
第六章 ソヴィエト・ロシアにおける「人民の武装」―全般的軍事教練と特別任命部隊―〔池田嘉郎〕
第七章 「境界地域」の創出と暴力の独占―ブルゲンラント(西ハンガリー)における「国民自決」(一九一八―一九二一年)―〔姉川雄大〕
第八章 ドイツ義勇軍経験とナチズム運動―ヴァイマル中期における「独立ナチ党」の結成と解体をめぐって―〔今井宏昌〕
第九章 日本陸軍と国民・社会との協働―昭和初年の防空演習への道のり―〔黒沢文貴〕
第十章 映画の中の世界大戦―戦争文化と「適応」をめぐって―〔剣持久木〕
執筆者一覧
上記内容は本書刊行時のものです。