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苦しみと悪を神学する マーク・S.M.スコット(著/文) - 教文館
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苦しみと悪を神学する (クルシミトアクヲシンガクスル) 神義論入門 (シンギロンニュウモン)

哲学・宗教
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発行:教文館
四六判
368ページ
定価 3,600円+税
ISBN
978-4-7642-6744-2   COPY
ISBN 13
9784764267442   COPY
ISBN 10h
4-7642-6744-6   COPY
ISBN 10
4764267446   COPY
出版者記号
7642   COPY
Cコード
C3016  
3:専門 0:単行本 16:キリスト教
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年10月2日
書店発売日
登録日
2020年8月19日
最終更新日
2020年8月19日
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紹介

神が善であり全能であるなら、なぜ神は悪を許しているのか?

苦難の問題を聖書はどのように描くのか? アウグスティヌスやトマス、カルヴァン、バルトは神義論の問題にどのように答えようとしたのか? 古代から現代までの神義論の主要なモデルとモチーフを紹介。苦難の問題を考える道筋を学ぶ最良の手引き。自然災害や病など、不条理な経験を重ねる今だからこそ読みたい一冊!

「神義論は、現実から切り離された知的な密閉空間で論じられるべきものではありません。頭でっかちな視野の狭さは、神義論の研究を無意味なものにしてしまいます。神学は、生き生きとした、活動的な、敬意にあふれた学際的な対話を促進し、また歓迎すべきです。しかし神学がこうした対話を実現するには、その前に神学が神学自身の声、それも一つではなく、いくつもの声を見出さなければなりません」(本文より)

目次

まえがき
謝 辞
凡 例

はじめに
神はどこにいるのか?
この本の概要
懲罰的神義論

第一章 悪を考え直す──哲学的な本質論から神学へ

悪とは何か?
聖書が語る「悪」
混沌としての悪
罪としての悪
サタン的な悪
苦しみとしての悪
悪の神学的な描写
アウグスティヌス
トマス・アクィナス
ジャン・カルヴァン
カール・バルト
悪の類型学
悪の問題
悪の典型
まとめ

第二章 神義論を定義し直す──神学が神義論を取り戻す

神義論とは何か?
神義論の定義を広げる
神義論の方法
神義論が問うこと
神義論の基準
まとめ

第三章 自由意志による擁護論──悪いのは神か人か

信仰的・聖書的な物語──人間の創造・堕落・贖罪のドラマ
自由意志による擁護論
擁護論から神義論へ
対 話
長 所
短 所
まとめ

第四章 ソウル・メイキング神義論──痛みなくして得るものなし

自由意志による擁護論の解体
ソウル・メイキング神義論の構造
対 話
長 所
短 所
まとめ

第五章 プロセス神義論──神の全能性の否定

プロセス哲学
プロセス神学
プロセス神義論
対 話
長 所
短 所
まとめ

第六章 十字架の神義論──十字架による神の連帯

キリストの受難
人間の苦しみによる神の苦しみと連帯
あがないの苦しみ
対 話
長 所
短 所
まとめ

第七章 反神義論──理論的・道徳的批判

反神義論
対 話
長 所
短 所
まとめ

第八章 神義論を乗り越える──死後の生と神秘

天 国
地 獄
神 秘
対 話
長 所
短 所
まとめ

おわりに

訳者あとがき
用語解説
文献表
聖句索引
人名・事項索引

上記内容は本書刊行時のものです。