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認知症予防 山口晴保(著/文) - 協同医書出版社
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認知症予防 第3版 読めば納得! 脳を守るライフスタイルの秘訣

A5判
294ページ
定価 2,000円+税
ISBN
9784763960351
Cコード
C3047
専門 単行本 医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年2月
書店発売日
登録日
2020年1月30日
最終更新日
2020年1月30日
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紹介

【認知症予防に関する正しい知識と日々の過ごし方を伝授する! 】

認知症の予防について「発症を遅らせること、また、発症後も進行を遅らせること」と明示した「認知症施策推進大綱」(2019年6月)や、WHO(世界保健機関)が発表した認知症リスク低減のガイドライン(2019年5月)に基づく最新の考え方をふまえ、このたびの第3版では、「ならない方法」ではなく「なるリスクを減らして先送りする生活」を訴える姿勢をより鮮明に打ち出しています。

アルツハイマー型認知症や血管性認知症についてわかりやすく解説するとともに、第2版刊行からの6年間で大きく進歩したメタ分析(いくつもの研究をまとめて分析する方法)によるエビデンスレベルの高い研究成果を多数盛り込みました。
特にライフスタイルの秘訣を説いた第3章の文献は、初版で50論文、第2版で74論文だったのが、第3版では127論文と大きく増えました。最新の知見を盛り込みアップデートしています。

今や、むやみに認知症を恐れるのではなく、認知症を正しく理解し、予防対策や、将来認知症になったときの対策を考えておくことが大切な時代になっています。
読んだらすぐに実践したくなる予防法と、健康な脳と心、からだを備え、高齢期を豊かに生き生きと過ごす術を学べる、“認知症予防"の決定版、待望の改訂です。

目次

第1章 はじめに─本書を正しく活用するために─
1.認知症とは
2.認知症の具体例
  2-1 アルツハイマー型認知症初期から中期にさしかかった70歳代の女性Aさん
  2-2 アルツハイマー型認知症初期の80歳代の女性Bさん
  2-3 血管性認知症初期の70歳代の女性Cさん
     ◎認知症の認知症状(中核症状)と行動・心理症状(BPSD)
3.認知症でもなく正常でもない─軽度認知障害(MCI)─
4.認知症は予防できるか
  4-1 2種類の予防法とは
  4-2 認知症の発症年齢はDNAで決まる?
  4-3 予防すると認知症になる人は減るという誤解
    Step Up! 認知症の一次予防・二次予防・三次予防
5.科学研究の成果を活かす─疫学研究、介入研究と動物実験─
    Step Up! トランスジェニックマウス
6.リスクって何?
    Step Up! 疫学研究

第2章 認知症の成り立ちを知る
1.アルツハイマー型認知症
     ◎神経細胞の不格好さ
  1-1 βタンパクの産生と重合
  1-2 βタンパクの異常蓄積
  1-3 DNAの影響
  1-4 βタンパクからタウへ
2.血管性認知症
  2-1 動脈硬化
  2-2 高血圧
  2-3 血管性認知症で壊れる脳部位と症状
    Step Up! なぜ大脳の深部白質は弱いのか
3.レビー小体型認知症
4.前頭側頭型認知症
5.高齢者では重複病変が当たり前
     ◎米国の修道女研究からわかったこと
6.脳にはよくなる力(可塑性)がある
7.包括的な取り組みが望まれる

第3章 認知症を防ごう─生活上の一工夫─
     ◎ライフスタイルが認知症の発症に大きく影響
1.食事のときの心がけ
  1-1 ポリフェノールのチカラ
     ◎試験管内実験
    1)カレーはアルツハイマー型認知症を予防する?
    2)お酒とアルツハイマー型認知症の深い関係
    Step Up! 認知症予防に適量のアルコールはどのくらい?
    3)緑茶を飲んで、野菜中心の食生活を
    4)ココアの効果
    Step Up! 万能ポリフェノール発見!
  1-2 お肉・揚げ物ばかりがよくないワケ
     ◎トランス脂肪酸
  1-3 肥満とカロリー制限
    Step Up! サーチュイン遺伝子と脳老化
  1-4 メタボ(内臓脂肪)
    Step Up! 肥満を題材にリスクの意味を考えてみよう
  1-5 糖尿病性認知症と糖尿病になりにくい食事
  1-6 野菜とビタミンは頼りになるか
    Step Up! アルツハイマー型認知症患者で不足している栄養素は?
     ◎ポパイとオリーブ
  1-7 ミネラルと金属の話
  1-8 腸内細菌と脳は緊密
  1-9 まとめに代えて―久山町研究からわかった日本人向けの認知症予防食―
    Step Up! アルツハイマー型認知症を防ぐ食事(food)とライフスタイルのガイドライン
2.運動のススメ
  2-1 運動の認知症予防効果
  2-2 具合的な運動方法
    1)筋トレ・筋力増強・持久力増強
    2)有酸素運動
    3)骨を丈夫にする運動
    Step Up! 高崎ひらめきウオーキング教室
    Step Up! 認知症になってからも運動が有効
  2-3 MCIへの運動効果
     ◎運動時 頭のけがには 要注意
  2-4 転びそうになったら運動
  2-5 運動(身体活動)の全身効果
    Step Up! フィットネス
    Step Up! 運動と活性酸素の害
     ◎活性酸素と抗酸化物質
3.ストレスとうつ
  3-1 うつで認知症リスク倍増
  3-2 ストレスホルモンの悪影響
  3-3 気長で長生き
4.睡眠と就寝前の注意点
  4-1 昼寝は短時間に
  4-2 就寝前に気をつけたいコト
    Step Up! 体内時計とメラトニン
5.喫煙について
6.よく嚙む
     ◎歯磨きの奨め
7.目と耳のお手入れ
8.生活の工夫のまとめ
  8-1 多因子介入
  8-2 WHOのガイドライン
    Step Up! ヒトは走り回るのに適したDNAをもっている

第4章 医師の処方する薬剤と認知症
1.非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)
2.高血圧症の治療
3.抗血小板薬
4.脂質異常症の治療
    Step Up! 高齢者のコレステロールは下げたほうがよいか?
5.抗不安薬や睡眠薬(眠剤)
6.ホルモン補充療法と大豆イソフラボン・エクオール
     ◎胃酸分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬は認知症を増やす?
7.開発中の根本的治療薬
    Step Up! βタンパク免疫療法

第5章 脳活性化リハビリテーションで脳老化防止
1.快刺激と褒め合い
    Step Up! ドパミンを増やそう
2.笑顔が笑顔を生む
     ◎脳は鏡
3.諦めた瞬間から脳が萎縮する
4.役割・日課をもとう
     ◎施設内の調理で認知症の人の状態が改善
5.社会的接触
     ◎家族団らんの健康効果
6.教育歴
    Step Up! 認知予備能
     ◎前頭葉を使おう
7.記憶をよくする術
     ◎記憶はよいほど不幸かも

第6章 認知症の早期発見
1.早期に出現する症状
    Step Up! 取り繕い
    Step Up! 病識低下
2.早期診断のための日常生活チェック
     ◎急激に認知機能が低下したとき……せん妄かな?
3.早期診断の秘訣
    Step Up! 他の認知症疾患の診断
  3-1 どこを受診したらよいの
  3-2 早期診断できたアルツハイマー型認知症例
4.早期治療
5.転ばぬ先の杖─事前指示書─

第7章 まとめ

著者プロフィール

山口晴保  (ヤマグチハルヤス)  (著/文

山口晴保(群馬大学・名誉教授、認知症介護研究・研修東京センター・センター長/医師)
1976年に群馬大学医学部を卒業後、群馬大学大学院博士課程修了(医学博士)。2016年9月まで群馬大学大学院保健学研究科教授を務めた。
専門は認知症の医療(日本認知症学会専門医)やリハビリテーション医学(日本リハビリテーション医学会専門医)。脳βアミロイド沈着機序をテーマに30年にわたって病理研究を続けてきたが、その後、臨床研究に転向し、認知症の実践医療、認知症の脳活性化リハビリテーション、認知症ケアなどにも取り組んでいる。
これらの研究を進める中で、2005年に『認知症の正しい理解と包括的医療・ケアのポイント─快一徹! 脳活性化リハビリテーションで進行を防ごう─』(協同医書出版社)を出版した(2016年に第3版)。
群馬県地域リハビリテーション協議会委員長として、2006年から「介護予防サポーター」の育成を進めてきた。また、2005年より、ぐんま認知症アカデミーの代表幹事として、群馬県内における認知症ケア研究の向上に尽力している。日本認知症学会名誉会員。

旧版ISBN
9784763960221
上記内容は本書刊行時のものです。