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臨床のなかの対話力
リハビリテーションのことばをさがす
- 初版年月日
- 2019年1月25日
- 書店発売日
- 2019年2月7日
- 登録日
- 2018年12月17日
- 最終更新日
- 2018年12月17日
紹介
◆「ことば」は人間の認知過程を変えていく!◆
「ことば」が重要な役割を演じるリハビリテーション治療の現場感覚を、心理学者、セラピスト、詩人の対話による「学術と臨床の生き生きとしたコラボレーション」で描き出します。
人間は対話する存在です。人や環境と対話しながら人間は成長し、創造し、喜怒哀楽のなかで生きていきます。リハビリテーション治療においてそれはいっそう切実な真実です。
本書は、人間に備わったこの「対話によって成長し、支え合って現実を創造し、そのなかで希望を求めて生きていく」という原理を、ヴィゴツキーに始まる「対話」の学術理論、その実践的な活用方法を紹介しています。
「ことばが患者の認知過程を変えて回復へと導いていく」という重要な役割を演じるリハビリテーション治療の現場感覚を、学術と臨床の協力によって描き出した画期的な教科書です!
★本書の特色(1)★ ヴィゴツキーの正しい理解は、まずこの一冊で!
リハビリテーション治療を実践するうえで欠かせない「ヴィゴツキーの学習・発達理論」を、ヴィゴツキー研究の第一人者である教育心理学者がセラピストに向けて丁寧に解説しています。
★本書の特色(2)★ 「ことば」をリハビリテーション治療のツールにする!
「対話」を人間の認知過程をつくり、変えていくための臨床の技法ととらえ、「ことば」を治療のためのツールとして活用していくための手がかりを、児童教育、リハビリテーション治療、詩作と、それぞれの現場感覚から提言しています。
目次
第1部 臨床としての対話~対話の理論,対話の臨床
●「対話」の意味を確かめる
●「対話の理論」を読む
第2部 あなたへと開かれることばをさがす~リハビリテーション治療の現場,詩作の現場から
●ことばをさがす
第3部 対話する人間の力~読者への手紙
●人間の意識世界の「謎」を前にして
●親愛なるあなた(セラピスト・読者)へ
●まだまだ続く未完の完成へ,願いを込めて
上記内容は本書刊行時のものです。