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「日本文化論」を越えて
加藤周一「土着世界観」論とその行く先
発行:花伝社
四六判
256ページ
定価
1,700円+税
- 書店発売日
- 2019年11月6日
- 登録日
- 2019年10月11日
- 最終更新日
- 2019年10月11日
紹介
「土着世界観」の洗練に見出す〈日本的なもの〉
粗雑で主観的な「日本の個性・アイデンティティ」が社会に流布する一方で、考察対象のあまりの広範さから学問としての成立が困難な「日本文化論」。
“こじつけ”や“フィクション”ではない学問としての日本文化論の確立を、加藤周一の「土着世界観」論を手掛かりに試みる意欲的論考。
「日本らしさ」をめぐる数多の論説を吟味し、人類史的視点から新しい日本文化論を目指す――
目次
第一章 加藤周一「雑種文化論」の問題
第二章 加藤周一における「土着世界観」の追求
第三章 加藤周一における「土着世界観」論の確立
第四章 加藤周一における「土着世界観」論の展開
第五章 〈日本的なもの〉とは何か
第六章 従来の「日本文化論」をどう理解するか
上記内容は本書刊行時のものです。