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ムンサラット・ロッチとカタルーニャ文学 保崎 典子(著/文) - 花伝社
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ムンサラット・ロッチとカタルーニャ文学 (ムンサラットロッチトカタルーニャブンガク) スペイン・カタルーニャ語で描く女性像 (スペインカタルーニャゴデカクジョセイゾウ)

文芸
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発行:花伝社
A5判
340ページ
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-7634-0899-0   COPY
ISBN 13
9784763408990   COPY
ISBN 10h
4-7634-0899-2   COPY
ISBN 10
4763408992   COPY
出版者記号
7634   COPY
Cコード
C3098  
3:専門 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年8月9日
最終更新日
2019年8月21日
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紹介

激動のカタルーニャ現代史の中で、いま蘇る、ムンサラット・ロッチの文学と思想

戦後世代のフェミニストとしてスペイン内戦、第二次世界大戦、フランコ独裁期前後に変遷する
カタルーニャの、そして、女性たちのアイデンティティを問い続けた作家、
ムンサラット・ロッチの文学と思想を紹介

スペインで再び台頭するカタルーニャ主義……

5つの長編から明らかになる、「女性としてカタルーニャ人として」の強いアイデンティティ
『さらばラモーナ』(1972)、『さくらんぼの実るころ』(1976)、『すみれ色の時刻』(1980)、『日常オペラ』(1982)、『妙なる調べ』(1987)

スペインのバルセロナなどで話されている言語、カタルーニャ語。しかし、この言語は、フランコ独裁政権下で使用が制限され公の場での使用が禁じられていた歴史を持つ。1946年生まれの女性作家、ムンサラット・ロッチは、創作にカタルーニャ語を用い、フェミニスト的な視点から、戦争中(バルセロナ空爆)、スペイン内戦、そしてフランコ政権によるカタルーニャ抑圧とその解放後に、女性たちがどのような人生を歩いたのかを、同じ登場人物が登場する複数の長編小説の中で描き出した。本書は東京外国語大学提出の博士論文をもとに、日本ではまだ知られていない、カタルーニャ言語作家の作品像を明らかにする。

◆書評・記事情報◆
図書新聞(3434号2020年2月8日)

目次

序章 カタルーニャの歴史と言語
第一章  カタルーニャの女の「内‐歴史」――伝統に生きる女たち
第二章  自由獲得の戦い――ムンサラット・ロッチにおける内戦の位置付け
第三章  後退‐敗戦後のカタルーニャ
第四章  抵抗・挫折・解放――ムンサラット・ロッチ世代のカタルーニャ

著者プロフィール

保崎 典子  (ホザキ ノリコ)  (著/文

津田塾大学学芸学部英文学科卒業。フリーランスで英語の翻訳を手掛ける。
1996~7年、渡西。マドリード・コンプルテンセ大学でディプロマ取得。2007年、東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程地域文化専攻修了(学術博士)。
専門は、カタルーニャ語文学を含む、スペイン現代女性文学。
現在、法政大学ほか非常勤講師。
また、カタルーニャ友好親善協会やcasal català tokyoの会員として、カタルーニャ文化のさらなる普及を目指している。

上記内容は本書刊行時のものです。