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中国の夢
電脳社会主義の可能性
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年3月
- 書店発売日
- 2018年3月17日
- 登録日
- 2018年2月20日
- 最終更新日
- 2018年3月19日
紹介
中国の勃興と日本の危機
壮大な夢は実現できるか?
IT革命からET革命へ
シェアリングとスマホ決済の生活への浸透が、社会管理と人間関係に巨大な変化を及ぼし、そこで集積されたビッグデータが消費財の生産管理に活用され、さらには資源配分に及びつつある……。
中国は、オーウェルの危惧した超管理社会となるか、それとも人工知能(AI)の力を借りて「デジタル・リヴァイアサン」という怪物を飼い慣らし、官僚制を克服し人々の生活に奉仕させるもう一つの新しい可能性の実現に向かうのか?
だれも書かなかった現代中国論
『習近平の夢』(岡倉天心賞)に続く、待望の第二弾!
目次
はじめに――社会主義の初心を忘れず
第1章 中国を変え、世界を変えるEV車
――新社会階層が誕生しET革命を爆進する中国
第2章 「移行期の中国経済」の高度成長
第3章 習近平思想――電脳社会主義の舵手
第4章 チャイナセブンをめぐる大誤報
第5章 電脳社会主義の必然性――テクノファシズムをどう防ぐか
第6章 一帯一路が導く全方位外交
第7章 中国は非核統一朝鮮を望む
第8章 喉の小骨と化した尖閣紛争
おわりに――中国の勃興と日本の危機
前書きなど
21世紀の人類を救うのは新時代の社会主義なのか、それとも伝統的な福利国家なのか。それがいま問われている。中国であれ、米国であれ、あるいは日本であれ、ビッグデータが「神の見えざる手」のごとく、人々を支配する動きはすでに始まっている。学寮の一室「中国研究会」時代から「コンピュータなくして社会主義なし」と口角泡を飛ばしてきた著者は、かねて夢想していた「電脳社会主義」が隣国で日々現実になりつつあることを実感して本書を書いた。この隣国と巧みにつきあうことができなければ、日本に未来はない。
(本書「あとがき」より)
上記内容は本書刊行時のものです。