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筒井伸輔画集 筒井伸輔(著/文) - 求龍堂
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筒井伸輔画集 (ツツイシンスケガシュウ)

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発行:求龍堂
A4変型判
128ページ
定価 3,600円+税
ISBN
978-4-7630-2103-8   COPY
ISBN 13
9784763021038   COPY
ISBN 10h
4-7630-2103-6   COPY
ISBN 10
4763021036   COPY
出版者記号
7630   COPY
Cコード
C0071  
0:一般 0:単行本 71:絵画・彫刻
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年1月13日
最終更新日
2021年1月23日
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紹介

身のまわりで採集した虫をモチーフに、蝋を用いて表現を続けてきた画家である。

採集してきた虫を標本にし、それを顕微鏡で撮影して作ったフィルムを紙に投影し、作品を作り上げていく。

モチーフの形はそのままに、彩色した蝋を重ねていくと、平面のモチーフは立体的に見えてくる。

虫の存在を丁寧に積層に封じ込めていく作業は緻密で繊細。

彩色された虫は、別なものに生まれ変わったかのようだ。

地道に制作し続けてきた作品を、あるがままに見せる。

本書は非常にシンプルな画集だが、虫の存在の痕跡を封じ込めた世界は、見れば見るほど奥が深い。

本書の完成を見ずに、筒井伸輔はこの世を去った。

2019年4月に病が判明して以降、通院と治療をくり返しながらも、静かな情熱をもって最後まで作品をつくり続けた。

どんな画集にするか、本書の制作にも最後まで携わった。

本書は可能な限り筒井伸輔本人の意向に添った構成となっている。

ただただ純粋に作品を見せる、そういう思いが伝わる画集である。

取り扱い画廊であるミヅマアートギャラリーの全面協力で本書は刊行された。

父筒井康隆の著書『聖痕』が朝日新聞に連載されていた際の挿絵全238点も掲載。

画家筒井伸輔の生きた証がここにある。

著者プロフィール

筒井伸輔  (ツツイシンスケ)  (著/文

1968 8月21日、東京都生まれ 1992 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業 2020 2月24日、死去 個展 2020 ミヅマアートギャラリー(14、10、07、05、03、01、00、98、97、96、95) 2006 Disco 1997 海文堂ギャラリー 1995 モリスギャラリー(94) 1994 フタバ画廊(93) グループ展 2019 「Hopes & Dialogues in Rumah Kijang Mizuma」Mizuma Gallery(シンガポール) 2018 「筒井康隆展」世田谷文学館 2009 「November Steps -Susan Phillipsz & Gallery Artists-」ミヅマアートギャラリー 2008 「JAPAN NOW」Inter Alia(ソウル) 2002 「掌8」レントゲンヴェルケ 2001 「掌7」レントゲンクンストラウム 2000 「むし・虫・ワールド」群馬県立近代美術館 1997 「VOCA 展 ’97:現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館

上記内容は本書刊行時のものです。