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ディスカバリー社会心理学
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年10月20日
- 書店発売日
- 2024年10月11日
- 登録日
- 2024年8月9日
- 最終更新日
- 2024年11月17日
紹介
知的好奇心を満たし学びの面白さへといざなう,社会心理学の新定番テキスト。序章「社会心理学のトリセツ」と,「集団とまじわる」「人とかかわる」「内からとらえる」の3部から成る15の章で展開。公認心理師ブループリントのキーワードも取り入れつつ,基礎から最新の研究まで学生さんの関心をひきそうなトピックを満載。
目次
はじめに
序章 社会心理学のトリセツ
1節 心の捉え方
1.1 社会心理学とは
1.2 社会心理学を学ぶ意義
1.3 社会心理学の隣接領域
1.4 社会心理学の歴史と変遷
2節 心の調べ方
2.1 社会心理学での研究の考え方
2.2 実験法と調査法
2.3 実験法と調査法の比較
2.4 研究実施上の注意点
Ⅰ 集団とまじわる
1章 集団内のパフォーマンス
1節 集団とは
1.1 集団・集団規範
1.2 集団凝集性・役割
2節 社会的促進と社会的抑制
2.1 社会的促進と社会的抑制とは
2.2 社会的促進と社会的抑制の違い
3節 社会的手抜き
4節 リーダーシップ
4.1 社会的勢力
4.2 リーダーシップとは
4.3 リーダーシップ理論
2章 集団内での判断
1節 集団からの影響
1.1 同調
1.2 少数派の影響
1.3 権威と服従
1.4 没個性化
2節 集団意思決定
2.1 集団極性化
2.2 共有情報バイアス
2.3 多元的無知
2.4 集団浅慮(集団思考)
3節 社会的ジレンマ
3.1 社会的ジレンマとは
3.2 社会的ジレンマの解決
3章 集団間の関係
1節 社会的アイデンティティと自己カテゴリー化
2節 集団間葛藤と紛争
2.1 集団間葛藤と集団間紛争
2.2 パーソナリティ要因
2.3 状況要因
2.4 アイデンティティ要因
2.5 閉ざされた一般交換理論
3節 外集団への感情に対する集団間関係の影響
3.1 ステレオタイプ内容モデルと集団間情動理論
3.2 偏見の統合脅威理論
4節 集団間関係の改善
4.1 カテゴリーの変化および集団間接触
4.2 集団間援助
4章 文化
1節 文化とは何か
2節 文化の操作的定義
2.1 文化に対する説明次元的アプローチ
2.2 心理学の一般化問題に対する批判的アプローチ
2.3 文化に対する要因特定的アプローチ
3節 現代的な文化の問題
3.1 異文化間葛藤
3.2 異文化間適応
Ⅱ 人とかかわる
5章 対人コミュニケーション
1節 対人コミュニケーション
1.1 対人コミュニケーションとは
1.2 対人コミュニケーションのモデル
2節 目的に応じた対人コミュニケーション
2.1 対人コミュニケーションの機能
2.2 対人コミュニケーションの効用
3節 対人コミュニケーションにまつわるトラブル
3.1 誤解
3.2 CMC にまつわるトラブル
6章 対人関係の形成
1節 対人関係の形成過程
2節 対人魅力の規定因
2.1 外見的要因
2.2 人格的要因
2.3 関係的要因
2.4 生理的要因
2.5 状況的要因
7章 人間関係の維持
1節 人間関係のしくみ
1.1 何が交換されているか――資源円環モデル
1.2 人間関係のルール
1.3 依存状態にある社会的交換
1.4 代替関係と投資
2節 親密な人間関係の展開
2.1 勘定的な関係と感情的な関係
2.2 人間関係の成熟
2.3 恋愛関係
3節 親密関係の維持と崩壊
3.1 認知的関係維持方略
3.2 ポジティブ幻想は幻想で終わるのか
3.3 関係の破綻
4節 人間関係と健康
4.1 人間関係におけるストレス反応
4.2 対人ストレッサーに対する耐性
8章 援助とサポート
1節 他者のためになる行動
1.1 援助のしやすさに影響する要因
1.2 傍観者効果
1.3 援助のされやすさに関する要因
1.4 受け手の自律性を認める援助と認めない援助
2節 関わりが支える人の健康
2.1 ソーシャル・サポートの効果
2.2 知覚されたサポートと受け取ったサポートの違い
2.3 サポートの逆効果
2.4 ソーシャル・キャピタル
3節 アタッチメント理論
9章 攻撃と暴力
1節 攻撃の心理メカニズム
1.1 攻撃と攻撃性
1.2 攻撃の動機要因――社会的欲求を軸に
1.3 攻撃の感情的要因
1.4 攻撃の認知要因
1.5 パーソナリティ要因――ダーク・トライアド
1.6 統合的攻撃性モデル
2節 人間の暴力性――人類と戦争
2.1 古代遺跡が示す人間の暴力性
2.2 進化と暴力性
2.3 集団隷属のプロセス――人間の自己家畜化
Ⅲ 内からとらえる
10章 社会的認知のしくみ
1節 情報への注意と解釈
1.1 情報への注意
1.2 知識に基づく情報の解釈
2節 二重処理モデル
2.1 自動的処理と統制的処理
2.2 認知資源の影響
2.3 動機づけの影響
3節 印象形成のされ方
3.1 印象の評価軸
3.2 情報の呈示順序の効果
4節 感情が情報処理に与える影響
4.1 気分一致効果
4.2 気分が情報処理スタイルに与える影響
5節 社会的推論
5.1 利用可能性ヒューリスティック
5.2 代表性ヒューリスティック
5.3 係留と調整
5.4 ヒューリスティックの役割
11章 社会的認知におけるバイアス
1節 社会的認知の基本的な概念
1.1 カテゴリー化
1.2 内・外集団の区別
1.3 類似性と相違性の強調効果
1.4 カテゴリー認知に関わる錯覚と信念
1.5 ステレオタイプとは 175
1.6 ステレオタイプ内容モデルとBIAS マップ
2節 社会的認知の情報処理過程
2.1 情報処理の二重過程モデル
2.2 連続体モデル
2.3 原因帰属における自動性と統制性
3節 情報処理のバイアス
3.1 認知過程におけるバイアス
3.2 解釈過程におけるバイアス
4節 認知的バイアスの低減における問題
4.1 ステレオタイプの確証
4.2 ステレオタイプの自己成就
4.3 ステレオタイプ脅威
4.4 システム正当化動機
12章 態度
1節 態度の考え方
2節 態度に関する代表的な理論
2.1 バランス理論
2.2 認知的不協和理論
3節 態度の測定法
3.1 顕在的態度とその測定法
3.2 潜在的態度とその測定法
3.3 潜在的態度は「真の」態度なのか
13章 説得
1節 社会的場面で見られるさまざまな形の説得
2節 どうすれば説得できるのか――説得しやすさを左右する要因
2.1 誰が説得するか
2.2 何を説得メッセージに込めるか
2.3 説得への抵抗
3節 説得されるとどうなるか――説得メッセージの処理に影響する要因
3.1 メッセージ学習理論
3.2 精緻化見込みモデル
3.3 受け手の個人差と二過程理論の関係
14章 自己
1節 自己意識
1.1 客体的自覚理論
1.2 自己意識理論
1.3 自己意識と自己制御
2節 自己概念
2.1 自己スキーマ
2.2 作動的自己概念
2.3 自己複雑性
3節 自尊心と自己評価
3.1 特性自尊心と状態自尊心
3.2 自尊心の安定性
3.3 顕在的自尊心と潜在的自尊心
3.4 自己高揚
3.5 自尊心の機能に関する理論
4節 自己呈示
4.1 自己呈示の分類
4.2 セルフ・ハンディキャッピング
4.3 自己呈示の内在化
5節 自己開示
おわりに
引用文献
人名索引
事項索引
コラム1 再現性問題
コラム2 群衆から集団へ
コラム3 臨界質量
コラム4 SNSが集団と社会的アイデンティティを変える?
コラム5 よく生きることの意味
コラム6 コミュニケーション力を高める
コラム7 類似性と相補性
コラム8 「ケンカするほど仲がいい」って本当?
コラム9 組織への愛か,見栄か?―職場における無形の貢献
コラム10 社会的排斥と攻撃性
コラム11 対人認知と擬人化の心理学
コラム12 偏見は低減できるのか
コラム13 潜在的な態度は変わり得るか?
コラム14 説得の悪用から身を守る
コラム15 SNS利用と上方比較
版元から一言
■ 執筆者一覧(執筆順)
太幡直也(たばた なおや)編者,【序章】【コラム1】【はじめに】【おわりに】
山脇望美(やまわき のぞみ)【1章】【コラム2】
川嶋伸佳(かわしま のぶよし)【2章】【コラム3】
熊谷智博(くまがい ともひろ)【3章】【コラム4】
一言英文(ひとこと ひでふみ)【4章】【コラム5】
小川一美(おがわ かずみ)【5章】【コラム6】
今在景子(いまざい けいこ)【6章】【コラム7】
上原俊介(うえはら しゅんすけ)編者,【7章】【コラム8】【おわりに】
相馬敏彦(そうま としひこ)【8章】【コラム9】
大渕憲一(おおぶち けんいち)【9章】【コラム10】
橋本剛明(はしもと たかあき)【10章】【コラム11】
塚本早織(つかもと さおり)【11章】【コラム12】
稲垣 勉(いながき つとむ)【12章】【コラム13】
小森めぐみ(こもり めぐみ)【13章】【コラム14】
下田俊介(しもだ しゅんすけ)【14章】【コラム15】
上記内容は本書刊行時のものです。