書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
保育内容 健康[第3版]
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年7月20日
- 書店発売日
- 2022年7月25日
- 登録日
- 2022年5月27日
- 最終更新日
- 2022年7月22日
紹介
遊び空間の減少,少子化,育児の孤立化,メディアとの付き合い方等,子どもの健康や発達をめぐる課題は多様化している。こうした中,どのように子どもの豊かな心としなやかな身体を育て,社会化へ向け支援するか。領域「健康」について現代および将来を見すえた教育・保育を学び,考えるための必携テキスト。
目次
新版に向けて 編集委員のことば
はじめに
第1章 領域「健康」の目指すもの
1節――保育・教育の基本とは
1.保育・教育に共通する基本的理念
2.幼児期の保育・教育を行ううえで共通する事項
2節――保育所保育指針等における養護と領域「健康」のねらい
1.3歳未満児の保育の領域「健康」のねらいと内容
(保育所保育指針より)
2.3歳以上の教育に関する領域「健康」のねらいと内容
(幼稚園教育要領より)
3.幼保連携型認定こども園の保育・教育における留意点
第2章 乳幼児の健康
1節――健康の考え方と取り組みの推進
1.健康の定義
2.健康増進の推進と取り組み
2節――乳幼児の健康と現代の生活
1.子どもに現れた健康問題
2.メディア時代の子育て問題
3節――乳幼児の健康把握と保育者の役割
4節――乳幼児の健康をめぐる現代社会の問題
1.乳幼児突然死症候群(SIDS)
2.子ども虐待
第3章 乳幼児の発育発達の理解
1節――子どもの理解を深める発達観
1.発育発達の概念
2.個体発生と系統発生
3.ヒトの進化と運動機能の獲得過程
2節――胎児の発達と健康
1.胎生期の区分
2.胎児の発育と胎児発育に影響を及ぼす因子
3.胎児の発育評価
3節――乳幼児の体格の発育
1.身体発達
2.乳幼児の体格の発育
4節――乳幼児の生理機能の発達
1.体温
2.呼吸・循環器系
3.排泄
4.神経系
5.歯牙の発育
5節――新生児の原始反射
1.哺乳反射
2.把握反射(生後すぐから5~10か月まで)
3.バビンスキー反射(足底反射)(生後すぐから12か月ごろまで)
4.自動歩行反射(生後すぐから2か月まで)
5.モロー反射(生後すぐから4~5か月まで)
6.非対称性緊張性頸反射(生後すぐから4~5か月まで)
6節――運動機能の発達
1.運動の発達
2.基本動作の発達について
7節――心の発達と健康
1.マズローの欲求5段階説
2.情緒の分化
3.パーソナリティの発達
8節――人間関係・社会関係の発達と健康
1.非認知能力(社会情動的スキル)の育ちの重要性
2.大人(親・保育者)・友達との関係
3.運動遊びと社会性の発達(遊びの集団形成・ルール)
第4章 乳幼児の遊びの発達と健康
1節――乳幼児の遊びとは何か
2節――遊びの発達過程
1.心(認知)の側面
2.社会性の側面
3.身体の側面
3節――遊びを豊かにする保育者の役割
1.遊びをたしかなものにする基本的役割
2.遊びを豊かにする工夫
4節――伝承遊びの楽しさを伝えよう
1.伝承遊びとは
2.伝承遊びの現状
3.実践してみよう
第5章 幼児の体格・運動能力の現状と課題
1節――幼児の体格の発達
1.幼児の体格の現状と問題
2.幼児期の体格の評価
3.幼児の健やかな発育のための今日的課題
2節――幼児の運動能力の発達
1.幼児の運動能力の現状と問題
2.定量的運動能力の年代変化
3.幼児の運動能力の測定方法
4.幼児の運動能力の今日的課題とみちびき
第6章 幼児の生活スタイル
1節――幼児の生活スタイルの現状と問題点
1.はじめに
2.子どもの健康生活のための国内外の動向
3.幼児の生活実態
2節――幼児の生活習慣の自立
1.幼児期に求められる「自立」の育ち
2.「自立」を促す身体活動(遊び)
3.「遊び(身体活動)」を促す環境の工夫
4.「遊び(身体活動)」を促す遊びの伝承
5.「睡眠」を促す昼間の生活の改善
6.動いて「ヒト」になり,群れて「人間」になる
3節――食育の推進
1.保育現場の特性を生かした食育
2.食べ物への興味や関心,食の大切さの気づき
3.和食のよさの継承
4.家庭や地域との連携
第7章 保育現場での保健管理
1節――保育における保健の考え方
1.学校保健安全法
2.感染症とその対応
2節――保育所の保健管理
1.健康増進
2.疾病等への対応や予防
3.保育所の臨時休業
4.子どもへの保健指導の意義
5.保育現場における園外活動時の安全管理に関する留意事項
第8章 乳幼児の安全管理と安全教育
1節――乳幼児の事故
1.乳幼児の園内での死亡事故
2.家庭内における乳幼児の事故
2節――乳幼児の負傷
3節――乳幼児の固定遊具事故
1.固定遊具事故の状況
2.固定遊具事故の原因と要因
3.固定遊具の安全管理と安全教育
4節――交通安全と災害への備え(避難訓練)
1.交通安全指導
2.避難訓練
第9章 ファーストエイド・救命処置
1節――保育現場における手当ての基本
1.保育現場における傷病・事故の手当ての考え方
2.緊急性の判断と手当ての順序
3.手当ての基本
2節――ファーストエイド
1.創傷(すり傷・切り傷・刺し傷・かみ傷)・打撲
2.骨折・脱臼・捻挫
3.熱傷(やけど)
4.鼻出血
5.誤飲・誤嚥
3節――一次救命処置(BLS)
1.気道異物除去
2.アナフィラキシー
3.熱中症
4.心肺蘇生法(CPR)
4節――嘔吐物・排泄物の処理
1.ウイルス性胃腸炎の特徴
2.感染症が疑われる場合の適切な対応
3.患児への対応
第10章 心と体を育む運動遊びや体育行事
1節――保育の成果を公開する行事――運動会
1.行事のあり方
2.行事の目的と指導のポイント
2節――季節感のある運動遊びで育つ心と体
1.水遊び・プール遊びの意義やねらい
2.具体的な内容
3.水遊び・プール遊びの安全管理・健康管理
4.保育者の指導のポイント
3節――自然環境の中の運動遊びで育つ心と体
1.自然環境の中の運動遊びの意義やねらい
2.保育者の指導のポイント
4節――親子ふれあい遊びを通して育つ心と体
1.目的
2.具体的な活動と育つ姿
3.子育て支援での実践の紹介
4.保育者の指導のポイント
第11章 保育内容「健康」の計画と評価
1節――教育・保育における計画とは
1.計画の必要性
2.重視すべきこと
2節――園における計画
1.教育課程・全体的な計画
2.長期の指導計画(年・期・月,個人)
3.短期の指導計画(週・日)
4.学外実習における指導計画(日・部分)
3節――保育の評価
Column
1幼児期の身体表現
2乳幼児のスマホ使用
3子どもの接地足蹠面の形成と運動能力について
4「ほめる」ことの科学
5遊びが予防する子どもロコモ
6幼児の生活習慣の自立と支援
7外遊びが近視を防ぐ
8避難訓練で育つ子どもの姿
9保育者の過失?給食時の食物アレルギー事故
10乳幼児は熱中症弱者
11運動会で育つ子どもの姿
12インクルーシブ保育
引用・参考文献
索引
上記内容は本書刊行時のものです。