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子どもの権利との対話から学ぶ 保育内容総論 森 眞理(編著) - 北大路書房
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子どもの権利との対話から学ぶ 保育内容総論 (コドモノケンリトノタイワカラマナブ ホイクナイヨウソウロン)

教育
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発行:北大路書房
B5判
192ページ
並製
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7628-3190-4   COPY
ISBN 13
9784762831904   COPY
ISBN 10h
4-7628-3190-5   COPY
ISBN 10
4762831905   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年4月20日
書店発売日
登録日
2022年2月10日
最終更新日
2023年2月3日
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紹介

子どもの権利を保障する保育内容とは? この問いを軸に,多角的な視点から保育の面白さと奥深さを探究する。章の冒頭に設けた学習のポイント「MVP(Mission,Vision,Passion)」や章末の演習課題,ワークシートなど,学びを支える工夫が満載。重要資料に簡単にアクセスできるQRコード付き!

目次

はじめに
本書の特徴と使い方

序 章 保育内容総論への誘い
─子どもの権利との対話から学ぶ
第1節 保育内容総論を学ぶ意味と意義 
1.保育士養成課程における位置づけ 
2.保育内容で留意しておきたいこと:保育内容の意義 
第2節 子どもの権利を地軸として保育内容総論を学ぶ意味・意義 
1.子どもの主体性に思いを馳せること 
2.日本における子どもの尊重:「児童憲章」に学ぶ 
3.世界の視座で子どもの最善の利益の保障を考える:「子どもの権利条約」
 
第Ⅰ部 子どもに生きる保育の世界に出会う

第1章 生まれたときから子どもには権利がある
─保育内容総論の基本 
第1節 「子どもの権利」と出会い,理解する 
1.保育の根幹:子どもの権利=子どもの最善の利益を保障すること 
2.子どもの権利条約への理解:4つの原則と3つのP 
第2節 「子どもの権利条約」と4つの柱 
1.生きる権利 
2.育つ権利 
3.守られる権利
4.参加する権利 
第3節 保育内容の基本(考え方)と子どもの姿 
1.保育=日々の生活において育みたい資質・能力 
2.幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 17
第4節 子どもの権利と「聴き入ることの教育」との関係 

第2章 子どもの育ちに驚き,保育内容との関係性を学ぶ 
第1節 子どもからはじまる保育内容 
1.子どもの力を信頼する育ての心 
2.子どもに聴き入り理解しようとするまなざし 
3.子どもの発達や生活に即した保育内容 
4.遊びこみや探究につながる保育内容 
第2節 生きる力を育む保育内容 
1.子どもの主体性と保育の目標 
2.子どもと共に育ち学び続ける保育者の役割 
第3節 個と集団:認知主義から社会構成主義へ 
1.個の育ち理解から,周囲との関係性からの育ち理解へ 
2.差異を認め合い,育ち合う保育内容
 
第3章 子どもの遊びと保育内容の関係性 
第1節 遊びこそ学び 
1.「遊びこそ学び」の根本考察 
2.遊びと学びの関係性 
3.遊びと保育内容 
第2節 遊びをめぐる諸理論 
1.「人との関わり」を育む 
2.遊びをめぐる諸理論 
第3節 遊びを通しての総合的指導:保育者の役割 
1.成長,遊び,学びの新たな概念 
2.乳幼児の遊びを支える保育者の役割 
第4節 現代社会とこれからの遊びの展開 
1.現代社会に生きる子どもたちの遊びの展開 
2.これからの遊びを支える保育者の役割 

第4章 環境を通して行う保育を掘り下げる 
第1節 保育環境「ヒト」「モノ」「コト」とは? 
第2節 保育環境「ヒト」 
1.愛情深い保育とは? 
2.主体性を育む人的環境としての保育者 
第3節 保育環境「モノ」 
1.自然環境の重要性 
2.人工物のあり方 
第4節 保育環境「コト」 
1.保育環境としての生活 
2.保育環境としての文化 

第Ⅱ部 子どもが生きる保育の世界を探究する

第5章 子どもの生活から保育内容を考える
─保育内容の変遷と社会的背景 
第1節 幼児教育のはじまりの時期の保育内容 
1.幼児教育のはじまりと保育内容 
2.保育所保育のはじまりと保育内容 
第2節 子どもの生活・経験への関心と保育内容 
1.アメリカの児童中心主義からの影響 
2.幼稚園の大衆化 
3.保育要領(1948年)に見る「生活」「楽しい幼児の経験」 
4.小学校教育との連続性・一貫性と6領域:幼稚園教育要領(1956年・1964年) 
5.保育所保育指針(1965年) 
第3節 子どもの発達と生活経験を重視した保育内容 
1.6領域から5領域へ 
2.子ども一人ひとりの生活経験への着目 
3.子どもの生活への危機感と生きる力 
第4節 子どもの権利条約と新しい時代の保育・保育内容 
1.すべての子どもへの質の高い教育・保育の保障:2017年の同時改訂(改定) 
2.新しい時代の保育・保育内容:子どもの権利に基づいた保育実践 

第6章 乳児期(0,1,2歳児)の特性と保育内容
─総合的なとらえ方 
第1節 0,1,2歳児を取り巻く環境 
1.少子化の進行と保育所等の利用率 
2.養護と教育の一体化:0歳児からの教育とは 
第2節 0,1,2歳児の保育の特徴と大切にしたいこと 
1.すべてがはじめてのヒト・モノ・コトとの出会い 
2.保育における「養護」のとらえ方 
第3節 0,1,2歳児の保育内容 
1.3つの視点と5領域 
2.ヒト・モノ・コトとの応答的で深い関わり 
第4節 乳児期の生活と遊びの実際 
1.0歳児の生活と遊び 
2.1歳児の生活と遊び 
3.2歳児の生活と遊び 
第5節 計画・評価・省察 
1.個別計画が基本:一人ひとりの育ちを保障する 
2.ドキュメンテーションの活用 
3.保育者に求められること:子ども理解に向けて
 
第7章 幼児期(3,4,5歳児)の特性と保育内容
─総合的なとらえ方 
第1節 3,4,5歳児を取り巻く環境 
1.子育て支援の必要性と幼児教育の振興 
2.幼児教育の質の向上と小学校教育との円滑な接続 
第2節 3,4,5歳児の保育の特徴 
1.遊びを通して総合的に育む 
2.領域の相互関連性と保育内容の総合的なとらえ方 
3.生活の連続性 
4.発達と学びの連続性 
5.体験の多様性と関連性 
第3節 3,4,5歳児の保育内容 
1.幼児期の発達過程に即した保育の構想 
2.個と集団の育ち 
3.直接体験を重視 
第4節 幼児期の生活と遊びの実際 
1.3歳児の生活と遊び 
2.4歳児の生活と遊び 
3.5歳児の生活と遊び 
第5節 保育の質の向上を図るカリキュラム・マネジメント 
1.カリキュラム・マネジメントとは 
2.カリキュラム・マネジメントを支える記録と対話 

第8章 子どもの育ちと学びの可視化 
第1節 今を生きる子ども 
1.子どもを一人の人間としてとらえる 
2.“人生の始まりこそ力強く” 
3.文化の一員として成長する子どもの育ちと学び 
第2節 保育における観察と記録の意義 
1.保育を可視化する 
2.子どもの姿の共有 
第3節 評価の変容 
1.子ども理解に基づく評価 
2.プロセスの評価 
3.次につながる評価 

第Ⅲ部 子どもと生きる保育の世界の拡がりへ

第9章 保育内容の多様性 
第1節 多様化する保育ニーズ 
1.すべての家庭と子どものための支援を目指して 
2.延長保育(長時間保育) 
3.一時預かり 
第2節 多様性が尊重される保育 
1.多文化の尊重 
2.互いに尊重する心の育ち 
3.保護者への配慮 

第10章 すべての子どもがつながりの中で育つ保育
─インクルージョンの実現に向けて 
第1節 インクルージョンとは 
1.育ち合う保育:インテグレーションからインクルージョンへ 
2.生活の中で特別な配慮を必要とする子どもと,子どもの権利を守る保育 
第2節 生活上の困り感のある子どもへの保育 
1.障害のある子どもへの保育 
2.医療的ケアが必要な子どもへの保育 
3.病児保育 
第3節 インクルージョンの実現に向け,保育の場で大人もつながる 
1.生活上の困り感のある子どもを育てる保護者を,一人にしない 
2.みんなで育てる,育ち合う 

第11章 持続可能な社会をつくる乳幼児期の保育・教育 
第1節 地球の未来と求められる資質・能力 
1.21世紀の社会が求めるものとは 
2.OECDのEducation 2030プロジェクト 
第2節 人と地球の平和を希求する世界のパートナーシップ 
1.持続可能な開発・発展を目指して:SDGs 
2.保育におけるSDGs の取り組み 
3.持続可能な開発のための教育:ESD 
第3節 乳幼児期の保育・教育とESD 

第12章 保育内容の地平線
─世界との対話 
第1節 世界の保育内容を学ぶ意義 
1.子どもの権利の保障と保育=養護と教育の一体化 
2.OECDの動きから考える 
第2節 アメリカ 
1.変革・変容し続けるアメリカの乳幼児教育 
2.意味のあるやりとり: プロセスの可視化の実践 
第3節 イギリス(イングランド) 
1.EYFSと子どもの学び・育ち 
2.意味のあるやりとり: ラーニング・ダイアリー 
第4節 ニュージーランド 
1.乳幼児教育カリキュラム「テ・ファリキ(Te Whāriki)」 
2.「意味のあるやりとり」の可視化 
3.「意味のあるやりとり」の実践 
第5節 イタリアのレッジョ・エミリア市 
1.子どもの権利と子どもたちの100 の言葉 
2.プロジェッタツィオーネとドキュメンテーション 

終 章 子どもの権利を保障する保育者・保育内容 
第1節 子どもの権利を保障する保育者の働き 
1.「さながらの生活」の保障:倉橋惣三との対話から 
2.保育者の省察:津守真との対話から 
3.保育の自由:近藤幹生との対話から 
第2節 小学校との関係:連携・接続 
第3節 子どもの権利を保障する保育内容に向けて 

上記内容は本書刊行時のものです。