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プロジェクト発信型英語プログラム 山中 司(著) - 北大路書房
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プロジェクト発信型英語プログラム (プロジェクトハッシンガタエイゴプログラム) 自分軸を鍛える「教えない」教育 (ジブンジクヲキタエルオシエナイキョウイク)

教育
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発行:北大路書房
A5判
224ページ
並製
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-7628-3143-0   COPY
ISBN 13
9784762831430   COPY
ISBN 10h
4-7628-3143-3   COPY
ISBN 10
4762831433   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年2月20日
書店発売日
登録日
2020年12月23日
最終更新日
2022年10月31日
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紹介

AI翻訳や企業内研修が進展する中,大学英語教育の存在意義とは? 本書はコンテンツの提供から,生きる力を育む場の提供への変革を提唱。なかでも学生の主体性や発信力の促進とその評価,PBL形式でのライティング指導やICT活用について解説。10年にわたる実践をもとに,今後の教育改革の方向性や課題を示す。

目次

はじめに

第1章 今のままの英語教育ならもういらない
 1.1 教育観の世界的なパラダイム転換
  1.1.1 何を知っているかから何を創造できるかへ/1.1.2 大学英語教育への社会的要請と課題
 1.2 なぜ大学英語教育が機能しないのか?
  1.2.1 教室空間が「白け」から解放されない/1.2.2 英語学習のモチベーションが起こらない/1.2.3 自己肯定感が低く「できる」実感が湧かない

第2章 セルフプロモーション教育を英語教育が担う
 2.1 英語科目のリフレーミング
  2.1.1 コンテクストとしての英語科目の意義/2.1.2 コンテクスト創出のためのプロジェクト論/2.1.3 哲学としてのプロジェクト
 2.2 大学英語教員は「表現の専門家」へ
  2.2.1 コンテンツの放棄,コンテクストへの集中/2.2.2 コミュニケーションという普遍への着目/2.2.3 セルフプロモーションの支援という新機軸
 2.3 英語=ツール論を超えて
  2.3.1 日本の環境下で英語知識を血肉化させるには/2.3.2 英語教育におけるコンテンツとコンテクスト/2.3.3 自分英語のゴールカスタマイズという発想へ

第3章 教えない英語教育へ:「プロジェクト発信型英語プログラム」が目指してきたこと
 3.1 「自分事」を他者に発信することで自己を成長させるPEP
  3.1.1 自己の視点で捉えた問題を,他者と共有する/3.1.2 他者との関係を築き,自己の成長を求める
 3.2 シラバスの到達目標に見るプロジェクトの発展過程
  3.2.1 到達目標①プロジェクトの立ち上げと実施/3.2.2 到達目標②プロジェクトの掘り下げとリサーチ・スキルの涵養/3.2.3 到達目標③プロジェクトの成果の発信
 3.3 社会的自己の発達に見るプロジェクトの発展過程
 3.4 プロジェクトをどう評価するか
  3.4.1 従来型の評価シートには表れないプロジェクトの発展過程/3.4.2 プロジェクト発信型英語の評価モデル「PEP-R」の開発
 3.5 教員の役割と学生とのコラボレーション
  3.5.1 専門英語科目でのティーム・ティーチング/3.5.2 ティーム・ティーチングから学際的コラボレーションへ
3.6 Junior Project 2という実験劇場
  3.6.1 MIT OpenCourseWareの活用(2010~2013年度)/3.6.2 学生・教員・企業が同じ舞台に立つPEP Conferenceの開催(2013年度)/3.6.3 動画コンテンツを見て学ぶ側から発信する側へ(2014年~)/3.6.4 劇場はフィクションの現場ではない

第4章 教える英語教育との相克と和解:ライティング教育を例に
 4.1 英語ライティング指導の現状
 4.2 第二言語ライティング研究と理論
  4.2.1 ライティングに与える要因やライティングプロセスを見る研究/4.2.2 書き手を取り巻く環境をも対象とするポスト・プロセス研究
 4.3 第二言語ライティング指導と実践
  4.3.1 大学で行われているアカデミック・ライティング指導/4.3.2 プロジェクト発信型プログラム(PEP)のライティング指導
 4.4 ライティング教育が抱える問題点への考察
  4.4.1 「型」に入れる教育の是非について/4.4.2 フィードバックの効果と持続可能性について/4.4.3 ライティング教育とICT/4.4.4 剽窃にまつわる問題/4.4.5 ライティングの評価について/4.4.6 日本語の作文と英文を比較する必要性/4.4.7 中高大連携のライティング指導/4.4.8 これからのライティング教育と英語教師の役割

第5章 英語×ICT教育の可能性:CALLを超えたCILLという新たな地平
 5.1 CALLからCILLへ
  5.1.1 LLからCALLへ/5.1.2 WarschauerによるCALLの分類/5.1.3 統合的なCALLをめぐるWarschauerとBaxの対立/5.1.4 CALLの限界とCILLの提唱
 5.2 PEPに見る授業タスクとICTの関係性
  5.2.1 プログラム全体の構成/5.2.2 各授業の目標と成果物/5.2.3 アカデミック・フォーマットを採用する合理性
 5.3 PEP授業の内容と学生によるプロジェクトの事例
  5.3.1 P1の授業内容と事例/5.3.2 P4の授業内容と事例
 5.4 授業タスクの4類型とICTとの関連
  5.4.1 PEPに含まれる4つのアカデミック・スキル/5.4.2 リサーチ(Research)/5.4.3 オーサリング(Authoring)/5.4.4 コラボレーション(Collaboration)/5.4.5 アウトプット(Output)/5.4.6 本節のまとめ
 5.5 PEPの授業とICT活動
  5.5.1 P1におけるタスクとICT活動の結びつき/5.5.2 P4におけるタスクとICT活動の結びつき/5.5.3 ICT活動から見る教師の役割/5.5.4 CILLの定義
 5.6 コロナ対応に見るCILLの成立要件
  5.6.1 新型コロナウイルスへの立命館大学の対応/5.6.2 スムーズにオンライン授業に移行したPEP/5.6.3 CILLの要件①偏在性(ubiquity)/5.6.4 CILLの要件②合目的性(reasonability)/5.6.5 CILLの要件③変態性(transformability)

資料

文献

索引

上記内容は本書刊行時のものです。