教育AIが変える21世紀の学び
指導と学習の新たなかたち
原書: Artificial Intelligence in Education: Promises and Implications for Teaching and Learning
- ISBN
- 978-4-7628-3133-1
- Cコード
-
C1037
-
教養 単行本 教育
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年11月20日
- 書店発売日
- 2020年11月16日
- 登録日
- 2020年9月8日
- 最終更新日
- 2020年11月13日
書評掲載情報
2020-12-07 | 教育家庭新聞 第2182号 |
紹介
人工知能の発展は教育にどのような影響をもたらすのか。第1部では生徒が「何を」学ぶべきかという視点から,「コア概念」の重要性を提案。第2部では「どのように」教えるのかという視点で教育AIの多様な活用例を紹介し,今後の可能性や倫理的問題も詳しく論じる。新学習指導要領がめざす方向性を理解するのにも最適。
【本書の主な目次】
●第1部 生徒は何を学ぶべきか?:AIがカリキュラムに与える影響
1 教育の目的
2 基礎となる知識:生徒は何を学ぶ必要があるか?
3 コア概念の概要
4 必須のコンテンツの概要
5 意味づけとAIアルゴリズムの影響
6 コア概念
7 必須のコンテンツ
8 どのコンテンツを追加すべきか
9 どのコンテンツを削除すべきか
10 実際上の考慮事項
11 結論
●第2部 どのように?:指導と学習にAIがもたらす可能性と影響
1 教育におけるAI
2 AIの背景
3 AIの技術と用語
4 AIは教育でどのように機能するか
― 教育におけるAIの活用 ―
5 知的学習支援システム
6 対話型学習支援システム
7 探索型学習環境
8 自動ライティング評価
9 他にどのようなAIEDがあるのか?
10 他にできることは何か?
11 教育におけるAI:暫定的なまとめ
目次
目次
編訳者はしがき
"Artificial Intelligence in Education(教育AIが変える21世紀の学び)"への賛辞
謝辞
はじめに―背景
第1部 生徒は何を学ぶべきか?:AIがカリキュラムに与える影響
1 教育の目的
2 基礎となる知識:生徒は何を学ぶ必要があるか?
3 コア概念の概要
4 必須のコンテンツの概要
5 意味づけとAIアルゴリズムの影響
5.1雇用可能性
5.2拡張知能
5.3教育への示唆と生徒が学ぶべきこと
5.4 意味の重要性
5.5 直観
5.6 有意義さ:知識を動員する
5.7 概念の道具箱をつくる
5.8 転移:学習した知識を新しい状況で使う
5.9 意味の領域
5.10 問題のある知識
5.11 最適化
6 コア概念
6.1 最も重要なことは何か?
6.2 「知っている」と「できる」
6.3 重要な知識枠組み
6.4 ツールとしての概念指標
6.5 構造のレベル
6.6 概念によるコンテンツの体系化
6.7 コンテンツの構造
7 必須のコンテンツ
7.1 何でも検索できるなら,なぜ何でも学ぶのか?
7.2 ダニング=クルーガー効果を避ける
7.3 日常生活で使うスピード,流暢さ,自動性
7.4 社会的に共有された背景知識
7.5 より複雑な概念に必要である
7.6 コア概念の基質となるコンテンツ
7.7 コンピテンシーの基質となる知識
7.8 現代的な知識
8 どのコンテンツを追加すべきか
8.1 テクノロジーとエンジニアリング
8.2 メディア
8.3 企業家精神とビジネス
8.4 個人ファイナンス
8.5 ウェルネス
8.6 社会科学
9 どのコンテンツを削除すべきか
9.1 学問分野によらない構造
9.2 カリキュラムの設計に学際的テーマを組み込む
9.3 学問分野の変化
10 実際上の考慮事項
10.1 意思決定
11 結論
第2部 どのように?:指導と学習にAIがもたらす可能性と影響
1 教育におけるAI
2 AIの背景
3 AIの技術と用語
3.1 アルゴリズム
3.2 機械学習
3.3 教師あり学習
3.4 教師なし学習
3.5 強化学習
3.6 人工ニューラルネットワーク
4 AIは教育でどのように機能するか
4.1 教育におけるAIの歴史
4.2 適応学習
4.3 コンピュータ支援教育
4.4 AIとCAI
― 教育におけるAIの活用 ―
5 知的学習支援システム
5.1 領域モデル
5.2 指導モデル
5.3 学習者モデル
5.4 典型的なITSのアーキテクチャ
5.5 ITSの効果を評価する
5.6 Mathia
5.7 Assistments
5.8 alta
5.9 さらなる例
6 対話型学習支援システム
6.1 CIRCSIM
6.2 Auto Tutor
6.3 Watson Tutor
7 探索型学習環境
7.1 Fractions Lab
7.2 Betty’s Brain
7.3 Crystal Island
7.4 ECHOES
7.5 まとめ
8 自動ライティング評価
8.1 PEG
8.2 Intelligent Essay Assessor
8.3 WriteToLearn
8.4 e-Rater
8.5 Revision Assistant
8.6 OpenEssayist
8.7 AIによる採点
9 他にどのようなAIEDがあるのか?
9.1 ITSプラス:ALT School,ALP,Lumilo
9.2 言語学習:BabbelとDuolingo
9.3 チャットボット:Ada とFreudbot
9.4拡張現実と仮想現実
9.5 学習ネットワーク編成器:Third Space Learning とSmart Learning Partner
10 他にできることは何か?
10.1 協働学習
10.2 生徒フォーラムのモニタリング
10.3 継続的な評価
10.4 AIによる学習コンパニオン
10.5 AIティーチングアシスタント
10.6 学習科学を発展させる研究ツールとしてのAIED
11 教育におけるAI:暫定的なまとめ
12 教育におけるAIの社会的影響
12.1 AIEDテクノロジーが教室に与える影響
12.2 AIEDの倫理
補足1
A1-1 トピックと概念のつながり
A1-2 コンテンツの進化
A1-3 分野横断的なテーマ
補足2
A2-1 AIとは何か?
A2-2 今日のAI
A2-3 AIの技術
A2-4 AIの技術と専門用語
CCRについて
教育のスタンダードを再設計する
当センターの基本理念
「何を」にフォーカスする
当センターの業務
著者について
付論:人工知能と教育人材の養成
はじめに
なぜ教育人材の育成なのか
教育人材育成のストラテジー
教育人材は「生身の人間」である必要があるのか
索引
版元から一言
【訳者・執筆者一覧(所属等は書籍発刊当時)】
関口 貴裕 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科 教授 編訳者,補足1
細川 太輔 東京学芸大学大学院教育実践創成講座 准教授 はじめに,第1部1~4
犬塚 美輪 東京学芸大学教育学部教育心理学講座 准教授 第1部5
中野 幸夫 東京学芸大学教育学部広域自然科学講座 准教授 第1部6~7
萬羽 郁子 東京学芸大学教育学部生活科学講座 准教授 第1部8~11
遠藤 太一郎 東京学芸大学大学院教育学研究科 准教授/株式会社エクサウィザーズ AI技術統括 第2部1~3
森本 康彦 東京学芸大学ICTセンター 教授 第2部4,第2部8
佐藤 耕平 東京学芸大学教育学部健康・スポーツ科学講座 准教授 第2部5
加藤 直樹 東京学芸大学ICTセンター 准教授 第2部6~7
櫨山 淳雄 東京学芸大学教育学部技術・情報科学講座 教授 第2部9
奥村 基生 東京学芸大学教育学部健康・スポーツ科学講座 准教授 第2部10
小宮山 利恵子 東京学芸大学大学院教育学研究科 准教授/スタディサプリ教育AI研究所 所長 第2部11~12
栗原 恒弥 東京学芸大学大学院教育学研究科 教授/株式会社日立製作所 補足2 A2-1,A2-2
新海 宏成 東京学芸大学教育学部健康・スポーツ科学講座 准教授 補足2 A2-3,A2-4
松田 恵示 東京学芸大学 理事・副学長/健康・スポーツ科学講座 教授 付論