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精神科臨床とリカバリー支援のための認知リハビリテーション 松井 三枝(編著) - 北大路書房
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精神科臨床とリカバリー支援のための認知リハビリテーション 統合失調症を中心に

発行:北大路書房
A5判
196ページ
並製
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-7628-3113-3
Cコード
C3011
専門 単行本 心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年7月20日
書店発売日
登録日
2020年6月10日
最終更新日
2020年7月31日
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紹介

統合失調症の治療は従来薬物療法が主体であったが,患者自身が能動的にリカバリーを目指せるような援助パラダイムへと変化してきている。社会復帰や生活機能に大きな影響を及ぼす注意,記憶,遂行機能等の種々の認知機能改善を目的とした,認知矯正療法,メタ認知トレーニング他,認知リハビリテーションの各種技法を紹介。

【主な目次】
第1章 統合失調症の認知機能障害と認知リハビリテーション
第2章 前頭葉・実行機能プログラム ― FEP
第3章 代償的認知トレーニング ― CCT
第4章 認知矯正療法 ― NEAR
第5章 就労支援に特化した認知機能リハビリテーション ― VCAT-J
第6章 社会認知ならびに対人関係のトレーニング ― SCIT
第7章 メタ認知トレーニング ― MCT
第8章 統合失調症のための認知機能改善療法の動向― 北アメリカにおけるCRT

目次

はしがき

第1章 統合失調症の認知機能障害と認知リハビリテーション

 1 節 はじめに
 2 節 統合失調症の認知機能障害
 3 節 認知機能改善療法
   1.定義と効果研究
   2.認知機能改善療法の種類
   3.認知機能改善療法についての白書
 4 節 まとめと今後の課題


第2章 前頭葉・実行機能プログラム ― FEP

 1 節 FEP の概要
   1.開発の背景
   2.アプローチの特徴
 2 節 方法
   1.治療構造,使用道具,頻度・期間
   2.内容・認知領域
   3.使用される技法
   4.セラピストの条件
   5.適用対象者
 3 節 効果について
   1.欧米での報告とわが国での取り組みと現状
   2.神経心理学的アセスメントの役割


第3章 代償的認知トレーニング ― CCT

 1 節 CCT の理論と概要
   1.開発の背景
   2.理論的特徴
   3.CCT 日本語版における修正点
 2 節 方法
   1.治療構造
   2.介入頻度・期間
   3.使用道具
   4.内容・認知領域
   5.セラピストの条件
   6.適用対象者
 3 節 効果について
   1.欧米での報告
   2.わが国での取り組みと現状
 

第4章 認知矯正療法 ― NEAR
 
 1 節 NEAR の理論と概要
   1.開発の背景
   2.影響を受けた理論
 2 節 方法
   1.治療構造
   2.セラピストの条件
   3.適用対象者
   4.頻度・期間
   5.インテーク
   6.使用道具
   7.内容・認知領域
   8.言語グループ
   9.介入テクニック
 3 節 効果について
   1.効果研究の傾向
   2.効果を高める要因

第5章 就労支援に特化した認知機能リハビリテーション ― VCAT-J
 
 1 節 VCAT-J の理論と概要
   1.考え方,理論,開発までの経緯
      :統合失調症を持つ人の認知機能障害と就労転帰
   2.認知機能リハビリテーションと就労支援の組み合わせによる支援
   3.アプローチの特徴
 2 節 方法
   1.治療構造と実施の流れ
   2.頻度・期間
   3.使用道具
   4.内容・認知領域
   5.セラピストの条件
   6.適用対象者
 3 節 効果について
   1.欧米での報告
   2.わが国での取り組み
   3.事例紹介
   4.まとめ

第6章 社会認知ならびに対人関係のトレーニング ― SCIT
 1 節 SCIT の理論と概要
   1.考え方,理論,開発までの経緯
   2.アプローチの特徴
 2 節 方法
   1.適用対象者
   2.治療構造
   3.セラピストの条件
   4.頻度・期間
   5.各段階の概要と目標
   6.使用道具と技法
   7.内容・認知領域
 3 節 効果について
   1.欧米での報告
   2.おわりに

第7章 メタ認知トレーニング ― MCT
 1 節 MCT の概要
   1.開発の背景
   2.MCT の目的
 2 節 方法
   1.入手法とMCT ファミリー
   2.適用対象者
   3.治療構造と頻度・期間
   4.使用道具
   5.各モジュールの基本要素
   6.セラピストの条件
   7.内容・認知領域
   8.MCT を適用してリカバリーを支えた事例
 3 節 効果について
   1.MCT のエビデンスの現状
   2.わが国での取り組みと現状

第8章 統合失調症のための認知機能改善療法の動向
      ― 北アメリカにおけるCRT
 1 節 1990 年代の北アメリカにおける認知機能改善療法の定義と理論的根拠
 2 節 北アメリカにおける認知機能改善療法の初期の研究
 3 節 北アメリカにおける認知機能改善療法トレーニングの現在のモデル
   1.ボトムアップ・アプローチ
   2.神経心理学的アプローチ
   3.動機づけに基づくアプローチ
   4.代償的アプローチ
   5.混合プログラム
 4 節 認知機能改善の説明要因
 5 節 要約と結論


 文献
 人名索引
 事項索引

著者プロフィール

松井 三枝  (マツイ ミエ)  (編著

松井 三枝(まつい・みえ)
金沢大学国際基幹教育院臨床認知科学教授 博士(医学)
1984 年 金沢大学文学部行動科学科卒業
1987 年 富山医科薬科大学医学部精神神経医学教室入局
1988 年 富山医科薬科大学医学部精神神経医学教室助手
1995 年 米国ペンシルバニア大学医学部精神医学教室(Brain-Behavior Laboratory)
に文部省在外研究員(Postdoctoral fellow)として留学 博士(医学,富山医
科薬科大学)取得
1997 年 富山医科薬科大学医学部心理学教室助教授
富山医科薬科大学(富山大学)附属病院神経科精神科(神経心理外来)兼務
2005 年 富山大学医学部心理学助教授(大学統合により大学名が変更,職務は同じ)
2007 年 富山大学大学院医学薬学研究部(医学)心理学准教授
2016 年 金沢大学国際基幹教育院,大学院人間社会環境研究科修士課程,大学院医薬
保健学総合研究科博士課程教授
◆ 主 著
『社会脳から心を探る』(共著) 公益財団法人日本学術協力財団,2020 年
『病気のひとのこころ― 医療のなかでの心理学』(共著) 誠信書房,2018 年
『発達科学ハンドブック4 発達の基盤―身体,認知,情動』(共著) 新曜社,2012 年
『精神医学キーワード事典』(共著) 中山書店,2011 年
『精神疾患と認知機能』(共著) 新興医学出版社,2009 年
『専門医のための精神科リュミエール10 注意障害』(共著) 中山書店,2009 年
『医療心理学を学ぶ人のために』(共著) 世界思想社,2009 年

上記内容は本書刊行時のものです。