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ナラティヴ・セラピーのダイアログ 国重 浩一(編著) - 北大路書房
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ナラティヴ・セラピーのダイアログ 他者と紡ぐ治療的会話,その〈言語〉を求めて

発行:北大路書房
A5判
408ページ
並製
定価 3,600円+税
ISBN
978-4-7628-3095-2
Cコード
C3011
専門 単行本 心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年2月20日
書店発売日
登録日
2019年12月11日
最終更新日
2020年2月12日
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紹介

カウンセリングの鍵は,会話そのものである。日本人の熟練ナラティヴ・セラピストによる4つのデモンストレーションの逐語録を,最初から最後まで,全編収録。各々の対話について,対人援助者の3人(計11名)が,さまざまな視点で読み解いていく。更には「クライエント体験」の視点からもカウンセリングの実際を振り返る。硬直した支配的な言説に抗して,治療的会話の多様性と可能性を探る。


【主な目次】

はじめに 国重浩一
 相手についてではなく、会話のやりとりについて語ること
 本書内のダイアログとそれをめぐる語りについて

ダイアログ1 自分に向かう「八つ当たり」
 さくらさんとのダイアログをめぐって1 奥野 光
 さくらさんとのダイアログをめぐって2 横山克貴
 さくらさんとのダイアログをめぐって3 綾城初穂
 クライエント体験をしてみて さくらさん

ダイアログ2 あなたが自分で手を伸ばして、掴もうとしているものを、一緒に探す私

 みどりさんとのダイアログをめぐって1 浅野衣子
 みどりさんとのダイアログをめぐって2 平木典子
 みどりさんとのダイアログをめぐって3 能智正博
 クライエント体験をしてみて みどりさん

ダイアログ3 真珠を育てる
 鈴木さんとのダイアログをめぐって1 大串 綾
 鈴木さんとのダイアログをめぐって2 木場律志
 鈴木さんとのダイアログをめぐって3 白坂葉子
 クライエント体験をしてみて 鈴木さん

ダイアログ4 対等な関係へ
 さつきさんとのダイアログをめぐって1 安達映子
 さつきさんとのダイアログをめぐって2 坂本真佐哉
 さつきさんとのダイアログをめぐって3 横山克貴
 クライエント体験をしてみて さつきさん

ナラティヴ・セラピーについて 横山克貴

おわりに 国重浩一

目次

 はじめに 国重浩一

相手についてではなく、会話のやりとりについて語ること
本書内のダイアログとそれをめぐる語りについて

 ダイアログ1 自分に向かう「八つ当たり」

さくらさんとのダイアログをめぐって1 奥野 光
さくらさんとのダイアログをめぐって2 横山克貴
さくらさんとのダイアログをめぐって3 綾城初穂
クライエント体験をしてみて さくらさん

 ダイアログ2 あなたが自分で手を伸ばして、掴もうとしているものを、
一緒に探す私

みどりさんとのダイアログをめぐって1 浅野衣子
みどりさんとのダイアログをめぐって2 平木典子
みどりさんとのダイアログをめぐって3 能智正博
クライエント体験をしてみて みどりさん

 ダイアログ3 真珠を育てる

鈴木さんとのダイアログをめぐって1 大串 綾
鈴木さんとのダイアログをめぐって2 木場律志
鈴木さんとのダイアログをめぐって3 白坂葉子
クライエント体験をしてみて 鈴木さん

 ダイアログ4 対等な関係へ

さつきさんとのダイアログをめぐって1 安達映子
さつきさんとのダイアログをめぐって2 坂本真佐哉
さつきさんとのダイアログをめぐって3 横山克貴
クライエント体験をしてみて さつきさん

 ナラティヴ・セラピーについて 横山克貴

ナラティヴ・セラピーについて書くために
ナラティヴ・セラピーの誘う世界――「私たちは物語を生きている」
多様な物語がそこにある
〈問題〉にはまらないこと
〈問題解決〉にはまらないこと
事件記者の冷めた関与
オルタナティヴ・ストーリーの切れ端を見つけたら
〈行き先の定まっていない旅〉に臨む姿勢
結び――〈会話の展開〉を知っていくということについて

 おわりに 国重浩一

 引用・参考文献
 索引

前書きなど

 ……ワークが学びにつながるということが理解できたと同時に、本書で取り組みたいと思っている、重要な要素について気づいたのです。それは、カウンセリングの対話をどのように読みほどき、どのように理解していくかについての言語が十分に発達していないということです。それは、それぞれの個人が有する言語が発達していないという意味ではなく、この業界内で利用できる言語が未成熟だということです。
 どういうことかというと、心理療法の文脈で支配的になっているロールモデルとの差異や有無という視点から語ることができるものの、ロールモデルが提示するキーワードから離れて、あるいは超えて、会話のやりとりを理解するのがなかなか難しそうだということに気づいたのです。……(本書「はじめに」より)

版元から一言

【執筆者一覧】 *は編著者
・国重浩一*(一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センター/ダイバーシティ カウンセリング ニュージーランド)―― はじめに、おわりに、ダイアログ提供
・横山克貴*(一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センター/東京大学大学院教育学研究科)――ダイアログ1の解説②、ダイアログ4の解説③、補章
・奥野 光 (二松学舎大学学生相談室)――ダイアログ1の解説①
・綾城初穂 (駒沢女子大学人間総合学群心理学類)――ダイアログ1の解説③
・浅野衣子 (株式会社キャリア開発サポーターズ)――ダイアログ2の解説①
・平木典子 (統合的心理療法研究所[IPI])――ダイアログ2の解説②
・能智正博 (東京大学大学院教育学研究科)――ダイアログ2の解説③
・小倉泰憲  (山形大学理学部)―― ダイアログ3の提供(クライエント)
・大串 綾 (吹田市教育センター)―― ダイアログ3の解説①
・木場律志 (神戸松蔭女子学院大学人間科学部)――ダイアログ3の解説②
・白坂葉子 (一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センター/医療法人 誠心会神奈川病院)―― ダイアログ3の解説③
・安達映子 (立正大学社会福祉学部―― ダイアログ4の解説①
・坂本真佐哉(神戸松蔭女子学院大学人間科学部)―― ダイアログ4の解説②

著者プロフィール

国重 浩一  (クニシゲ コウイチ)  (編著

国重 浩一(くにしげ・こういち)
 1964年、東京都墨田区生まれ。ニュージーランド、ワイカト大学カウンセリング大学院修了。日本臨床心理士、ニュージーランド、カウンセラー協会員。鹿児島県スクールカウンセラー、東日本大震災時の宮城県緊急派遣力ウンセラーなどを経て、2013年からニュージーランドに在住。
 同年に移民や難民に対する心理援助を提供するための現地NPO法人ダイバーシティ・カウンセリング・ニュージーランドを立ち上げる。2019年には東京に一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センターの立ち上げに参加。
 著書に、『ナラティヴ・セラピーの会話術』(金子書房)、『震災被災地で心理援助職に何ができるのか?』(編著、ratik)、『どもる子どもとの対話』(共著、金子書房)。訳書に、モンクほか(編)『ナラティヴ・アプローチの理論から実践まで』、ウィンズ
レイドとモンク(著)『ナラティヴ・メデイエーション』、ホーキンズとショエット(著)『心理援助職のためのスーパービジョン』(ともに共訳、北大路書房)など。

横山 克貴  (ヨコヤマ カツキ)  (編著

横山 克貴(よこやま・かつき)
 1990年、神奈川県相模原市生まれ。2015年、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。臨床心理士。一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センター所属カウンセラー。
 現在、東京大学大学院教育学研究科博士課程に所属。2018年、ナラティヴ・セラピーを学ぶために、ニュージーランドのワイカト大学に客員研究生として1年間留学。2019年、東京で一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センターの立ち上げに参加。

奥野 光  (オクノ ヒカル)  (

奥野 光(おくの・ひかる)
二松学舎大学学生相談室

綾城 初穂  (アヤシロ ハツホ)  (

綾城 初穂(あやしろ・はつほ)
駒沢女子大学人間総合学群心理学類

浅野 衣子  (アサノ キヌコ)  (

浅野 衣子(あさの・きぬこ)
株式会社キャリア開発サポーターズ

平木 典子  (ヒラキ ノリコ)  (

平木 典子(ひらき・のりこ)
統合的心理療法研究所[IPI]

能智 正博  (ノウチ マサヒロ)  (

能智 正博(のうち・まさひろ)
東京大学大学院教育学研究科

大串 綾  (オオグシ アヤ)  (

大串 綾(おおぐし・あや)
吹田市教育センター

木場 律志  (キバ タダシ)  (

木場 律志(きば・ただし)
神戸松蔭女子学院大学人間科学部

白坂 葉子  (シラサカ ヨウコ)  (

白坂 葉子(しらさか・ようこ)
一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センター/医療法人 誠心会神奈川病院

安達 映子  (アダチ エイコ)  (

安達 映子(あだち・えいこ)
立正大学社会福祉学部

坂本 真佐哉  (サカモト マサヤ)  (

坂本 真佐哉(さかもと・まさや)
神戸松蔭女子学院大学人間科学部

小倉 泰憲  (オグラ ヤスノリ)  (

小倉 泰憲(おぐら・やすのり)
山形大学理学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。