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パワフル・ラーニング
社会に開かれた学びと理解をつくる
原書: Powerful Learning: How Can We Teach for Meaningful Learning ?
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年5月
- 書店発売日
- 2017年5月26日
- 登録日
- 2017年3月31日
- 最終更新日
- 2017年5月24日
書評掲載情報
2017-11-27 |
日本教育新聞
評者: 関根 正明氏(元山形大学講師) |
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紹介
表層的で形骸化されたアクティブ・ラーニングを超えて
テクノロジの変化による「知識爆発」の時代,主体的・対話的で深い学びのために,基礎技能や事実の記憶という受動的で機械的な学習ではなく,批判的思考,知識の転移・活用,問題解決といったパワフル・ラーニングが必要となってくる。それに対応するためにどのような授業デザインをすべきかについて,PBL学習,協同学習,パフォーマンス評価で詳説。さらにはリテラシー,算数・数学,理科の3領域における指導方略を具体的に紹介。いかに児童・生徒が「柔軟な問題解決者」になれるかについての知見を伝える。
◆主な目次
イントロダクション――理解を目指した教授と学習
第1章 意味ある学習のために私たちはいかに教えることができるか
第2章 理解を目指した読解とは
第3章 理解を目指した算数・数学
第4章 理解を目指した理科の授業
第5章 結論――理解を促す学校を創造する
◆訳者一覧(執筆順)
深見 俊崇(島根大学教育学部) 1章,2章,全体編訳
廣瀬 真琴(鹿児島大学学術研究院法文教育学域) 2章
御園 真史(島根大学教育学部) 3章
坂本 將暢(愛知工業大学基礎教育センター) 4章
益川 弘如(聖心女子大学文学部) 5章,巻末資料
杉山 元洋(静岡大学大学院教育学研究科) 5章,巻末資料
目次
目 次
編訳者はじめに
序 文
イントロダクション――理解を目指した教授と学習
第1章 意味ある学習のために私たちはいかに教えることができるか
21世紀型スキルを支援するための探究型学習の必要性
探究ベースの学習
探究ベースの学習に関する歴史的観点
協働的な小グループ学習――エビデンスとベストプラクティス
探究的な学習アプローチの研究
探究的な学習アプローチの課題
結 論
【ケース】
上手くいくグループとそうでないグループ
デザイン原理によって導かれる探究的な学習の成功例
プレイハウスのデザインモデルの最終プレゼンテーション
【コラム】
プロジェクト・ベース学習を学区ベースで実践する
遠征学習
明日のエンジニア――ロボットをつくって競争しよう
ビルド・サンフランシスコ研究所――生徒を市民教育に没頭させる
第2章 理解を目指した読解とは
テキストと相互作用する際に読者が果たす役割
マインドフル・エンゲージメントの発達
テキストに関する豊かな話し合い
総合的な指導
結 論
【ケース】
読解,作文,そして科学への総合的なアプローチ
【コラム】
リテラシーへの焦点化
ジオ・リテラシー――没入型で横断的な学習
第3章 理解を目指した算数・数学
あるイメージ
小史――機械的学習がもたらすものと改革の背景
理解を目指した算数・数学を実現するための問題
結 論
【ケース】
異なるパフォーマンスレベルにある児童・生徒のニーズを合わせる
高度なスタンダードとあらゆる生徒の説明責任
【コラム】
小学校レベルでの算数への没入
教室における「実生活」の経験
第4章 理解を目指した理科の授業
科学を理解すること――物事がいま起きている場所
科学を理解するとはどういうことか?
科学を理解することの課題
結 論
【ケース】
理解を形成する場としての理科の授業
概念的理解の発展
概念的理解を促すための科学のディスコースや調査の促進
【コラム】
データ収集者としての児童
体験の科学
第5章 結 論――理解を促す学校を創造する
理解を目指した授業の原則
政策的文脈
巻末資料
文 献
人名索引
事項索引
編訳者おわりに――本書を踏まえた今後の教育を考える
上記内容は本書刊行時のものです。