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アクティブラーニングのための心理学
教室実践を支える構成主義と社会的学習理論
原書: Psychology for the Classroom: Constructivism and Social Learning
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年3月
- 書店発売日
- 2017年3月23日
- 登録日
- 2017年2月10日
- 最終更新日
- 2017年3月24日
紹介
現場の教師に向けて,教室の中で,「主体的な学び手」を育てるための理論と技法を分りやすく紹介。ピアジェやヴィゴツキー,ブルーナー,バンデューラらの理論的エッセンスを背景に,「学習者間でモニターしあった共同作業が学習者にとっていかに効果的な学習環境をつくることになるのか」を事例研究や授業風景を交えて解説する。アクティブラーニングをもう一歩「深く」理解したい人に最適な心理学入門書。
◆主なもくじ
1章 序論
・構成主義的動向序説
・構成主義的学習理論の黎明期
・学習理論への社会的構成主義アプローチの概観
・社会的構成主義の考え方と初期の提起者
・ピアジェの発生的認識論1: シェマ
・ピアジェの発生的認識論2: 同化, 調節, 均衡化
・ヴィゴツキーの社会的学習理論
・ブルーナーの学習理論
・バンデューラの社会的認知理論
・状況学習論
2章 研究:現在, 最近, 過去の実践から得られたエビデンス
・教室での成績と社会的相互作用
・学習の社会・情動的側面(SEAL)
・教室での共同作業と協同作業
・コンピュータを用いた社会的学習環境
・社会的に構成された教室
3章 理論:社会的構成主義と社会的学習理論からの教訓
・社会的相互作用, 思考, 絡み合い
・原理と段階
・足場かけ:計画的な足場, 思いつきの足場
・モデリングと発話思考
・社会的構成主義の原理の拡張
4章 教授法:実践に導く規則・原理・理論
・構成主義理論での教授法の特徴
・学習の準備ができている, ということ
・構造化, 順序化, 選択肢の設定
・認知的徒弟制
・社会的相互作用と教室での談話
・社会的相互作用を通して個人を支援する
5章 授業方略
構成主義的な教師の授業方略
(1)先行知識を活性化させる
(2)コンピュータを介した協同作業をさせる
(3)ペアでの作業をさせる
(4)大人が教え方を学ぶ(正統的周辺参加の大切さ)
(5)協同して学ぶ
(6)カリキュラムを横断して協同する
(7)ペアでゲームを製作する
(8)共同して誤った結論に至る
目次
まえがき
謝辞
1章 序論
構成主義的動向序説
構成主義的学習理論の黎明期
学習理論への社会的構成主義アプローチの概観
<用語解説1>
社会的構成主義の考え方と初期の提起者
ピアジェの発生的認識論1: シェマ
ピアジェの発生的認識論2: 同化, 調節, 均衡化
ヴィゴツキーの社会的学習理論
ブルーナーの学習理論
バンデューラの社会的認知理論
状況学習論
<用語解説2>
要約
発展課題
2章 研究:現在, 最近, 過去の実践から得られたエビデンス
教室での成績と社会的相互作用
学習の社会・情動的側面(SEAL)
教室での共同作業と協同作業
コンピュータを用いた社会的学習環境
社会的に構成された教室
要約
発展課題
3章 理論:社会的構成主義と社会的学習理論からの教訓
社会的相互作用, 思考, 絡み合い
原理と段階
足場かけ:計画的な足場, 思いつきの足場
モデリングと発話思考
社会的構成主義の原理の拡張
要約
発展課題
4章 教授法:実践に導く規則・原理・理論
構成主義理論での教授法の特徴
学習の準備ができている, ということ
構造化, 順序化, 選択肢の設定
<用語解説3>
認知的徒弟制
社会的相互作用と教室での談話
社会的相互作用を通して個人を支援する
要約
発展課題
5章 授業方略
構成主義的な教師の授業方略
(1)先行知識を活性化させる
(2)コンピュータを介した協同作業をさせる
(3)ペアでの作業をさせる
(4)大人が教え方を学ぶ(正統的周辺参加の大切さ)
(5)協同して学ぶ
(6)カリキュラムを横断して協同する
(7)ペアでゲームを製作する
(8)共同して誤った結論に至る
発展課題
訳者あとがき
参考文献
索引
前書きなど
◆「はじめに」(一部抜粋)
『アクティブラーニングのための心理学:教室実践を支える構成主義と社会的学習理論』では,これまで盛んに論じられてきた, 教室での語りや集団での共同学習, および教授活動における相互作用的アプローチの開発についての生き生きとした紹介が行われている。著者らは構成主義や社会的学習理論の研究の背景を明確にし, 現在の教育についての諸問題や方略に焦点をあてて幅広く実践的な分析を行っている。本書全体を通して, そこで紹介された理論は日常の教授・学習活動の持つ実践的な意味あいと関連づけて紹介されている。各章では次のような点が具体的に記述されている。
■構成主義, 社会的学習理論の歴史と主要な研究者
■教育的な意味
■教室での実際の用いられ方
本書では全体を通して, いい実践が行われている事例研究や授業風景を紹介している。そこでは, 学習者間でモニターしあった共同作業が学習者にとっていかに効果的な学習環境をつくることになるか, ということを描いている。構成主義的な枠組みの中での効果的な教授学習のありかたを考えたいと思う現役の教師や学生たちには価値のある入門書となるであろう。
上記内容は本書刊行時のものです。