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学習の支援と教育評価 佐藤 浩一(編著) - 北大路書房
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学習の支援と教育評価 (ガクシュウシエントキョウイクヒョウカ) 理論と実践の協同 (リロントジッセンノキョウドウ)

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発行:北大路書房
A5判
344ページ
並製
定価 3,400円+税
ISBN
978-4-7628-2801-0   COPY
ISBN 13
9784762828010   COPY
ISBN 10h
4-7628-2801-7   COPY
ISBN 10
4762828017   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3011  
3:専門 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年4月
書店発売日
登録日
2013年3月25日
最終更新日
2023年2月20日
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書評掲載情報

2021-06-12 数学教育    7月号
評者: 荒木佳奈 氏
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紹介

ティーム・ティーチングの実践研究(「学習支援の課題と実践」「教育評価の課題と実践」)をベースとして,現在の学校現場における学習支援・学習評価のあり方を,研究者と実践者の両者が双方の視点から検討する。そして心理学の研究や理論と,学校現場での実践を,実際にどのようなかたちで結びつけることが出来るかを示す。

目次

はしがき

◆第Ⅰ部 学習の支援◆
第1章 記憶と知識【理論編】
 ◇1節 記憶の多様性
 ◇2節 人は何に注意を向けるのか
 ◇3節 反復練習の問題点
 ◇4節 記憶の定着を促す学習法
 ◇5節 認知的スキルの学習
 ◇6節 ウイリアム・ジェームスの言葉
 ●コラム1-1 意外と大切な具体例の選択
 ●コラム1-2 図表を使うときの注意点
 ●コラム1-3 知識はネットワークになっている
【実践編】
 ◇7節 児童生徒に身につけさせたい力,知識と技能
 ◇8節 記憶と知識を加味した教材研究の視点
 ◇9節 記憶と知識をふまえた指導のあり方

第2章 学習の転移【理論編】
 ◇1節 学習の転移―その重要さと難しさ
 ◇2節 転移を促す学習
 ◇3節 負の転移への対応
 ●コラム2-1 宿泊体験学習から日常生活への転移
 ●コラム2-2 数学は理屈か,暗記か?
 ●コラム2-3 2つの学習観
【実践編】
 ◇4節 生きる力と学習の転移
 ◇5節 転移を促す取り組み
 ◇6節 転移を意識した目標の設定と授業展開
 ◇7節 転移を意識した指導のあり方

第3章 協同学習【理論編】
 ◇1節 協同への期待
 ◇2節 協同の難しさ
 ◇3節 グループ学習と協同学習
 ◇4節 効果的な協同を促す条件
 ◇5節 協同学習の多様さと共通点
 ●コラム3-1 何でも多数決
 ●コラム3-2 カルロスからの手紙
 ●コラム3-3 協同が嫌われるとき
【実践編】
 ◇6節 協同し探究することが,思考力・判断力・表現力等をはぐくむ
 ◇7節 協同し探究する授業の実践
 ◇8節 協同学習が機能するための指導のあり方

第4章 メタ認知【理論編】
 ◇1節 メタ認知とは
 ◇2節 様々な学習場面とメタ認知
 ◇3節 メタ認知をはぐくむには
 ◇4節 メタ認知と自律的学習
 ●コラム4-1 役割分担と手がかりの利用で読解力を育成する
 ●コラム4-2 自分のつまずきをモニターする「つまずき発見チェックリスト」
【実践編】
 ◇5節 児童生徒に身につけさせたい力,メタ認知
 ◇6節 思考力・判断力・表現力等とメタ認知
 ◇7節 メタ認知をはぐくむ授業の実践
 ◇8節 教師自身がメタ認知を高める努力を,そして,授業の中で少しの工夫を
 ●コラム4-3 博物館長の教え「展示物を観覧者の立場から観よ」

◆第Ⅱ部 教育の評価―真正の評価を目指して―◆
第5章【理論編】 真正の評価とは何か
 ◇1節 エバリュエーションとアセスメント
 ◇2節 「真正の評価」の目指すところと,その問題点
 ●コラム5-1 重力に関する誤概念,素朴理論

第6章【理論編】教育評価に及ぼす観察者効果,実験者効果への配慮
 ◇1節 ホーソン効果と研究授業の関係
 ◇2節 クレヴァー・ハンスの事例とテストリテラシー
 ◇3節 ピグマリオン効果,ハロー効果などの履歴効果の問題
 ◇4節 教育心理学,臨床心理学的な観点からの提案
 ●コラム6-1 フレーム問題

第7章【理論編】 教育評価における統計学的知識の重要性
 ◇1節 教育者は回帰効果に注意する必要がある
 ◇2節 教育目標を設定する際の統計学的知識の重要性
 ◇3節 信頼性と妥当性
 ◇4節 まとめ―新しい評価に向けて
 ●コラム7-1 相関係数からみた回帰効果
 ●コラム7-2 重回帰分析の注意点
 ●コラム7-3 ハイ・ステイクスなテスト
 ●コラム7-4 評価者は何人ぐらいが適当か? 信頼性を向上させるために
 ●コラム7-5 信頼性と妥当性の関係

第8章【理論編】 ルーブリック作成のヒント―パフォーマンス評価とポートフォリオ評価
 ◇1節 はじめに
 ◇2節 「基準」と「規準」の違いについて
 ◇3節 ルーブリックの作成にあたっての注意点
 ◇4節 パフォーマンス評価について
 ◇5節 ポートフォリオ評価について
 ◇6節 まとめ
 ●コラム8-1 4つの尺度
 ●コラム8-2 内包と外延 
 ●コラム8-3 オープンエンドな課題 
 ●コラム8-4 1枚ポートフォリオ法

第9章【実践編】 これからの学習評価の考え方を授業に生かすために
 ◇1節 これからの学習評価
 ◇2節 これまでの学習評価についての経緯をふまえて
 ◇3節 学力の三要素と学習評価の四観点の概略
 ◇4節 評価計画の見直しによる授業改善の推進

第10章【実践編】 真正の評価による授業の改善・充実を目指して
 ◇1節 真正の評価を目指す試み
 ◇2節 テスト問題とその結果の活用
 ◇3節 パフォーマンス評価の試み
 ◇4節 妥当性・信頼性の向上に向けて
 ◇5節 真正の評価を指導に生かす
 
◆第Ⅲ部 理論と実践をつなぐために◆
第11章 実践から学ぶ
 ◇1節 惹きつけられる授業,学習者の立場に立った授業
 ◇2節 授業を観るポイント

第12章 理論から学ぶ
◇1節 理論や研究を専門書などで学ぶとき,どんな点に気をつけて読むことが必要だろうか
 ◇2節 理論と実践それぞれにはどういう独自性があるのか
 ◇3節 統計的な資料は,どう読み取ればよいのだろうか

第13章 仮説を立てる
 ◇1節 実践から研究仮説を立てるには,どう考えていけばよいか
 ◇2節 研究題目(研究仮説)を収斂させ,明確化するためのポイント
     ―筆者による院生指導を振り返って

第14章 理論を実践に活かす
 ◇1節 理論から考えるか,実践から考えるか―協同学習を例に
 ◇2節 理論と実践の両輪をつなげて回すために
 ◇3節 授業における個人差の問題

第15章 実践を検証する
 ◇1節 実践の有効性を検証するには,どういう方法があるだろうか
 ◇2節 質問紙を設計するときの留意点
 ◇3節 質問紙やテスト結果などの分析方法
 ◇4節 実践が主で検証は従

第16章 実践を報告する
 ◇1節 実践や実践研究の報告の仕方
 ◇2節 引用文献リストの作り方

附 録
文 献
人名索引
事項索引

上記内容は本書刊行時のものです。