音楽と感情 谷口 高士(著) - 北大路書房
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音楽と感情
音楽の感情価と聴取者の感情的反応に関する認知心理学的研究
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 1998年1月
- 書店発売日
- 1998年2月7日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2022年3月9日
紹介
音楽のもつ感情性－演奏の達成感・聴衆の一体感・高揚感…そういった感情状態は私たちの行動にまで影響をもたらす。はたして、それはどこまで一般化でき、普遍性をもつのだろうか。これらの問題に認知心理学的な立場でアプロ－チを試みる。前半は音楽認知研究と認知－感情研究の概観，後半は筆者の実験・調査デ－タ。
目次
1章 音楽の認知心理学的研究の概観と本研究の意義
1節 人間と音楽
2節 音楽的要素の情報処理
3節 旋律の認知
4節 本研究の問題設定と構成
2章 音楽の聴取による感情が課題遂行に及ぼす影響──Ⅰ 認知における気分一致効果と気分状態依存効果
1節 認知─感情研究の意義と基本的方法
2節 認知─感情研究の成果
3節 認知に及ぼす感情の影響に関する説明モデル
4節 気分誘導研究における諸問題
5節 音楽的気分誘導法の可能性について
3章 音楽の聴取による感情が課題遂行に及ぼす影響──Ⅱ 言語課題遂行時の聴取音楽による気分一致効果
1節 実験の問題設定
2節 第1実験
3節 第2実験
4節 結論
4章 音楽作品の感情価測定尺度の作成および多面的感情状態尺度との関連の検討
1節 問題
2節 予備調査
3節 本調査
4節 音楽作品に対する好みと感情反応に関する分析
5節 結論
5章 音楽作品の感情価の測定
1節 問題
2節 調査
3節 実験
4節 結論
6章 音楽作品の聴取によって喚起される感情の個人差
1節 問題
2節 分析および考察
3節 結論
7章 総合的考察
1節 研究結果の総括
2節 音楽作品の感情価について
3節 音楽聴取による感情が認知に及ぼす影響について
4節 感情と情報処理に関する認知心理学的考察
あとがき
引用文献
索引
上記内容は本書刊行時のものです。
