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幼稚園、小学校における新しい道徳教育 日本道徳教育学会 全集編集委員会(編集) - 学文社  (GAKUBUNSHA)
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幼稚園、小学校における新しい道徳教育 (ヨウチエンショウガッコウニオケルアタラシイドウトクキョウイク) 巻次:3

教育
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A5判
272ページ
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-7620-3088-8   COPY
ISBN 13
9784762030888   COPY
ISBN 10h
4-7620-3088-0   COPY
ISBN 10
4762030880   COPY
出版者記号
7620   COPY
Cコード
C3337  
3:専門 3:全集・双書 37:教育
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年6月30日
書店発売日
登録日
2021年5月28日
最終更新日
2024年1月24日
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紹介

総合的な視点から検討・分析しつつ「これからの道徳教育」を提言。
学会の総力を結集して検討した、今後の道徳教育の道案内になる教育全集が刊行。

幼児教育や小学校教育段階における道徳教育の考え方やその具体化などを視野に入れて編集。
子どもの発達の流れに即し、基礎的な論考や具体的な実践例などをあげる。
また、小学校段階での道徳教育について、そのあるべき姿と諸課題、さまざまな授業論、
学校経営的な視点,そして評価をめぐる課題の4区分で提示できるように構成し、
種々の知見や考察および授業実践事例とそのもつ意味などを考察・整理する。

目次

第Ⅰ部 幼児教育における道徳性の育成
 ―概要 幼児期の道徳教育にどう取り組むか
 第1章 幼児教育・保育機関における道徳性の芽生えの指導
  1 「幼児期の道徳性」についての基本的な考え方 / 2 小学校教育との円滑な接続を図る

 第2章 幼児期における道徳性を育む保育・教育計画
  1 道徳性の芽生えの捉え方 / 2 道徳性の育成と助長 / 3 幼児教育の目標と内容
  / 4 幼児のあり様の把握 / 5 保育計画立案の留意点と実際 / 6 むすびとして

 第3章 幼児教育・保育機関における豊かな体験による道徳性の育成
  1 遊び中心の生活と幼児期 / 2 1・2歳児の姿 / 3 3歳児の事例 / 4 4・5歳児の事例

 第4章 幼児教育・保育機関における規範意識の形成に関する指導
  1 幼児教育・保育機関における規範の内容 / 2 日常生活のなかで幼児の規範意識があらわれる場面
  / 3 遊びのなかで規範意識が表出される場面 / 4 幼児の規範意識が表出される場面の特色と今後の課題

 第5章 幼児期における特別支援教育と道徳教育
  1 インクルージョンにおける教育・保育の展開に向けて
  / 2 インクルーシブ教育・保育に向けた特別支援教育の課題
  / 3 幼児期の道徳教育とインクルージョンの捉え方 / 4 インクルーシブ保育と幼児期の道徳教育

第Ⅱ部 小学校における道徳教育の構想と展開
 ―概要 新しい小学校道徳教育の姿を考える
 第6章 子どもの心の成長課題と道徳科の誕生による新しい道徳教育
  1 子どもたちの心の成長危機と道徳教育の課題 / 2 道徳科の設置を軸とした新たな道徳教育への移行
  / 3 授業の質的改善と新しい道徳教育―その3つの視座

 第7章 今,求められる「資質・能力」と道徳教育・道徳科が育むもの
  1 新しい時代に育成を目指す資質・能力 / 2 道徳教育及び道徳科における資質・能力の育成

 第8章 小学校道徳教育の内容項目とその構成
  1 内容項目の変遷の概要 / 2 内容項目の変遷についての考察
  / 3 現在の内容項目に関する改善とその考察

 第9章 教科書活用時代と道徳教育・道徳科の活性化方略
  1 教科書 / 2 多様な教材 / 3 活性化方略

 第10章 現代的な課題に向き合う道徳教育
  1 現代的な課題と小学校の道徳教育 / 2 道徳教育・道徳授業における現代的な課題の具体化
  / 3 現代的な課題と道徳教育の役割

第Ⅲ部 小学校道徳科の学習指導のさまざまな工夫と具体的展開
 ―概要 道徳科の授業を多様かつ柔軟に発想する
 第11章 共感的な視点を生かして生き方を深める道徳授業
  1 道徳授業において共感的な視点を重視する意義
  / 2 共感的・自己投影的視点を授業に織り込むポイント / 3 効果のある授業への具体的な取組
  / 4 主体的な学びをつくるための新たな課題,視点

 第12章  道徳授業におけるアクティブ・ラーニングの実現
  1 アクティブ・ラーニングの導入とその意義 / 2 アクティブ・ラーニングを取り入れる視点
  / 3 道徳授業におけるアクティブ・ラーニングの具体的な取組
  / 4 道徳授業の充実のためにアクティブ・ラーニングを生かす視点と課題

 第13章 体験的な活動の工夫を生かす道徳授業
  1 道徳授業における体験的な学習の意義とこれまでの経緯 / 2 道徳的行為に関する体験的な活動
  / 3 道徳的行為に関する体験的な活動を生かす新たな視点や課題

 第14章 人権教育の視点からいじめ問題に向き合う道徳授業
  1 学校における人権教育の推進と取組 / 2 小学校における人権教育―人権課題「子ども」―
  / 3 「いじめ問題」と道徳科における授業展開 / 4 さらなる充実への視点や課題

 第15章 人物の生き方のリアリティを生かす道徳授業
  1 人物教材の特質と教育的意義 / 2 人物の魅力を活写する主題構成
  / 3 リアリティを生かす授業づくり / 4 効果のある授業の実践事例
  / 5 人物教材を扱う授業の課題

 第16章 情報化時代(情報モラル・AIなどへの対応)と道徳授業
  1 道徳授業において情報モラル教育を重視する意義
  / 2 情報モラルの趣旨を授業に織り込む多面的な視点 / 3 効果のある授業への具体的な取組
  / 4 AI社会に求められる態度の育成をねらいとした総合的な学習の時間との連携

 第17章 思考スキルやファシリテーションを生かす道徳科授業
  1 道徳科授業において思考スキルやファシリテーションを重視する意義
  / 2 思考スキルやファシリテーションを授業に生かす視点 / 3 効果のある授業への具体的な取組
  / 4 思考スキルやファシリテーションを生かす新たな課題

 第18章 哲学対話や新たな知見を入れた議論型道徳授業
  1 コンピテンシーの育成 / 2 道徳授業における交流場面の問題点 / 3 議論型道徳授業の実際
  / 4 「考え・議論する」道徳授業を充実するための新たな課題

 第19章  映像教材(放送教材)の特色を生かす道徳授業
  1 道徳授業における映像教材活用の意義 / 2 映像教材と主体的・対話的で深い学び
  / 3 映像教材を生かした効果的な授業デザイン / 4 映像教材を活用する上での課題と今後の展望

第Ⅳ部 カリキュラム・マネジメントが生きた一体的な道徳教育
 ―概要 横断的視点で共に取り組む道徳教育を考える
 第20章 道徳科の授業を要にした学級経営
  1 子どもたちが学級生活を拠点として,共に道徳性を発展させる
  / 2 目標を叶えるための3つの重点―愛・開・伝―
  / 3 道徳科の授業における2つの重点―積・繋と継― / 4 よりよく生きる原動力

 第21章 チームとしての学校の協働による道徳教育の効果的推進
  1 道徳教育の指導体制の確立 / 2 道徳教育推進教師の役割
  / 3 全教師の協働による道徳教育の全体計画の作成
  / 4 全教師の協働による道徳科の年間指導計画の作成

 第22章 各教科等との連動による相乗効果で道徳教育の可能性を開く
  1 各教科等と道徳教育を連動させる意義 / 2 総合単元的な道徳学習の理念
  / 3 他教科との有機的な連携による道徳科の学習の授業事例
  / 4 各教科等との連携を明確に位置づけるために

 第23章 体験活動・体験学習等で展開する道徳教育のもつ意義
  1 体験活動・体験学習等で展開する道徳教育の位置づけ
  / 2 教科以外での学習と道徳科の関連を図った具体的な取組 / 3 道徳教育充実のための新たな課題

 第24章 校長のリーダーシップで充実を図る道徳教育の具体的展開
  1 道徳教育推進を図る校長のリーダーシップ / 2 地区内の学校の道徳実践の核となる
  / 3 地区全体の道徳科の充実のためにできること

 第25章 家庭や地域社会・異校種との連携に立脚した道徳教育
  1 道徳教育において家庭や地域社会,異校種等との連携を重視する意義
  / 2 家庭や地域社会との連携を図った授業事例【第3学年】
  / 3 異校種異年齢の子どもとの交流活動を基にした授業事例【第5学年】
  / 4 家庭や地域への道徳教育の公開・発信 /5 家庭や地域社会,異校種等との連携の充実に向けて

第Ⅴ部 小学校道徳教育における評価の取組
 ―概要 道徳教育での評価の課題に向き合う
 第26章 道徳教育における評価の諸課題
  1 これまでの学習指導要領における道徳教育の評価の考え方
  / 2 学校教育における道徳性の評価の考え方 / 3 道徳科の評価の基本的な考え方

 第27章 道徳科の指導過程における評価の在り方
  1 評価の目的 / 2 教育の評価と道徳性の評価 / 3 「道徳科」の評価 / 4 子どもの学習の評価

 第28章 道徳科の授業における多彩な評価方法の充実と授業展開
  1 “多彩な授業展開”と“多彩な評価方法”
  / 2 エピソード評価・ポートフォリオ評価・パフォーマンス評価
  / 3 多彩な学習活動を生かす多様な評価 / 4 未来を創造的に生きていくことと評価

 第29章 長期的な視点に立つ評価への取組
  1 道徳科の評価は,なぜ「長期的な視点」に立つべきなのか
  / 2 「長期的な視点」に立つ道徳科の評価をどのように進めていくべきなのか
  / 3 長期的な視点に立つ評価への取組の実際(その1)「期末の振り返り」
  / 4 長期的な視点に立つ評価への取組の実際(その2)「ターゲット評価」

著者プロフィール

日本道徳教育学会 全集編集委員会  (ニホンドウトクキョウイクガッカイ ゼンシュウヘンシュウイインカイ)  (編集

(にほんどうとくきょういくがっかい ぜんしゅうへんしゅういいんかい)

永田 繁雄  (ナガタ シゲオ)  (編集

(ながた しげお)東京学芸大学教職大学院(大学院教育学研究科)特任教授。

浅見 哲也  (アサミ テツヤ)  (編集

(あさみ てつや)国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官。

大庭 茂美  (オオバ シゲミ)  (編集

(おおば しげみ)九州女子短期大学名誉教授。

柴田 八重子  (シバタ ヤエコ)  (編集

(しばた やえこ)愛知淑徳大学非常勤講師。

上記内容は本書刊行時のものです。