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特別支援教育の基礎
- 初版年月日
- 2020年2月28日
- 書店発売日
- 2020年2月28日
- 登録日
- 2020年2月19日
- 最終更新日
- 2020年3月17日
紹介
特別支援教育に関する基礎知識を中心として、日本における障害児教育の歴史、インクルーシブ教育、
障害はないが特別の教育的ニーズのある子供、特別の支援を必要とする子供の教育課程および支援方法等、
特別支援教育に関する知識や知見について広く学ぶことができるように構成。
教員を目指す学生だけでなく、特別支援学校や特別支援学級、通常の学級の教諭、
養護教育等どの療育に所属している教員にも役立つ内容。
教育職員免許法、新科目の「特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する理解」に対応する、
特別支援教育入門テキスト。
【執筆者】
久野隆裕、芳野正昭、若松昭彦、米田 博、福井恵子、深浦順一、松山郁夫、日高茂暢、大靏 香、中島俊思、
中村理美、若松美沙、小松原 修
目次
序
第1章 特別支援教育の理念および制度、歴史
第1節 特別支援教育の理念および制度
1.特殊教育から特別支援教育への転換 / 2.学校教育法の改正 / 3.特別支援教育の理念と制度
/ 4.特別支援教育の制度 / 5.インクルーシブ教育システムの構築に向けて
/ 6.多様な学びの場と就学先の決定
第2節 日本における障害児教育の歴史
1.明治~昭和初期(戦前)の特殊教育 / 2.戦後の特殊教育 / 3.特殊教育から特別支援教育への転換
/ 4.特別支援教育の展開
第3節 障害の概念とインクルージョン
1.障害の概念 / 2.「障害の概念」の変遷 / 3.ICFの視点を用いた子供理解と支援
/ 4.インクルージョン
第2章 各種障害等の理解と支援
第1節 視覚障害
1.視覚障害教育の対象 / 2.視覚障害児の発達における傾向 / 3.視覚障害児の支援
第2節 聴覚障害
1.聴器の構造 / 2.聴覚の生理 / 3.難聴 / 4.代表的な聴覚検査
/ 5.難聴を引き起こす代表的な疾患 / 6.聴覚補償機器 / 7.聴覚障害児の指導
第3節 知的障害
1.明治期における知的障害児への教育・福祉 / 2.知的障害の概念と分類 / 3.知的障害の状態
/ 4.知的障害の知覚・記憶・認知・言語における問題 / 5.知的障害の運動の特性
/ 6.知的障害児のメンタルヘルス / 7.知的障害の状態の把握 / 8.知的障害児への支援
/ 9.知的障害児教育の進路指導 / 10.知的障害者の学校卒業後の支援のあり方
第4節 肢体不自由
1.肢体不自由の概念 / 2.肢体不自由のある子供の理解 / 3.肢体不自由の教育的支援
第5節 病弱・身体虚弱
1.病弱・身体虚弱教育の現状 / 2.病弱者の発達的・心理的特徴 / 3.病弱者への教育的支援
/ 4.病弱者支援の留意点
第6節 言語障害
1.言語と小児言語障害 / 2.言語機能の基礎的事項の発達の遅れ(言語発達障害)
/ 3.構音障害 / 4.吃音・流暢性障害 / 5.言語障害児の療育・教育における連携
第7節 情緒障害
1.情緒障害とは / 2.選択性緘黙とは / 3.不登校
第8節 知的障害を伴う自閉症
1.自閉症の概念と特徴 / 2.自閉症に対する捉え方と主な療育方法
/ 3.発達的視点から自閉症を捉えること
第9節 知的障害を伴わない自閉症
1.自閉症とは / 2.特性と障害の違いについて / 3.中核症状としての対人社会的スキルの変遷
/ 4.二次障害を防ぐために
第10節 学習障害
1.学習障害の概念 / 2.学習障害のある子供の理解 / 3.学習障害の教育的支援
第11節 注意欠陥多動性障害
1.注意欠陥多動性障害(ADHD)とは / 2.注意欠陥多動性障害の定義
/ 3.注意欠陥多動性障害の原因 / 4.注意欠陥多動性障害のある子供の実態と必要な配慮
/ 5.保護者との連携
第12節 重度・重複障害
1.重度・重複障害の概念 / 2.重症心身障害児の理解
/ 3.重症心身障害児に対するかかわり方・支援の在り方
第13節 障害は無いが特別の教育的ニーズのある子供の理解と支援
1.障害は無いが特別の教育的ニーズのある子供とは
/ 2.多様な子供たちが向き合っている生活世界の理解
/ 3.特別の教育的ニーズのある子供を支える仕組みを構築する
第3章 特別の支援を必要とする幼児児童生徒の教育課程および支援方法
第1節 通級による指導,特別支援学級,特別支援学校,自立活動
1.通級による指導 / 2.特別支援学級 / 3.特別支援学校 / 4.自立活動
第2節 個別の指導計画,個別の教育支援計画
1.個別の指導計画と個別の教育支援計画
/ 2.学習指導要領における個別の指導計画と個別の教育支援計画
/ 3.個別の指導計画および個別の教育支援計画の内容
上記内容は本書刊行時のものです。