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現代版 社会人のための精神保健福祉士(PSW) 青木 聖久(編集) - 学文社  (GAKUBUNSHA)
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現代版 社会人のための精神保健福祉士(PSW) (ゲンダイバン シャカイジンノタメノセイシンホケンフクシシ) あなたがソーシャルワークを学ぶことへの誘い (アナタガソーシャルワークヲマナブコトヘノイザナイ)

社会科学
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四六判
320ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7620-2954-7   COPY
ISBN 13
9784762029547   COPY
ISBN 10h
4-7620-2954-8   COPY
ISBN 10
4762029548   COPY
出版者記号
7620   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年3月30日
書店発売日
登録日
2020年2月17日
最終更新日
2020年3月20日
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紹介

社会人としての経験、ストレングス(強み・長所)を活かし、
精神保健福祉士(PSW)になることの魅力と可能性を紹介。
また、精神保健福祉士を目指す方が、誠実な学びを積み重ねるとともに、
精神保健福祉の課題のある本人や家族に対して、真摯に取り組むためにはどのようにしたらよいのか、
その問いに答えていく。
資格等の解説だけでなく、精神保健福祉士たちの経験談や、精神障害のある本人や家族のコラムも掲載。

【執筆者】
青木聖久、田中和彦、牛塲裕治、知名純子、北岡祐子、堀尾志津香、松岡信一郎、三品竜浩、金井 緑、
高橋陽介、高木善史、山田妙韶、小沼聖治、洗 成子、田村綾子、寺島 徹、林 果奈、市川岳仁、赤岩 綾、
河野裕子、黒岩幸子

目次

はじめに

第一章 精神保健福祉士が対象とする人
 Ⅰ 精神疾患と精神障害
  1 見た目と経験則
  2 精神疾患及び精神障害の法的定義
  3 精神障害による特性と人としての共通性
 Ⅱ もうひとりの当事者
  1 当事者とは誰か
  2 精神障害のある人の家族の実際と思い
  3 家族会が果たす機能と役割
 Ⅲ 生きがいと生きづらさ
  1 チャレンジする
  2 働くことと日常生活との関係
  3 誰もが自らの人生の主人公
 コラム PSWからのメッセージ①  精神保健福祉士の魅力と可能性
  ~出会いが人を変える 自分が変わる 社会が変わる~
 コラム PSWからのメッセージ② 多様な経験を生かして
 コラム 精神・発達障害のある人の家族① 「だいじょうぶ」を届ける支援
 コラム 精神・発達障害のある人の家族② 精神保健福祉士に挑む社会人に期待する

第二章 ソーシャルワーカーとしての精神保健福祉士とは
 Ⅰ ソーシャルワークのグローバル定義と精神保健福祉士
  1 ソーシャルワークとは何か
  2 ソーシャルワークのグローバル定義
  3 ソーシャルワークのグローバル定義から見た精神保健福祉士
 Ⅱ ソーシャルワークの必要性
  1 わが国における精神障害者処遇の歴史とその影響
  2 メンタルヘルス課題とソーシャルワークの必要性
 コラム PSWからのメッセージ③ 『旅の途中に』
 コラム PSWからのメッセージ④ 人権制限を解くためのスペシャリスト
 コラム 精神・発達障害のある人① 精神保健福祉で働くことをめざす人への手紙
 コラム 精神・発達障害のある人の家族③ 回復に響いたソーシャルワーカーの言葉
 Ⅲ 精神保健福祉士とは何か
  1 精神保健福祉士という資格の成り立ちと背景
  2 精神保健福祉士としての視点と専門性

第三章 精神保健福祉士の活躍の現場
 Ⅰ 精神科医療現場の精神保健福祉実践
  精神科病院の精神保健福祉士実践
   1 はじめに
   2 精神科病院における精神保健福祉士の業務
   3 生活歴の聞き取りの大切さ
   4 社会復帰・地域移行への取り組みから学んだ当事者の視点の大切さ
   5 病院のなかから地域でのネットワークづくり
   6 おわりに~大切に思うこと~
  精神科診療所の精神保健福祉実践
   1 はじめに
   2 精神科診療所の役割
   3 診療所におけるPSWの役割
   4 実践のなかで考えたこと
   5 おわりに
 Ⅱ 地域生活支援における精神保健福祉実践
  就労支援現場での精神保健福祉実践
   1 はじめに
   2 PSWとしての歩み
   3 精神保健福祉士としての就労支援
   4 就労支援から学んだこと
   5 おわりに
  地域生活支援現場における精神保健福祉実践
   1 はじめに
   2 精神保健福祉士になった理由
   3 ソーシャルワーカーになろうと思った経緯
   4 さまざまな現場における精神保健福祉士
   5 地域生活支援現場での精神保健福祉実践で見えてきたこと
   6 リアルな地域生活支援現場での精神保健福祉実践
   7 ソーシャルワーク実践で大切にしていること
   8 ソーシャルワーク実践で最も意識していること
   9 ソーシャルワーク実践する上で実際に行っていること
   10 最後に
  行政機関での精神保健福祉実践について
   1 はじめに
   2 和歌山市保健所での精神保健福祉実践
   3 和歌山市保健所が大切にしてきた取り組み
   4 さまざまなかかわりのなかで
   5 地域住民(生活者)としての視点
   6 住民とともに地域づくりを行っていく取り組み
 Ⅲ 広がるメンタルヘルス問題と精神保健福祉実践
  司法福祉分野での精神保健福祉実践
   1 はじめに
   2 社会復帰調整官と医療観察法
   3 司法福祉分野のソーシャルワークの存在意義
   4 求められる専門性とは
   5 社会統制機能と強制性への自覚
   6 おわりに
  認知症支援分野での精神保健福祉実践
   1 はじめに
   2 現在の職場に至るまで
   3 診療所での実践
   4 事例紹介
   5 関係機関、地域との連携、関係性作り
  変化の「兆し」を探していく―依存症支援分野でのソーシャルワーク支援―
   1 依存症の治療
   2 アルコール病棟担当になった際の戸惑い
   3 苦労を乗り切るためのつながり、研鑽のサイクル
   4 依存症支援におけるソーシャルワークの意味
  災害とわたし
   1 災害支援分野の概要
   2 災害時こころのケアとDPATについて
   3 災害がもたらす被災者の心理状態の変化と対処
   4 災害支援分野でのソーシャルワーク実践
  コラム PSWからのメッセージ⑤ 社会経験という財産を活かして
  コラム 精神・発達障害のある人② 「人生の経験が生かされる仕事」
  コラム 精神・発達障害のある人③

第四章 社会人学生としての精神保健福祉士をめざす
 Ⅰ 今までの人生経験とソーシャルワークを学ぶ意味
  1 経験による力と怖さ
  2 価値・知識・技術が織りなす循環的相互作用
  3 人生経験とソーシャルワークの結実
 Ⅱ 精神保健福祉士になるには
  1 精神保健福祉士と学問基盤
  2 精神保健福祉士への学びのプロセス
 Ⅲ 精神保健福祉援助実習とわたし
  1 精神保健福祉士の現在
  2 精神保健福祉援助実習の概要
  3 精神保健福祉援助実習の施設
  4 実習のための事前学習
  5 実習中の巡回指導とさまざまなサポート
  6 実習後の学習
 コラム PSWからのメッセージ⑥ 社会人経験者へのエール~実習生との出会いを通して~
 コラム 精神・発達障害のある人④ ピアワーカーとして働く精神保健福祉士からのエール
 コラム 精神・発達障害のある人の家族④ これから精神保健福祉士になる人に期待すること

第五章 精神保健福祉士としてスタートを切ったあと
 Ⅰ 質の向上は責務
  1 「有資格」世代としての問い
  2 精神保健福祉士はなぜ質の向上が必要なのか
  3 本物の精神保健福祉士をめざす道
  4 専門職として成長し続けるために
 Ⅱ 職能団体が果たす研鑽体系
  1 職能団体の役割
  2 プロフェッショナルとしての成長を目指す
  3 自分の業務の根拠を語る(言語化する力)
  4 研鑽の積み上げ方
  5 生涯研修制度について
 Ⅲ 精神保健福祉士の成長におけるスーパービジョンの必要性
  1 スーパービジョンの意義と目的
  2 スーパービジョンの方法
  3 スーパービジョンの受け方
  4 まとめ
 コラム PSWからのメッセージ⑦ 「スタートは少しの興味から」
 コラム 精神・発達障害のある人⑤ 与えられた現況に抗わない生き方
 コラム 精神・発達障害のある人の家族⑤ PSWに助けられて

第六章 社会人である私がソーシャルワークを学ぶ意味
 社会保険労務士の私がソーシャルワークを学ぶ意味
  1 社労士としての私
  2 PSWとの出会い
  3 学びの期間
  4 価値の体現
  5 ソーシャルワークアイデンティティ
 看護師の私がソーシャルワークを学ぶ意味
  1 はじめに
  2 充実感とやりきれなさのなかで
  3 運命的な出会い
  4 発想の転換と覚悟
  5 ソーシャルワークの歩みがくれたもの
 体験者の私がソーシャルワークを学ぶ意味
  1 薬物依存
  2 ダルクとの出会い
  3 セルフヘルプ(自助)がどう役に立ったか
  4 当事者性の限界 ピアの旬
  5 学びのきっかけと過程、その苦労と喜び。そして気づき
  6 ワーカーとしての実践 当事者から援助者へ
  7 地域における取組み
  8 まとめ
 当事者家族の私がソーシャルワークを学ぶ意味
  1 それは四〇年前に始まった
  2 きょうだいのために
  3 きょうだいとしての自分に直面
  4 無理に気持ちを変えなくてもよい
  5 家族の私がソーシャルワークを学ぶ意味
  6 公認会計士・税理士・精神保健福祉士として
 医療ソーシャルワーカーの私がさらにソーシャルワークを学ぶ意味
  1 ソーシャルワーカーと名乗れなかった頃
  2 出会い
  3 精神保健福祉士をめざしたい
  4 二度目の挑戦
  5 経験を横に置けなかった実習
  6 学びに貪欲であれ
 高齢者福祉分野にいた私がさらにソーシャルワークを学ぶ意味
  1 本当に就きたい仕事
  2 ソーシャルワーカーとしての目覚め
  3 学びによって得られるもの
  4 温度差という、もう一つの課題
  5 再び無知への挑戦
 コラム PSWからのメッセージ⑧ これから精神保健福祉士をめざす社会人の皆様へ
 コラム 精神・発達障害のある人⑥ 自分を信じ、共に希望を信じて
 コラム 精神・発達障害のある人の家族⑥ 発達障害がある子の母になって

おわりに

著者プロフィール

青木 聖久  (アオキキヨヒサ)  (編集

(あおき きよひさ)日本福祉大学福祉経営学部医療・福祉マネジメント学科(通信教育)教授。

田中 和彦  (タナカ カズヒコ)  (編集

(たなか かずひこ)日本福祉大学福祉経営学部医療・福祉マネジメント学科(通信教育)准教授。

上記内容は本書刊行時のものです。