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地域マーケティングのコンテクスト転換
巻次:7
コンステレーションのためのSSRモデル
- 初版年月日
- 2019年8月30日
- 書店発売日
- 2019年8月30日
- 登録日
- 2019年8月14日
- 最終更新日
- 2024年2月21日
紹介
編著者らが構築してきたZTCAデザインモデルを踏まえながら、
新たに地域マーケティングモデルの構築に関する議論を行う。
コンステレーションマーケティングを地域研究に活用すべく構想された
地域マーケティングモデルとしてのSSRモデルの紹介と、これを活用した事例の解釈から構成される。
具体的には、宗教活用(鎌倉市、琴平町)、文学活用(黒部地域、山形市と上山市)、
民族活用(阿寒地域、大東市)、芸術活用(上野地区、柴又地区)、
名所活用(宮崎県、沖縄県)などの事例を掲載する。
目次
序 章 地域デザインから捉えた地域マーケティングの展開
―「4Ps」から「ZTCA」へのコンテクスト転換―
はじめに~地域マーケティング理論における課題
おわりに~今後の地域マーケティングの課題と対応
第1章 新機軸型地域マーケティングによる地域価値創造
「コンステレーションマーケティング」による「エピソードメイク」の実現
はじめに~新機軸としてのコンステレーションマーケティング
第1節 コンステレーションの定義とエピソードとの関係性
第2節 コンステレーションとゾーン&トポスとの関係
第3節 本書で紹介する事例の体系化に向けた統一的アプローチ軸
第4節 事例の体系化とポジショニングの考え方
おわりに~地域におけるコンステレーションマーケティング研究の課題
第2章 宗教①=禅による鎌倉市のコンテクスト転換
―鎌倉宗教者会議とZen2.0を捉えて
はじめに
第1節 活性化している地域活動の現状
第2節 鎌倉に集まる人や企業
第3節 SSRモデルの解釈
第4節 コンステレーションマーケティングによる整理
おわりに
第3章 宗教②=「こんぴらさん」を活用した琴平町のコンテクスト転換
―広域吸引力のあるトポスを捉えて―
はじめに
第1節 SSRモデルにおける「宗教」の位置づけ
第2節 コンステレーションとゾーン・トポスの関係
第3節 共時性と円環的時間における現在
おわりに
第4章 文学①=小説を活用した黒部地域のコンテクスト転換
―黒部ダム建設を題材とした文学作品群を捉えて―
はじめに
第1節 ドキュメンタリー作品による黒部地域のコンテクスト抽出
第2節 文学作品による黒部地域のコンテクスト抽出
第3節 黒部地域のコンテクスト抽出が地域ブランディングにもたらす意義
おわりに
第5章 文学②=俳句を活かした山形市と上山市のコンテクスト転換
―松尾芭蕉と斎藤茂吉の人気を捉えて―
はじめに
第1節 SSR モデルにおける「文学」の位置づけ
第2節 事例に見るエピソードメイクとコンステレーションマーケティングの位置
第3節 共時性と円環的時間における現在
おわりに
第6章 民俗①=縄文とアイヌを活用した阿寒町のコンテクスト転換
―放浪体験を指向したアドベンチャートラベルを捉えて―
はじめに
第1節 阿寒アドベンチャートラベルのコンステレーションとゾーン・トポスの関係
第2節 SSR モデルとエピソードメイク
第3節 共時性×円環的時間と他地域への展開
おわりに
第7章 民俗②=戦国武将を活用した大東市のコンテクスト転換
―信長に先駆けた天下人・三好長慶を捉えて―
はじめに
第1節 SSRモデルにおける「民俗」の位置づけ
第2節 コンステレーションとゾーン・トポスの関係
第3節 共時性と円環的時間における現在
おわりに
第8章 芸術①=文化を活用した上野地区のコンテクスト転換
―上野恩賜公園の歴史的経緯を捉えて―
はじめに
第1節 SSRモデルによる上野のコンステレーションマーケティング
第2節 上野のコンステレーションのコンテクスト転換
おわりに
第9章 芸術②=ユニークキャラクターを活用した柴又地区のコンテクスト転換
―寅さんが醸し出す東京下町暮らしを捉えて―
はじめに
第1節 芸術作品による柴又地域のコンテクスト抽出
第2節 トポス起点のコンステレーションマーケティング
おわりに
第10章 名所①=神話や伝説に感じる神秘性を捉えた宮崎県のコンテクスト転換
はじめに
第1節 宮崎県における「名所」の位置づけ
第2節 コンステレーションとゾーン・トポスとの関係
第3節 共時性と円環的時間における現在
おわりに
第11章 名所②=チャレンジを誘発する沖縄県のコンテクスト転換
―観光ニュービジネスの開発を捉えて―
はじめに
第1節 コンテクスト転換による成功と新たな観光の仕掛けづくり
第2節 ZTCAデザインモデルとの接合
第3節 コンステレーションとゾーン・トポスの関係
第4節 SSRモデルによる解釈
おわりに
終 章 今後の地域マーケティング研究の課題
―空間概念,時間概念,関係概念のコンテクスト転換―
はじめに~地域マーケティングモデルの構築のために
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。