版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
21世紀の家族づくり 増子 勝義(著/文 | 編集) - 学文社
..
【利用不可】

21世紀の家族づくり (ニジュウイッセイキノカゾクヅクリ)

社会科学
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:学文社
A5判
264ページ
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-7620-2859-5   COPY
ISBN 13
9784762028595   COPY
ISBN 10h
4-7620-2859-2   COPY
ISBN 10
4762028592   COPY
出版者記号
7620   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年1月23日
書店発売日
登録日
2018年12月14日
最終更新日
2019年1月16日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

ニュートラルな視点から家族をとらえなおし、あたらしい時代の「家族」について考える。

「家族とは多様なものであり、しかも常に変化しつつある」という認識を踏まえ、21世紀の家族について、執筆者達の専門的視点からの新しいとらえ方を提示。また、21世紀の家族をめぐる諸現象についてわかりやすく解説する。「家族」について学び、考える方が、自己の家族観を持ち、実践を行うためにかかせない1冊。



<執筆者> 南山浩二・魚住明代・伊佐智子・蓼沼康子・加藤朋江・堀千鶴子



目次

Part I 家族への新しい視点

第1章 社会変動と家族

第2章 家族とライフコースの視点

第3章家族は「やすらぎの場」といえるのか?-夫婦間の役割分担に焦点をあてて―

第4章 ジェンダーから見た家族

第5章 家族と生殖をめぐる技術

第6章 家族とウエルネス・ライフ

第7章 家族の変容と社会保障

Part II 家族の危機と再生

第8章 未婚化・少子化と子ども

第9章 ワーク・ライフ・バランスと家族

第10章 ドメスティック・バイオレンスと家族

第11章 ひとり親家族の生活困難

第12章 オルタナティブ・ファミリー

第13章 家族文化と子どもの社会化

第14章 災害と家族

第15章 がん患者家族とグリーフ

目次

Part Ⅰ 家族への新しい視点

第1章 社会変動と家族
家族とは/家族類型/家族史の区分と家制度/少子化の意味/
少子化の中の家族/核家族化の実態/近代家族/近代家族からの脱却/
未婚化と単身世帯の増加/家族の機能変化/ 家族機能は縮小したか?/
制度の制約/経済社会の制約/個人の選択と家族

第2章 家族とライフコースの視点
ライフコースとは/ライフコースの記述/ライフコ-ス研究の基本仮定/
ライフコースの観察/ライフコースの構成要素/
ライフコースの社会学のために/家族とライフコースの新たな視点/
ライフプランとライフコース

第3章家族は「やすらぎの場」といえるのか?-夫婦間の役割分担に焦点をあてて―
「やすらぎの場」としての家族?/家族の多様化現象と家族研究/
ストレスの社会学/ストレス生成装置としての<近代家族>/
家族をつくることの意味―結婚がもたらすもの―/
夫婦間におけるコミュニケーションと調整の必要性/
ストレスへの対処―家族内外の資源の動員/
まとめにかえてー自己選択機会の増大と家族のゆくえ

第4章 ジェンダーから見た家族
戦後の家族とジェンダー役割/母性と近代家族/フェミニズムと家族/
家族の時間とジェンダー役割

第5章 家族と生殖をめぐる技術
生殖と家族―自らの不思議な体験を通して―/リプロダクティブ・ヘルス/ライツ/
リプロダクティブ・ヘルス/ライツと人口問題/
生まないという選択 ―避妊と人工妊娠中絶―/人工生殖技術/
人工生殖技術により生じている問題の概観/第三者がかかわる生殖技術と家族関係の複雑化/
子供の出自を知る権利/同性カップル,非婚女性の不妊治療/死後生殖という問題
命を選別する技術 ―着床前診断,出生前診断―/おわりに -あらためて生殖とは何か―/
高齢社会を迎えて -子どもをもつとはどういう意味か―

第6章 家族とウエルネス・ライフ
健康寿命の伸長/セルフケア意識の向上と地域の取り組み
/格差社会とウエルネス/家族支援とは/家族のウエルネス・ライフ/

第7章 家族の変容と社会保障
高齢化のインパクト/家族と社会保障の論点/生活保護と家族/
年金と家族/年金型福祉社会の破綻/「家族の失敗」論/家族主義/介護保険と家族/21世紀の社会保障
家族の変化と社会保障/社会保障制度史からみえてくること/
 
Part Ⅱ 家族の危機と再生

第8章 未婚化・少子化と子ども
「いつの間に……」/未婚化/少子化/未婚化と少子化をめぐる議論/
少子社会と子ども/

第9章 ワーク・ライフ・バランスと家族
ワーク・ライフ・バランスとは何か/日本における経緯/家族の現在/働き方と家族/

第10章 ドメスティック・バイオレンスと家族
ドメスティック・バイオレンスからみえる家族/ドメスティック・バイオレンスの類型と内容
/ドメスティック・バイオレンスからみえる家族/家族における愛情と暴力

第11章 ひとり親家族の生活困難
ひとり親家族への着目/新たな用語の登場―「ひとり親家族」「非婚」
/ひとり親家族の状況/ケアの観点による近代家族の問い直し

第12章 オルタナティブ・ファミリー
パートナー関係の多様化/親子の関係―血縁・非血縁の親子―/
居住関係―誰と住まうのか―/家族とは

第13章 家族文化と子どもの社会化
子どもの社会化/子どもと家族の歴史/家族文化の多様性/子どもの社会化の現在

第14章 災害と家族
震災までと震災の直後/チェルノブイリの記憶/
放射性物質に対する考えの相違/移住の実際/新しいネットワークの構築/
移住の決め手となったもの/移住したことに伴う悩み

第15章 がん患者家族とグリーフ
大量死時代/サイコオンコロジー/緩和ケア/
クオリティ・オブ・ライフとクオリティ・オブ・デス/
第二の患者論/がん患者家族の心の問題/グリーフ/グリーフケア/グリーフワーク/
死別へのサポート/自助グループ/自助グループでの留意点/がん患者家族への心理的援助のために

著者プロフィール

増子 勝義  (マスコ カツヨシ)  (著/文 | 編集

編著者:(ますこ かつよし)城西国際大学福祉総合学部教授。

上記内容は本書刊行時のものです。