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日本の教育を捉える
現状と課題
- 初版年月日
- 2019年2月25日
- 書店発売日
- 2019年2月25日
- 登録日
- 2019年2月12日
- 最終更新日
- 2025年1月10日
紹介
日本の教育における現状と課題について、多角的な視点からわかりやすく、また専門性と具体性をもって考察する。
教育志望の学生など、教育に関する内容に関心を持つ人に、是非考えてもらいたい内容を中心に構成。
「教育(哲学)」「学校制度」「教育法制」「学習指導要領」「学校」「教師」「子ども」
「生徒指導」「授業」「教育機器」「家庭・地域との関係」「学校の安全」「異文化理解」「教職の学び」の14のテーマを取り上げた。
『日本の教育を考える』を基礎に、大幅リニューアルした最新版。
【執筆者】
*岡明秀忠、*播本秀史、世良正浩、*望月重信、遠藤宏美、深谷野亜、*石井久雄、山口晶子、
渡辺 恵、桜井淳平、浅香怜子、麻野英夫(執筆順、*は編著者)
目次
序 章 現代の教育問題をどう捉えるか
1.現代社会とはどのようなものか / 2.現代の教育問題とはどのようなものか
/ 3.現代の教育問題をどのように解決すべきなのか
第1章 教育をどう捉えるか
1.教育とは何か / 2.集団と自己の自己保存としての教育 / 3.個の形成としての教育
/ 4.公教育のはじまり
第2章 学校制度をどう捉えるか
1.教育の世俗化と制度化(政治・宗教・教育の関係) / 2.教育の制度化(政治と教育)
/ 3.教育の世俗化 / 4.戦前の教育(明治・大正・昭和の教育思想)
/ 5.戦後の教育(新教育,教育制度,審議会)
第3章 教育法制をどう捉えるか―教育の目的・目標規定の分析―
1.教育基本法改正への軌跡 / 2.教育基本法の構成 / 3.教育基本法における教育の目的・目標
/ 4.2007年改正学校教育法における教育の目的・目標
/ 5.教育基本法の教育目的・目標と学習指導要領改訂
第4章 学習指導要領をどう捉えるか
問題の視点
1.子ども(児童・生徒)があくまでも主体であるということ
/ 2.学習指導要領の一般的定義と構造的読み解き / 3.学習指導要領の法的根拠
/ 4.学習指導要領の変遷史から何を学ぶか / 5.新学習指導要領をどう捉えるか(2017年3月告示)
/ 6.今後の課題と展望
第5章 学校をどう捉えるか
1.学校を特徴づける「時間」,「空間」,「人間関係」 / 2.現代の学校改革の動き
/ 3.学校の「時間」,「空間」の問い直し / 4.「学校」という場で学習することの問い直し
/ 5.あらためて、今、「学校」を捉えなおす
第6章 教師をどう捉えるか
1.教師とは何か / 2.教師に期待されていることは何か
/ 3.教師の一日はどのようなものか / 4.より良い教員の確保をどうするのか
第7章 子どもをどう捉えるか
1.子どもを理解する / 2.情報化社会の中で育つ子どもたち―子どもと大人の境界線の揺らぎ―
/ 3.ファンタジーなき時代の子どもたち / 4.子どもの居場所―大人社会の中で育つ子どもたち―
/ 5.大人社会の約束―子どもの権利条約―
第8章 生徒指導をどう捉えるか―いじめ問題の実態と分析―
1.いじめの実態 / 2.「いじめを捉える」とは
3.「いじめ」への分析視角―「いじめの4層構造」を中心に― / 4.いじめと生徒指導
第9章 授業をどう捉えるか
1.授業とは何か / 2.事業の準備・実行 / 3.授業の反省・改善
第10章 教育機器をどう捉えるか
1.教育の情報化 / 2.ICT機器の活用 / 3.ICTの整備と活用 / 4.課題と展望
第11章 家庭、地域との関係をどう捉えるか
1.子どもが抱える問題の多様化・複雑化 / 2.家庭との連携の行方
/ 3.制度化する地域との関係
第12章 学校の安全をどう捉えるか
1.学校安全の歴史 / 2.多種多様な学校安全の活動 / 3.学校安全を困難にさせるもの
/ 4.学校安全のこれから:3つの重要な方向性
第13章 異文化理解をどう捉えるか―教室の国際化と外国につながる子ども―
1.空っぽのお弁当箱 / 2.教室の「国際化」 / 3.「外国につながる子ども」と異文化理解
/ 4.一人ひとりに応じた指導・支援を
第14章 教職の学びをどう捉えるか
1.教師のイメージ / 2.教師生活の実際 / 3.教師にとって大切なこと
/ 4.教師にめざすあなたへ / 5.教師とは
資 料
索 引
上記内容は本書刊行時のものです。