書店員向け情報 HELP
出版者情報
団地図解
- 初版年月日
- 2017年10月
- 書店発売日
- 2017年10月10日
- 登録日
- 2017年9月30日
- 最終更新日
- 2017年9月30日
紹介
団地はどれも同じ…だなんて大間違い。地形を生かしたランドスケープ、コミュニティに配慮しつつ変化に富む住棟配置、快適さを求め考案された間取りの数々。目を凝らせば、造成から植木一本まで連続した設計思考が行き届き、長い年月をかけ育まれた豊かな住空間に気づくはず。あなたも知らない団地の読み解き方、教えます。
目次
はじめに|ぼくらが団地にひかれる理由―建築・都市計画・土木・ランドスケープを横断する住空間
1章|団地フィールドワーク―現地で見つける団地の計画・設計のツボ
1.1 千里ニュータウン編
1.2 金沢シーサイドタウン編
2章|団地解剖―空間の読み解き方
2.1 地形―団地が“置かれた”場所
2.2 造成―標準・制約・束縛をいかに越えるか?
2.3 配置/ランドスケープ―中間領域の豊かさ
2.4 住棟―状況を解決する“箱”
2.5 間取り―工法からコミュニティまでを包み込む標準設計
2.6 間取り選
・折図 団地巻き物 「団地設計思想 昭和30→43」
|column1|団地と子ども
3章|団地7選:知られざる設計思考の探求
3.1 千里青山台団地
―高原のような団地を生んだ包括的な設計プロセス
3.2 千里津雲台団地
―溶け出す造成と揺らめく南面平行配置が生む景観と共有スペース
3.3 高座台団地・高森台団地
―尾根・谷が生み出す“骨太”な計画
3.4 新千里東町団地(公団)
―囲むこと/広げること・公団配置計画の集大成
3.5 千里高野台住宅
―緩やかな谷に生み出された公?私の連続性
3.6 鈴が峰第2住宅
―地形から間取りまで総動員で獲得した眺望
3.7 並木1丁目・2丁目団地
―平坦で自由な土地に築かれた建築家たちの団地設計思考
3.8 7団地から読み解く設計思考
・7団地を通して眺めてみると
・団地の設計思考を読むキーワード
・団地MAP
|column2|団地と少年
4章|団地への証言
4.1 INTERVIEW:中田雅資さんに訊く
土木仕事から建築設計まで。「団地係」という仕事
4.2 団地年表
|column3|団地と大人
おわりに|団地の設計思考が語りかけること
上記内容は本書刊行時のものです。