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図説 都市空間の構想力 東京大学都市デザイン研究室(編集) - 学芸出版社
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図説 都市空間の構想力 (ズセツ トシクウカンノコウソウリョク)

工業・工学
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発行:学芸出版社
B5判
184ページ
定価 3,700円+税
ISBN
978-4-7615-3220-8   COPY
ISBN 13
9784761532208   COPY
ISBN 10h
4-7615-3220-3   COPY
ISBN 10
4761532203   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2015年9月
書店発売日
登録日
2016年9月6日
最終更新日
2016年9月6日
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紹介

乱雑に見える無名の風景にも意図があり物語がある。それを読み解くことは、すでにそこにある都市空間をより良くしていくための最大の武器となる。丹下健三が開き西村幸夫が率いる東京大学都市デザイン研究室が、10年の歳月を費やしてまとめたデザインの拠り所。建築・都市デザイン、都市計画・まちづくりの出発点となる一冊。

目次

■序章 都市空間の構想力とは何か
  1 都市空間の構成の背後にある構想力を読み解く
  2 構想力を読み解くための六つの視点
■1章 大地に構える
  1 地形が都市を呼び寄せる
  2 地形を生活に取り込む
  3 地形が領域を生み出す
■2章 街路を配する
  1 都市を編み上げる
  2 街路を場所として設える
■3章 細部に拠る
  1 個のうちに全体を込める
  2 個を都市に開く
  3 細部に都市を纏う
■4章 全体を統べる
  1 都市に大きな物語を配する
  2 小さな物語を重ねて大きな物語を紡ぐ
  3 背景に隠された物語に乗ずる
■5章 ものごとを動かす
  1 地形への特化が行為を固有化する
  2 ハレの場を演じる
  3 空間の様式が継承を支える
  4 構想力が、今を歴史的な時間にする
■6章 時を刻む
  1 移ろいを映し出す
  2 記憶を重ねる 

著者プロフィール

東京大学都市デザイン研究室  (トウキョウダイガクトシデザインケンキュウシツ)  (編集

西村幸夫教授をはじめとする6 名の常勤教員スタッフと40 名を超える大学院生を中心に、国内外で都市デザインの研究と実践に取り組んでいる。1962 年に東京大学工学部都市工学科の創設にともなって新設された都市計画第二講座、通称、都市設計講座にルーツを持つ。歴代の研究室主宰者は、丹下健三、大谷幸夫、渡邉定夫の各教授。1997 年、研究と実践の領域の広がりを反映させて、都市デザイン研究室に改称した。現在、全国各地で自治体や地域・市民の方々と協働しながら、都市デザイン、まちづくりのプロジェクトを展開している。これまでに優に100 を超える数の学術関係の受賞、設計競技の受賞実績がある。主にアジア各国からの留学生たちを含む多くの卒業生が、国内外の都市デザインの現場の第一線で活躍している。

西村 幸夫  (ニシムラユキオ)  (著/文

1952 年福岡県生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。明治大学助手、東京大学助教授・教授を経て、現在東京大学先端科学技術研究センター所長。この間、マサチューセッツ工科大学及びコロンビア大学客員研究員、フランス社会科学高等研究院客員教授などを歴任。著書に『都市保全計画』(東京大学出版会)、『環境保全と景観創造』『西村幸夫風景論ノート』『西村幸夫都市論ノート』(以上、鹿島出版会)、『町並みまちづくり物語』(古今書院)など。共編著に『都市の風景計画』『日本の風景計画』『都市美』『路地からのまちづくり』『証言・まちづくり』『証言・町並み保存』『風景の思想』(以上、学芸出版社)、『まちづくりを学ぶ』(有斐閣)、『まちの見方・調べ方』『まちづくり学』(以上、朝倉書店)など。

中島 直人  (ナカジマナオト)  (著/文

1976 年東京都生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同工学系研究科都市工学専攻修士課程修了。同専攻助手・助教、慶應義塾大学環境情報学部専任講師・准教授を経て、現在、東京大学大学院工学系研究科准教授。著書に『都市美運動 シヴィックアートの都市計画史』(東京大学出版会)、共著に『都市計画家石川栄耀 都市探求の軌跡』(鹿島出版会)、『建築家大高正人の仕事』(エクスナレッジ)など。

永瀬 節治  (ナガセ セツジ)  (著/文

1981 年島根県生まれ。東北大学工学部建築学科卒業、同大学院都市・建築学専攻博士前期課程修了、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了。東京大学先端科学技術研究センター助教等を経て、現在、和歌山大学観光学部准教授。主な論文に「昭和戦前期における橿原神宮を中心とした空間整備事業に関する研究」など。

中島 伸  (ナカジマ シン)  (著/文

980 年東京都生まれ。筑波大学第三学群社会工学類卒業、東京大学工学系研究科都市工学専攻博士課程修了。練馬まちづくりセンター専門研究員、東京大学先端科学技術研究センター特任助教を経て、現在、東京大学大学院工学系研究科特別助教。主な論文に「戦災復興土地区画整理事業による街区設計と空間形成の実態に関する研究」など。

野原 卓  (ノハラ タク)  (著/文

1975 年東京都生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院工学系研究科都市工学専攻修了。?久米設計、東京大学大学院助手及び特任助手、同先端科学技術研究センター助教を経て、現在、横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。岩手県洋野町、福島県喜多方市、神奈川県横浜市、東京都大田区等にて都市デザイン実践活動に関わる。共著に『世界の
SSD100 都市持続再生のツボ』(彰国社)など。

窪田 亜矢  (クボタ アヤ)  (著/文

1968 年東京都生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了、コロンビア大学大学院歴史的環境保全専攻修士課程修了。?アルテップにて都市設計業務に従事、工学院大学建築都市デザイン学科講師・助教授、東京大学都市デザイン研究室准教授などを経て、2014 年より東京大学工学部都市工学科地域デザイン研究室・工学系研究科復興デザイン研究体特任教授(現職)。著書に『界隈が活きるニューヨークのまちづくり』(学芸出版社)など。

阿部 大輔  (アベ ダイスケ)  (著/文

1975 年米国ハワイ州ホノルル生まれ。早稲田大学土木工学科卒業、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程・博士課程修了。政策研究大学院大学、東京大学大学院建築学専攻特任助教を経て、現在、龍谷大学政策学部准教授。著書に『バルセロナ旧市街の再生戦略』(学芸出版社)、共編著に『地域空間の包容力と社会的持続性』(日本経済評論社)、『持続可能な都市再生のかたち』(日本評論社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。