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出版者情報
都市・地域の持続可能性アセスメント
人口減少時代のプランニングシステム
- 書店発売日
- 2015年6月29日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
紹介
環境、経済、社会の三面を総合的に評価する持続可能性アセスメントが生まれた。これは都市や地域の計画策定を持続可能性に配慮しながら合理的かつ民主的に進めるための新しいプランニングシステムである。その考え方と海外の先進事例、日本での萌芽的な実践例を紹介し、レジリエンスと持続可能性を高める計画への展望を示す。
目次
第1部 持続可能な都市・地域計画を考える
第1章 都市・地域の計画と持続可能性
1.1 持続可能性とは
1.2 少子高齢化社会における空間戦略の課題
1.3 東日本大震災からの復興で見える課題
1.4 都市・地域の新しい空間戦略
1.5 空間戦略の持続可能性診断
第2章 持続可能性のアセスメント(SA)
2.1 合理的で公正な判断を:新国立競技場計画にみる問題点
2.2 インパクト・アセスメントと計画
2.3 戦略的環境アセスメント(SEA)
2.4 持続可能性アセスメントへの展開
第2部 欧米の持続可能性アセスメント
第3章 米国における持続可能性アセスメントを用いた成長管理
3.1 米国の持続可能性アセスメント
3.2 成長管理計画における持続可能性アセスメントの事例
3.3 持続可能性アセスメントを用いたビジョン2040の策定
3.4 計画づくりと持続可能性アセスメントの統合
第4章 ドイツにおけるマスタープランレベルの持続可能性アセスメント
4.1 ドイツにおける持続可能性アセスメント
4.2 オッフェンブルク市におけるFプラン策定事例
4.3 Fプラン策定における持続可能性アセスメント
4.4 Fプラン策定におけるSEAとSAの特徴
第5章 オランダの戦略的環境アセスメントとその展開
5.1 オランダの空間計画制度とSEA
5.2 ヘルダーラント州地域計画へのSEA
5.3 広域計画へのSEA適用事例:ランドシュタット2040
5.4 オランダのSEAとその展開
第6章 英国の持続可能性アセスメント
6.1 英国都市計画制度の概要
6.2 持続可能性評価の背景と評価方法
6.3 持続可能性評価の事例:ストックポート市の基幹戦略
6.4 日本における持続可能性アセスメント導入に向けて
第3部 都市・地域計画への持続可能性アセスメントの導入に向けて
第7章 日本における持続可能性アセスメントの萌芽
7.1 震災復興における持続可能な地域創造
7.2 地区スケールにおける持続性評価の枠組み
7.3 持続可能性指標の開発
第8章 持続可能な都市・地域計画への展望
8.1 欧米の持続可能性アセスメントからの日本への示唆
8.2 アセスメントを計画プロセスの一部に
8.3 計画・政策の合意形成
上記内容は本書刊行時のものです。