版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
創造農村 佐々木 雅幸(著/文 | 編集) - 学芸出版社
..
【利用不可】

創造農村 (ソウゾウノウソン) 過疎をクリエイティブに生きる戦略 (カソヲクリエイティブニイキルセンリャク)

工業・工学
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:学芸出版社
A5判
272ページ
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-7615-3209-3   COPY
ISBN 13
9784761532093   COPY
ISBN 10h
4-7615-3209-2   COPY
ISBN 10
4761532092   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

その土地の自然と人間の持つ創造性によって、新たな文化、産業や雇用を生み出そうとする「創造農村」の動きが、日本各地へ広がろうとしている。本書では、アートや食文化による地域再生、オルタナティブツーリズムによる都市農村交流など、各地の自立した試みを紹介するとともに、条件不利地域に秘められた可能性をひらく。

目次

第Ⅰ部 到来した「創造農村の時代」
1章 創造農村とは何か、なぜ今、注目を集めるのか
1 農村を取り巻く状況
2 農山村再生に向けた新たな動き
3 創造農村の系譜と定義 
4 創造都市との連携でレジリアントな創造列島へ

2章 「創造的地域社会」の時代─農山村の自立とコミュニティ
1 「誇り」の空洞化
2 「創造的地域社会」の意味するところ
3 「地域自治組織」にみる新たな地域コミュニティ
4 農山村における女性起業の台頭
5 地域社会と「互酬性」

3章 創造農村の構築と持続可能性
1 創造都市論の誕生と変遷
2 創造農村のための資源
3 創造農村へのケーススタディ
4 創造農村の構築と持続へ

4章 生物文化多様性を活かしたツーリズム
1 生物文化多様性に基づく農村と都市の関係
2 都市と農村をつなぐツーリズム
3 地域資源を活かすコミュニケーション

5章 カルチュラル・ランドスケープの保全と地域の創造性
1 カルチュラル・ランドスケープとは?
2 農林水産業が生み出す景観をなぜ保全するのか
3 アクティヴな景観保全とワインツーリズム
4 茶の生産技術と景観変容
5 地域政策におけるカルチュラル・ランドスケープの役割

第Ⅱ部 動きはじめた「創造農村」への取り組み
6章 農山村文化と自治の取り組みを土台とした「美しい村」づくり─木曽町
1 合併前後の動きと地域づくりの仕組み
2 木曽町の各地域における地域づくり
3 木曽町における「美しい村」づくりの経過と課題
4 住民自治を土台とした創造農村

7章 伝統芸能の現代的再生と町並み保存─仙北市
1 足元を掘れ、そこに泉が湧く
2 地域の磁場の中で
3 民俗芸能の底力

8章 在来作物による食文化発信─鶴岡市
1 鶴岡市における「食文化創造都市」への取り組み
2 在来作物を活用し食文化を発信する多くのイノベーター
3 地域イノベーションを支援する大学等専門機関の活動
4 幅広い地域文化事業との連携
5 まとめ―成果・理論的含意・政策的課題

9章 文化的景観の保全と内発的発展による創造農村への取り組み─篠山市
1 篠山市の現状
2 一般社団法人ノオトの概要
3 “創造農村”をめぐる概念の考察
4 地域課題の創造的解決の事例
5 おわりに

10章 現代アートによる町の再生─中之条町
1 平成の合併と中之条
2 中之条ビエンナーレ
3 ビエンナーレがもたらしたもの

11章 創造人材の誘致による過疎への挑戦─神山町
1 神山町の概要とグリーンバレーの誕生
2 アーティスト・イン・レジデンスからワーク・イン・レジデンスへ
3 神山町成功の秘訣
4 創造経済・創造階級・創造農村
5 創造農村形成への提言と課題

12章 地域性と結合した文化的資源の創造による島の活性化─直島町・小豆島町
1 直島における文化事業とまちづくり
2 瀬戸内国際芸術祭を契機とした小豆島町の挑戦
3 文化的資源の創造による地域活性化の意義

13章 三線と伝統工芸を活かした平和のまちづくり─読谷村
1 特殊な場所としての沖縄県
2 読谷村の地域経済の現状
3 戦争の記憶
4 三線発祥の地
5 新たな産業としての伝統工芸
6 土地の“文脈”に支えられた新しい取り組み
7 創造農村としての読谷村の可能性

第3回創造農村ワークショップIN長野県木曽町「創造農村のリーダーたち」
入内島道隆、大南信也、金野幸雄、田中勝己

著者プロフィール

佐々木 雅幸  (ササキ マサユキ)  (著/文 | 編集

大阪市立大学大学院創造都市研究科教授・研究プラザ所長

川井田 祥子  (カワイダ サチコ)  (著/文 | 編集

大阪市立大学都市研究プラザ特任講師

萩原 雅也  (ハギワラ マサヤ)  (著/文 | 編集

大阪樟蔭女子大学学芸学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。