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テキスト ランドスケープデザインの歴史 武田 史朗(著/文) - 学芸出版社
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テキスト ランドスケープデザインの歴史 (テキストランドスケープデザインノレキシ)

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発行:学芸出版社
B5変型判
縦260mm
208ページ
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-7615-3187-4   COPY
ISBN 13
9784761531874   COPY
ISBN 10h
4-7615-3187-8   COPY
ISBN 10
4761531878   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0051  
0:一般 0:単行本 51:土木
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2010年10月
書店発売日
登録日
2016年6月22日
最終更新日
2016年6月22日
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紹介

日本語で書かれた初のランドスケープデザイン近代史教科書。19世紀に初めてランドスケープアーキテクトを名乗ったオルムステッドの仕事から2000年代の世界の動向まで、アメリカ及びヨーロッパ他諸外国の歴史と最新作を通史として語り、日本の状況にも触れる。都市・建築・土木を繋いできた職能の誕生と発展、現在を知る一冊。

目次

1部 1850-1939:民主主義と工業化の時代
第1章 1850-1899:近代ランドスケープデザインの幕開け
0 時代背景/1 イギリスの公園の誕生/2 都市施設としての公園/3 都市の骨格としての公園/4 自然公園運動
column オルムステッドがめざした社会改革
column ピクチャレスク──世界のコントロールという命題を巡って
第2章 1900-1919:理想都市の風景
0 時代背景/1 コミュニティの都市/2 美しい都市/3 ナショナルトラスト
column 田園都市レッチワース誕生前夜──ハワードの夢と実践
column 庭園から共用庭園、そして都市公園へ──イギリスのスクエアーの場合
第3章 1920-1929:車社会と抽象芸術
0 時代背景/1 パークウェイと郊外開発/2 キュビスムの庭
column アヴァン・ギャルドの台頭──20世紀のアートシーン
column ミースの空間構成と庭園のモダニズム
第4章 1930-1939:モダニズム
0 時代背景/1 ランドスケープのモダニズム/2 自然主義とモダニズムの対話─アメリカ─/
3 国家社会主義とモダニズム─ヨーロッパ─
column 建築・都市計画のモダニズム概観
日本コラム 1850-1939
概観①:公共空間を対象とする職能集団の誕生
美しい国土づくりの実践者、本多静六
関東大震災が生んだ52の小公園
2部 1940-1979:都市生活と環境の対峙
第5章 1940-1949:生活空間の機能と造形
0 時代背景/1 カリフォルニアの変革─アメリカ─/2 CIAM都市計画とコラボレーション-オランダ─/3 幾何学と自然主義─北欧─/4 地域主義的モダニズム─中南米─
column アメリカ・モダンランドスケープの父、トーマス・チャーチ
column ベルギーのジャン・カニール・クラス
第6章 1950-1959:モダンデザインの生産
0 時代背景/1 モダンランドスケープの展開─アメリカ─/2 CIAM都市計画の光と影─オランダ─/3 グッド・デザインの探求─スイス─
column 拝啓 ヒデオ・ササキ様
column 水平面への寵愛──カルロ・スカルパの庭
第7章 1960-1969:都市空間への挑戦
0 時代背景/1 組織設計事務所の確立─アメリカ─/2 自然とモダニズム─アメリカ─/3 コミュニティとモダニズム─アメリカ─/4 園芸から都市空間へ─フランス─/5 土木景観のリアリズム─オランダ─
column ローレンス・ハルプリンの仕事
column 環境分析とプランニング手法の進化
第8章 1970-1979:ポストモダンと環境への眼差し
0 時代背景/1 建築の屋外への展開/2 体験者のためのデザイン/3 環境主義のランドスケープ─アメリカ─/4 自然主義から工学主義へ─ドイツ─/5 ヴェルサイユの教育と職能の確立─フランス─
column アースワークが生み出す空間体験
column ベトナム・ベテランズ・メモリアル──都市に対峙する寡黙な壁
日本コラム 1940-1979
概観②:ランドスケープデザインの確立をめざして
「庭は人」である
「辺境」日本におけるニュータウン開発
3部 1980-2009:風景の再構築に向けて
第9章 1980-1989:ミニマリスムと現象の美学
0 時代背景/1 ラ・ヴィレット公園国際設計競技/2 ローカルなポストモダニズム/3 アートとデザインの境界線/4 アートとしてのランドスケープデザイン/5 現象の美学
column ピーター・ウォーカーとミニマリスムの美学
column 1980年代のウォーターフロント開発
第10章 1990-1999:ランドスケープアーバニズム
0 時代背景/1 ヨーロッパの新しい波/2 エコロジーとデザイン/3 ランドスケープアーバニズムへ
column ペンシルバニア大学ランドスケープアーキテクチャー学科の伝統と進化
column 参加のデザイン
第11章 2000-2009:環境、都市、人
0 時代背景/1 環境とランドスケープ/2 都市とランドスケープ/3 人とランドスケープ
column「次の自然」のデザインリテラシー
日本コラム 1980-2009
概観③:ランドスケープデザインの社会化
日本のエコロジカル・ランドスケープ計画
市民参加型パークマネジメントの変遷

図版出典・参考文献
ランドスケープデザイン重要人物事典
索引

著者プロフィール

武田 史朗  (タケダ シロウ)  (著/文

1972年東京都生まれ。ランドスケープアーキテクト、建築家。立命館大学理工学部建築都市デザイン学科准教授。武田計画室主宰。著書に『イギリス自然葬地とランドスケープ』、作品に福良港津波防災センター・ランドスケープ、花都区文化芸術中心・ランドスケープ(進行中)など。

山崎 亮  (ヤマザキ リョウ)  (著/文

1973年愛知県生まれ。コミュニティデザイナー、ランドスケープアーキテクト。studio-L代表。ひょうご震災記念21世紀研究機構主任研究員。主な仕事に海士町総合振興計画、マルヤガーデンズコミュニティデザインなど。主な著書に『マゾヒスティック・ランドスケープ』『震災のためにデザインは何が可能か』など。

長濱 伸貴  (ナガハマ ノブタカ)  (著/文

1967年大阪市生まれ。ランドスケープアーキテクト。神戸芸術工科大学環境・建築デザイン学科准教授。E-DESIGN代表。主な作品に三田市総合文化センター・ランドスケープ、なんばパークス2期・屋上公園、京染会館・京染の庭など。

廣瀬 俊介  (ヒロセ シュンスケ)  (著/文

1967年市川市生まれ。ランドスケープアーキテクト。東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科准教授。1989年、東京造形大学デザイン学科II類環境計画卒業、GK設計入社。2001年、風土形成事務所設立及びドイツ遊学。2003年より現職。

長谷川 浩己  (ハセガワ ヒロキ)  (著/文

1958年千葉県生まれ。ランドスケープアーキテクト。千葉大学及びオレゴン大学修士課程修了。オンサイト計画設計事務所パートナー。武蔵野美術大学建築学科特任教授。主な作品に東雲キャナルコート、星のや軽井沢など。

齊木 崇人  (サイキ タカヒト)  (著/文

1948年広島生まれ。建築家・環境デザイン。神戸芸術工科大学教授・学長、神戸市統括監。広島工業大学卒業、工学博士(東京大学)。筑波大学専任講師、スイス連邦工科大学研究員、ウエストミンスター大学客員教授。

坂井 文  (サカイ アヤ)  (著/文

東京生まれ。北海道大学建築都市コース准教授。横浜国立大学建築学科卒業、ハーバード大学デザイン大学院ランドスケープアーキテクチャー修士、ササキアソシエイツ勤務を経てロンドン大学PhD。一級建築士。

村上 修一  (ムラカミ シュウイチ)  (著/文

1964年北九州市生まれ。滋賀県立大学環境科学部環境建築デザイン学科准教授。ハーバード大学大学院デザイン研究科修了。㈱長谷工コーポレーション、京都大学農学部助手を経て現職。共著に『ランドスケープデザイン』『環境デザイン学』。

倉方 俊輔  (クラカタ シュンスケ)  (著/文

1971年東京都生まれ。建築史家。西日本工業大学デザイン学部建築学科准教授。博士(工学)。建築系ラジオ共同主宰。著書に『吉阪隆正とル・コルビュジエ』、共著に『伊東忠太を知っていますか』『東京建築ガイドマップ』など。

増田 昇  (マスダ ノボル)  (著/文

1952年大阪生まれ。大阪府立大学大学院生命環境科学研究科緑地環境科学専攻教授。専門はランドスケープアーキテクチャー。市浦都市開発建築コンサルタンツ勤務後、1985年から大阪府立大学に勤務。

粟野 隆  (アワノ タカシ)  (著/文

1976年兵庫県丹波篠山生まれ。東京農業大学造園科学科助教。2004年、東京農業大学大学院農学専攻博士後期課程修了。博士(造園学)。国立文化財機構奈良文化財研究所研究員を経て現職。ランドスケープ現代史研究会代表。

馬場 菜生  (ババ ナオ)  (著/文

1981年東京都世田谷区生まれ。「旧新橋停車場」マネージャーおよび学芸員。2006年、東京農業大学大学院造園学専攻修士課程修了、公益財団法人東日本鉄道文化財団勤務。ランドスケープ現代史研究会メンバー。

神藤 正人  (ジンドウ マサト)  (著/文

1971年東京都東久留米市生まれ。東京農業大学短期大学部環境緑地学科助教。2005年、東京農業大学大学院造園学専攻博士課程修了、博士(造園学)。ランドスケープ現代史研究会メンバー。

高島 智晴  (タカシマ トモハル)  (著/文

1981年川越市生まれ。ランドスケープアーキテクト。2007年、東京農業大学大学院造園学専攻修士課程修了、公益財団法人東京都公園協会入社。ランドスケープ現代史研究会メンバー。

河合 健  (カワイ ケン)  (著/文

京都造形芸術大学環境デザイン学科教授。ニューヨーク・アカデミー・オブ・アート卒業。1993-1999年、ピーターウォーカー・ウィリアムジョンソン・アンド・パートナーズ勤務。

杉浦 榮  (スギウラ サカエ)  (著/文

S2 Design and Planning 代表。関西大学、早稲田大学非常勤講師。ハーバード大学建築学大学院アーバンプランニング修士課程修了及び同大学院ランドスケープアーキテクチュア修士課程修了。主な作品に前沢ガーデン桜花園、長野市街地再開発Toi Goなど。

応地 丘子  (オオジ タカコ)  (著/文

福岡市生まれ。Registered Landscape Architect, LEED AP。九州芸術工科大学環境設計学科卒業。ハーバード大学デザイン大学院ランドスケープアーキテクチャー修士。ササキアソシエイツ入社。2010年、ロビニアヒル設立。

三谷 徹  (ミタニ トオル)  (著/文

ランドスケープアーキテクト。千葉大学園芸学研究科教授。現在オンサイト計画設計事務所とともに設計活動。主な作品に風の丘、品川セントラルガーデン、奥多摩町森林セラピー登計の道など。

村上 暁信  (ムラカミ アキノブ)  (著/文

1971年大阪市生まれ。筑波大学大学院システム情報工学研究科講師。1994年東京大学農学部緑地学専修卒業、1999年同博士課程修了。東京大学助手、ハーバード大学客員研究員、東京工業大学講師を経て現職。

宮原 克昇  (ミヤハラ カツノリ)  (著/文

1975年大阪生まれ。ランドスケープアーキテクト。日建設計ランドスケープ設計室所属。ペンシルバニア大学大学院ランドスケープ学科修了。StoSS LU, Gunn Landscapes, Gustafson Guthrie Nicholを経て現職。

小林 邦隆  (コバヤシ クニタカ)  (著/文

1977年群馬県桐生市生まれ。ランドスケーププランナー。2003年、東京農業大学大学院造園学専攻修士課程修了、㈱タム地域環境研究所入社。ランドスケープ現代史研究会メンバー。

武田 重昭  (タケダ シゲアキ)  (著/文

1975年神戸市生まれ。兵庫県立人と自然の博物館研究員。2000年、大阪府立大学大学院修了。UR都市機構を経て現職。共著に『シビックプライド』。NPO法人パブリックスタイル研究所、ランドスケープ現代史研究会メンバー。

吉村 純一  (ヨシムラ ジュンイチ)  (著/文

1956年松江市生まれ。ランドスケープアーキテクト。多摩美術大学美術学部環境デザイン学科教授。1980年、千葉大学園芸学部造園学科卒業、鈴木昌道造園研究所入所。1990年、PLACEMEDIA設立。宮城俊作、山根喜明、吉田新とのパートナーシップ。

篠沢 健太  (シノザワ ケンタ)  (著/文

1967年神奈川県生まれ。ランドスケープアーキテクト。大阪芸術大学環境デザイン学科准教授。1995年、東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。博士(農学)。共著に『環境デザインの視野』。

佐々木 葉二  (ササキ ヨウジ)  (著/文

ランドスケープアーキテクト。京都造形芸術大学環境デザイン学科教授。鳳コンサルタント顧
問。カリフォルニア大学、ハーバード大学客員研究員を経て現職。主な作品に六本木ヒルズ、
さいたま新都心けやき広場など。

根本 哲夫  (ネモト テツオ)  (著/文

1968年福島県生まれ。ランドスケープアーキテクト。博士(学術)。日建設計ランドスケープ設計室長。1995年、千葉大学大学院園芸学研究科修了。主な作品にエクシブ京都八瀬離宮、やまぐちフラワーランドなど。

霜田 亮祐  (シモダ リョウスケ)  (著/文

1974年生まれ。設計組織PLACEMEDIAアソシエイト。ランドスケープアーキテクト。ハーバード大学GSD修了後、Hargreaves Associates、Tom Leader Studioを経て現職。共著に『ランドスケープ批評宣言』。1999年よりランドスケープ・アーバニズムに関わるデザインワークショップの企画・運営に携わる。ランドスケープ現代史研究会メンバー。

別所 力  (ベッショ ツトム)  (著/文

1978年東京都生まれ。ランドスケープアーキテクト、アソシエイトとしてジェイムズ・コーナー・フィールド・オペレイションズに勤務。2001年、東京大学農学部緑地環境学専修卒業、2006年、ペンシルバニア大学大学院デザイン学部ランドスケープアーキテクチャー学科修了。

土肥 真人  (ドヒ マサト)  (著/文

1961年東京生まれ。コミュニティ・デザイナー、ランドスケープアーキテト。東京工業大学社会工学専攻准教授。1993年、京都大学農学研究科修了、博士(農学)。共著に『まちづくりの方法と技術』『環境と都市のデザイン』など。

宮城 俊作  (ミヤギ シュンサク)  (著/文

1957年京都府宇治市生まれ。ランドスケープアーキテクト。設計組織PLACEMEDIA・パートナー、奈良女子大学住環境学科教授。ハーバード大学デザイン学部大学院修了。

木下 剛  (キノシタ タケシ)  (著/文

1967年静岡県生まれ。千葉大学大学院園芸学研究科准教授。専門は緑地デザイン学。博士 (学術)。2001年エディンバラ芸術大学で在外研究員。東アジアランドスケープ研究会。日本荒れ地学会。共著に『ランドスケープ批評宣言』『緑資産と環境デザイン論』など。

髙橋 靖一郎  (タカハシ セイイチロウ)  (著/文

1967年宮城県生まれ。ランドスケープアーキテクト。㈱LPD取締役。多摩美術大学、東京農業大学、千葉大学非常勤講師。千葉大学院園芸学研究科造園学専攻修士課程修了。共編著に『ランドスケープ批評宣言』『ランドスケープアーキテクトになる本』。

横張 真  (ヨコハリ マコト)  (著/文

東京生まれ。東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。1986年、農林水産省農業環境技術研究所研究員、1998年、筑波大学助教授、2004年、同教授、2006年より現職。

上記内容は本書刊行時のものです。