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パークナイズ 公園化する都市 Open A(編集) - 学芸出版社
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パークナイズ 公園化する都市 (パークナイズ コウエンカスルトシ)

工業・工学
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発行:学芸出版社
四六判
272ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7615-2902-4   COPY
ISBN 13
9784761529024   COPY
ISBN 10h
4-7615-2902-4   COPY
ISBN 10
4761529024   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年9月25日
発売予定日
登録日
2024年6月27日
最終更新日
2024年8月22日
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紹介

建築・都市は今、「公園化」したがっているのではないか?これまで街に閉じていた公共施設、オフィス、商業施設などが緑豊かなオープンスペースを備え、街にひらくようになった。この現象を「パークナイズ」と呼び、人々のニーズ、実現する仕組みを紹介。Open Aが設計・運営するプロジェクト、国内外のリサーチ事例、妄想アイデアから、多彩なデザイン、マネジメント手法を解説。

目次

はじめに Parknize the City-都市は公園化したがっている

1章 PARKand 公園×○○
1 つなげる
01 PARK and Library(公園×図書館)
佐賀城公園 こころざしのもり
―図書館と公園の境界を溶かす

02 PARK and Apartment(公園×団地)
高円寺アパートメント
―団地のグラウンドレベルを街にひらく

03 PARK and Shopping Center(公園×商業施設)
ちはや公園
―公園のような商業空間は地域に愛される

COLUMN 1|場と人をやわらかくつなげる、新しい公園のマネジメント

2 置く
04 PARK and City Hall(公園×市役所)
LIVE+RALLY PARK.
―小さな仮設建築が大きな都市政策を導く

05 PARK and Station(公園×駅)
こすぎコアパーク
―駅前広場にコンテンツを散りばめる

06 PARK and Studio(公園×スタジオ)
KURUMERU
―ひらかれた建築が公園に新たな出来事を起こす

3 重ねる

07 PARK and Roadside Station(公園×道の駅)
トライアルパーク蒲原
―残土を使った公園で道の駅への可能性を試す

08 PARK and Bridge(公園×橋)
桜城橋 橋上広場
―橋の上の公園は活用されるのを待っている

COLUMN 2|公園を均質化させない、公共性と収益性の丁寧な重ね方

4 見立てる
09 PARK and Community Center (公園×コミュニティセンター)
みんなの公園
―空き地の公園化が市民の自由なふるまいを生む

10 PARK and Alley(公園×路地)
Slit Park YURAKUCHO
―路地の公園化がエリアの未来を予感させる

11 PARK and Road(公園×道路)
守口さんぽ
―社会実験が道路の公園化の道をひらく

12 PARK and Department Store(公園×デパート)
iti SETOUCHI
―廃デパートの壁を抜き屋根のある公園と見立てる

2章 PARKnize 公園化する都市
S-軒先スケールのパークナイズ 
【CASE01】おいしいパーク-使われていない畑が地域にひらかれた居場所に
〈妄想アイデア01〉町工場のPARKnize-町工場が地域のクリエイティブハブに
【CASE02】インフラスタンド-水道工事会社が街にひらいた私設の公衆トイレ
〈妄想アイデア02〉工事現場のPARKnize-仮囲いの一角を、表現の舞台に

【CASE03】New York City Tree Map-「推しの街路樹」は、個人が都市の風景にコミットする仕組み
〈妄想アイデア03〉軒先・縁側のPARKnize-庭先60cmを「特区化」してパブリックにシェア
【CASE04】ただの遊び場ゴジョーメ-空き家を小さくひらいたら、街に起こった大きな変化

M-建築スケールのパークナイズ
【CASE05】1111 Lincoln Road-駐車場が人の居場所に。パーク&パーキング!
〈妄想アイデア04〉ガソリンスタンドのPARKnize-郊外の風景を変えるロードサイドの拠点に
【CASE06】the COMMONS-バンコクの商業施設は半屋外の立体的な公園
〈妄想アイデア05〉物流倉庫のPARKnize-ストック空間をひらいて、みんなの遊び場へ
【CASE07】THE CAMPUS-オフィスビルをくり抜いて出現した都会のエアポケット
〈妄想アイデア06〉コンビニエンスストアのPARKnize-なんでもあってなんでもできる。24時間営業のエンタメ公園
【CASE08】HIROPPA-地域の未来のために。陶磁器メーカーの私設公園



L-インフラスケールのパークナイズ 
【CASE09】なんば広場-構想から15年、タクシープールを大改造!
〈妄想アイデア07〉団地のPARKnize-公園の中で暮らす。団地の可能性は豊かな屋外にあり!
【CASE10】タグボート大正-特区制度で大阪の水辺を切りひらく
〈妄想アイデア08〉墓地のPARKnize-日常的に通いたくなる明るいお墓
【CASE11】CopenHill-ごみの山が遊べる山に大変身!
〈妄想アイデア09〉メガソーラーのPARKnize-エコエネルギー&フレッシュフード
【CASE12】SEOULLO 7017-ソウルの駅前に浮かぶ1kmの公園

XL-都市スケールのパークナイズ
【CASE13】田園都市・レッチワース-敷地境界を緑に置き換える
〈妄想アイデア10〉地方駐車場のPARKnize-「衰退する都市」ではなく「公園化する都市」と呼んでみる
【CASE14】PUBLICWARE-未来の都市の風景は個の集合体で浮かびあがる?

3章 Interview この先の都市を描く対話
01 小野裕之さん(散歩社)
-メディアのように空間を編集する、下北沢BONUS TRACKのメカニズム
02 吉村有司さん(東京大学先端科学技術研究センター)
-データ活用が都市計画・まちづくりの民主化を進める

おわりに

著者プロフィール

馬場 正尊  (ババ マサタカ)  (著/文

Open A 代表/公共R不動産プロデューサー/東北芸術工科大学教授。1968年生まれ。早稲田大学大学院建築学科修了後、博報堂入社。2003年Open Aを設立。建築設計、都市計画まで幅広く手がけ、ウェブサイト「東京R不動産」「公共R不動産」を共同運営する。近作に「佐賀城内エリアリノベーション」「泊まれる公園 INN THE PARK」など。近著に『テンポラリーアーキテクチャー:仮設建築と社会実験』『公共R不動産のプロジェクトスタディ:公民連携のしくみとデザイン』など。

飯石 藍  (イイシ アイ)  (著/文

公共R不動産/株式会社nest。上智大学文学部新聞学科卒業。公共R不動産の立ち上げから関わり、メディア企画・編集をメインに、「NEXT PUBLIC AWARD」や「公共空間逆プロポーザル」等の企画、コンサルティングも実施。また、東京都豊島区にて、道路を活用して社会実験からハード整備や都市政策につなげるプログラム「IKEBUKURO LIVING LOOP」の企画・推進にも携わる。共著に『公共R不動産のプロジェクトスタディ:公民連携のしくみとデザイン』。

小川 理玖  (オガワ リク)  (著/文

Open A。1993年生まれ。日本女子大学住居学科卒業。千葉大学大学院工学研究科修了。2018年ゼネコン設計部入社、2022年よりOpen A。設計業務の傍ら、公共R不動産のまちづくりビジョン策定業務に携わる。建築雑誌などのイラストレータとしても活動中。

菊地 純平  (キクチ ジュンペイ)  (著/文

Open A/公共R不動産。1993年生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科卒業。筑波大学大学院デザイン学修了。2017年UR都市機構に入社し、団地のストック活用・再生業務を担当。2019年Open A/公共R不動産に入社し、公共空間活用事業に携わる。共著に『テンポラリーアーキテクチャー:仮設建築と社会実験』。

木下 まりこ  (キノシタ マリコ)  (著/文

Open A/公共R不動産。2009年法政大学大学院工学研究科修了後、新建築社に入社し、建築雑誌『新建築』などの編集を担当。2020年よりOpen A/公共R不動産にてメディア企画・編集・公共空間活用事業に携わる。共著に『テンポラリーアーキテクチャー:仮設建築と社会実験』。

中島 彩  (ナカジマ アヤ)  (著/文

Open A/公共R不動産。米国オレゴン州ポートランド州立大学コミュニケーション学部卒業。メディアジーン社のウェブメディア編集長を経て独立。2016年より山形市にて、移住定住を目的としたローカルメディアの立ち上げと編集に参画。2018年よりOpen A/公共R不動産にてメディア企画・編集に関わりながら、公共空間やまちづくりをテーマに取材や執筆を行う。

和久 正義  (ワク マサヨシ)  (著/文

Open A。1994年生まれ。早稲田大学創造理工学部建築学科卒業。同大学院建築学専攻修了。2020年Open Aに入社。2022年より大阪を拠点に「門真市駅周辺エリアリノベーション事業」等に携わる。デザインコレクティブ「REPIPE」代表として仮設空間の設計・施工も手掛ける。

上記内容は本書刊行時のものです。