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バザールカフェ ばらばらだけど共に生きる場をつくる 狭間 明日実(著/文) - 学芸出版社
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バザールカフェ ばらばらだけど共に生きる場をつくる (バザールカフェ バラバラダケドトモニイキルバヲツクル)

社会一般
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発行:学芸出版社
四六判
縦188mm 横127mm 厚さ20mm
224ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7615-2897-3   COPY
ISBN 13
9784761528973   COPY
ISBN 10h
4-7615-2897-4   COPY
ISBN 10
4761528974   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年7月25日
書店発売日
登録日
2024年4月21日
最終更新日
2024年6月26日
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紹介

豊かな庭と建築、名物は日替わりの多国籍料理。目指すのは、LGBTQ、依存症、HIV陽性、外国籍…異なる現実を生きる人々か?出会い、変わっていくこと。変わらなくても生きられる社会をつくること。そんな場をつくってきたバザールカフェの社会福祉士、ボランティア、宣教師、研究者らの実践レポート。

目次

はじめに

1章 カフェの日常を支える土台
1-1. 木々に囲まれたカフェにある、かすかな違和感
1-2. 雑然さが「隙」をつくる
1-3. いろんな顔をもつ市場
1-4. しなやかに形を変えていくネットワーク
1-5. ひらかれた関係の中で自分をみつめる

2章 バザールカフェには誰がいる?
2-1. まず「人」として出会う
2-2. 多国籍メニューをつくる外国人シェフ:バザールは第2のホーム
2-3. アルコール依存症のゲンさん:誰かに必要とされる場所
2-4. 依存症の当事者でもある店長:「私、ここにいて良いんだな」
2-5. 皿洗いをする高校教師:違う自分になれる場所
2-6. 常連客の牧師:肩書をおろして過ごせる場所
2-7. 社会福祉学科の実習生:実習で得た一番の財産は居場所
2-8. たろうと3人のおとな:ふしぎな子育ての場
2-9. 支援されるソーシャルワーカー: 「お互い様なんだな」
2-10. ボブちゃん「と」英一:ありのままの姿へ
2-11. ひとし: 人生を変えるたくさんの出会い

3章 バザールカフェ的ソーシャルワーク実践
3-1. 社会がつくってきた生きづらさの中で生きる
3-2. ある一日の記録:カフェとソーシャルワーク
3-3. ソーシャルワーカーの葛藤
3-4. バザールカフェにあるコミュニティワーク
3-5. バザールカフェにある漠然とした信頼感
3-6. 私の役割とバザールカフェが目指すもの

4章 そこに広がる「生命モデル」の世界
4-1. ソーシャルワーカーの悔いのストーリー
4-2. 生命モデルの庭につながる小径を歩く
4-3. ソーシャルワーク理論発展の歴史
4-4. バザールカフェのソーシャルワーク

5章 学びの場としてのバザール:コーヒーハウスミニストリー
5-1. 型にハマらない学びの場
5-2. 「持続可能なソーシャルワーク」を支える仕組み

6章 ブレンディング・コミュニティを生み出すカフェの試み
6-1. バザールカフェはコミュニティカフェなのか
6-2. バザールカフェに巻き込まれる
6-3. HIV/エイズの社会問題化と京都が果たした役割
6-4. インクルーシブなカフェの成り立ち:キリスト教とアートの邂逅
6-5. 困難と隣り合わせのカフェ運営
6-6. ブレンディング・コミュニティという支え合いのかたち

おわりに

著者プロフィール

狭間 明日実  (ハザマ アスミ)  (著/文

9年間バザールカフェ事務局に従事したのち2024年からボランティアとして関わる。傍らで、食べることや地域の暮らしにまつわる仕事や遊びをしている。同志社大学在学中の実習を機にバザールカフェに関わるようになった。

佐々木 結  (ササキ ヒトシ)  (著/文

バザールカフェ活動委員。大学2回生だった2017年、先輩に誘われてボランティアを始める。現在は同志社大学神学研究科大学院生。専門は近現代日本キリスト教史。バザールカフェがきっかけで社会福祉にも関心を持ち始めた。

松浦 千恵  (マツウラ チエ)  (著/文

ソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士)。2004年頃よりバザールカフェに関わるようになり、現在は事務局スタッフ。依存症専門の精神科クリニックとバザールカフェで主に依存症の方々に関わっている。地域と医療機関の両方で依存症支援のあり方について考え中。

野村 裕美  (ノムラ ユミ)  (著/文

同志社大学社会学部教授。医療ソーシャルワーカーをしていた1996年にHIV陽性者支援を通してバザールカフェの設立メンバーと出会った。バザールカフェでの取り組みを「ケア・カフェを用いた多職種連携教育(IPE)の取り組み -地域包括型HIV陽性者と薬物使用からの回復支援プログラムの一環として」『医療と福祉』No.99Vol.49-No.2(2016)にまとめた。

マーサ メンセンディーク  (マーサ メンセンディーク)  (著/文

同志社大学社会学部准教授。専門は多文化社会福祉、移住者・外国籍住民の支援。宣教師でもあり、日米の教会の協力活動に従事。バザールカフェの設立から関わり、現在は活動委員と代表を務めている。

白波瀬 達也  (シラハセ タツヤ)  (著/文

関西学院大学人間福祉学部教授。専門は社会学。主にホームレス問題や貧困問題の調査・研究に従事。2016年に大学の共同研究プロジェクトをきっかけにバザールカフェに関わるようになった。主著に『宗教の社会貢献を問い直す -ホームレス支援の現場から』『貧困と地域 -あいりん地区から見る高齢化と孤立死』など。

上記内容は本書刊行時のものです。