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ガストロノミーツーリズム 尾家 建生(著/文) - 学芸出版社
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ガストロノミーツーリズム (ガストロノミーツーリズム) 食文化と観光地域づくり (ショクブンカトカンコウチイキヅクリ)

社会一般
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発行:学芸出版社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ20mm
188ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7615-2855-3   COPY
ISBN 13
9784761528553   COPY
ISBN 10h
4-7615-2855-9   COPY
ISBN 10
4761528559   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年7月5日
書店発売日
登録日
2023年4月29日
最終更新日
2024年10月1日
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書評掲載情報

2023-08-19 朝日新聞  朝刊
評者: 藤田結子(東京大学准教授・社会学)
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紹介

【2024年度 観光学術学会「観光企画・作品賞」受賞】
ガストロノミーは贅沢な美食のことではない。
欧米では「美味しい」を基準にしながらも、自然、文化、遺産、伝統など共同体の個性を反映するものとして捉えられている。
そして地域社会を活性化させ、健康にし、幸福にする原動力として実践されている。
地域の食文化を味わっていただくことこそ、これからの観光振興のカギだ。

目次

はじめに

第1章 フードツーリズムの誕生
1.観光の成長と食文化
2.食と観光の関係
3.フードツーリズムとは
4.フードツーリズム開発の利点
5.誰がフードツーリストか
5.フードツーリズムの発展と体系 

第2章 日本におけるフードツーリズムの発展 
1.旅行会社と鉄道会社によるグルメツアー 
2.ご当地グルメと食のまちおこし
3.生産者と消費者の顔の見える関係
4.まちなかのにぎわい創出と地方の食の街道
5.食による観光まちづくり   

第3章 欧米に見るガストロノミーツーリズムの台頭
1.フードツーリズムのイノベーション
2.地域開発のエンジンとしてのガストロノミー

第4章 欧米はなぜガストロノミーを重視しているのか
1.ガストロノミーの誕生
2.ガストロノミーの元祖―詩人アルケストラトス
3.近代に再登場する「ガストロノミー」
4.パリのレストランの黄金時代
5.ブリア・サヴァランの『味覚の生理学』(邦題:美味礼讃)
6.ガストロノミーと現代
7.観光の成長とガストロノミー
8.ガストロノミーツーリズムとテロワール

第5章 地域におけるガストロノミーのマネジメント
1.消費者が期待するガストロノミー体験
2.多様なステークホルダーのネットワーキング
3.庄内地域のガストロノミー・マネジメント

第6章 日本のガストロノミーとインバウンド
1.日本のガストロノミー
2.日本のインバウンドの取り組み
3.和食の歴史とインバウンド
4.日本の外食産業と和食のグローバル化
5.ガストロノミーツーリズムによる地方誘客と消費額改善

第7章 ガストロノミー体験づくりのヒント
1.生産者とガストロノミー資源を掘り起こす
2.料理人が地域を案内する
3.蔵元の知識を活かしたペアリングメニューの開発
4.伝統工芸と美味しい料理の組み合せ
5.ローカルフードを発見する地元食品スーパー
6.食材集積の景観と鮮度を体感できる卸売市場

第8章 ガストロノミーツーリズムとまちづくりのツボ
1.水産の町のフードフェスティバル
2.食の遺産を伝えるフードミュージアム
3.地方料亭のニューカルチャー
4.金沢市に学ぶガストロノミー開発
5.生産者の「物語」が主役:かみかわフードツーリズム
6.発酵ツーリズムと微生物テロワール

著者プロフィール

尾家 建生  (オイエ タテオ)  (著/文

平安女学院大学国際観光学部特任教授。
福岡県生まれ。大阪府立大学大学院経済学研究科博士課程修了。専門は観光学。大学卒業後、旅行会社に入社。早期退職後、大阪観光大学観光学部教授、日本フードツーリズム学会初代会長、大阪府立大学観光産業戦略研究所客員研究員、大阪商工会議所ツーリズム振興委員会委員、(公財)堺都市政策研究所専門研究員等を経歴。現在、上記現職とともに発酵ツーリズム研究会代表。著書に編著『これでわかる!着地型観光』など。

高田 剛司  (タカダ タケシ)  (著/文

立命館大学食マネジメント学部教授。
埼玉県生まれ。名古屋大学大学院国際開発研究科博士前期課程修了。技術士(建設部門:都市及び地方計画)。専門は観光まちづくり、産業政策。大学院修了後、㈱地域計画建築研究所(アルパック)に入り、各地の地域活性化に携わる。2020年より現職。(一社)日本観光研究学会理事、(一社)日本計画行政学会常務理事・関西支部長。共著に『これでわかる!着地型観光』、『地域創造のための観光マネジメント講座』(いずれも学芸出版社)など。

杉山 尚美  (スギヤマ ナオミ)  (著/文

ガストロノミーツーリズム アドバイザー。
大阪府生まれ。関西学院大学経済学部卒。英国国立ウェールズ大学MBA取得。2000年㈱ぐるなび入社。約2万店の飲食店と携わり、日本の食文化の豊かさを実感。2013年よりインバウンド・海外事業を推進し、2015年執行役員に就任。食におけるインバウンド促進の基盤を創る。2021年楽天グループ㈱にて食文化体験プログラムを創造。現在、ガストロノミーツーリズムの研究・推進活動を個人で始動。(一社)日本フードビジネス国際化協会理事、大学・企業・自治体向けセミナー講師など。

上記内容は本書刊行時のものです。