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フランスのウォーカブルシティ ヴァンソン 藤井 由実(著/文) - 学芸出版社
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フランスのウォーカブルシティ (フランスノウォーカブルシティ) 歩きたくなる都市のデザイン (アルキタクナルトシノデザイン)

工業・工学
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発行:学芸出版社
四六判
272ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-7615-2854-6   COPY
ISBN 13
9784761528546   COPY
ISBN 10h
4-7615-2854-0   COPY
ISBN 10
4761528540   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年5月20日
書店発売日
登録日
2023年4月7日
最終更新日
2023年4月21日
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書評掲載情報

2023-06-18 産經新聞  朝刊
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紹介

フランスの街は今、歩く人や自転車で賑わい劇的にウォーカブルに変わっている。なぜ、スピーディにダイナミックに街を変えられるのか?歩行者空間の創出、自動車交通の抑制、自転車道・公共交通の整備、移動のDX等の方法論、制度・組織・実装のしくみを、多数の事例で紹介。15分都市からスマートシティまで、最前線に迫る。

目次

はじめに

1章 パリ:ウォーカブルシティの最前線
1 ロックダウンで再認識された歩行中心の都市環境
2 世界とフランスの15分都市
3 パリのウォーカブルな都市再編
4 イダルゴ市長による「深呼吸するパリ」プラン
5 自動車交通を抑制するモビリティ政策
6 歩行者空間化は近隣商業を伸ばす

2章 なぜ、歩きたくなる都市が実現できるのか
1 ストラスブール、マルセイユ、ニース:観光都市のウォーカブルな水辺
2 ラ・ロシェル:70年代から取り組むカーフリーの発祥地
3 歩きたくなる都市を実現できる背景
4 車とどのように共存するか

3章 日常の移動を豊かにするモビリティ基本法
1 公共交通と歩行者空間をセットで都市を再編
2 公共交通の推進を支える法整備とプロジェクト支援
3 新しい時代の移動の哲学を示すモビリティ基本法
4 エコロジカルなモビリティへの移行

4章 ディジョン:MaaSの活用と統合型スマートシティ
1 行政が主導するMaaS
2 行政とコンソーシアムが協働するスマートシティ

5章 なぜ、都市政策をダイナミックに実装できるのか
1 広域で包括的な実行体制
2 政治家の高い意識と能力
3 行政の領域横断と機動力
4 財源の自立性と人材のダイバーシティ
5 税の再配分に見る社会の連帯
6 少子化対策にも貢献する住みやすい都市づくり

6章 ナント:15分都市エリアを創出したマスターアーバニストたち
1 中ノ島の造船所跡地の複合開発
2 都市開発におけるマスターアーバニストの役割
3 産業都市から環境・文化都市へ
4 マスタープランと建築許可によるコントロール
5 3代のマスターアーバニストが実現したこと
6 職住近接のライフスタイルを実現

7章 アンジェ:人々を巻き込む河岸駐車場の歩行者空間化
1 多様なステークホルダーとの合意形成を可能にする制度
2 市民に開かれた駐車場の広場転用プロセス
3 フランスの合意形成の特徴と意義

終章 フランスで主流になった「穏やかな街」
1 道路空間を共有するという発想が出発点
2 都市を車に適応させるプランニングからの脱却
3 穏やかな街を実現するステップとメリット
4 自分たちの住みたい都市を実現するために

おわりに

著者プロフィール

ヴァンソン 藤井 由実  (ヴァンソン フジイ ユミ)  (著/文

Fujii Intercultural社代表。フランス都市政策研究者。大阪府出身。大阪外国語大学(現・大阪大学)フランス語科卒業。フランス国民教育省の「外国人への仏語教諭資格」を取得し、パリを中心に1980 年代より欧州で通訳として活動。2003 年からフランス政府労働局公認の社員教育講師として、民間企業や公的機関で「日仏異文化マネジメント研修」を企画。現在はフランスにおける公共交通を導入した都市計画、モビリティと都市空間の再編成、地方活性化などのテーマで調査・執筆を行う。著書に『ストラスブールのまちづくり』(2011 年/ 2012 年度土木学会出版文化賞)、『フランスではなぜ子育て世代が地方に移住するのか』(2019 年)、共著に『フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか』(2016 年)。翻訳監修書に『ほんとうのフランスがわかる本』(2011 年/在日フランス大使館推薦書)。フランス在住。http://www.fujii.fr/

上記内容は本書刊行時のものです。