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出版者情報
SDGs時代の地方都市圏の交通まちづくり
SDGs時代の地方都市圏の交通まちづくり
- 初版年月日
- 2023年3月31日
- 書店発売日
- 2023年4月7日
- 登録日
- 2023年2月17日
- 最終更新日
- 2023年4月3日
紹介
過度なクルマ依存社会、経済性の追求は、様々な功罪をもたらしている。そこでまず、SDGsの観点から現在の交通のあり方を検証する。そしてSDGs達成のために必要な交通まちづくりを、モビリティ・マネジメント、福祉交通、公共交通やバス・鉄道再生、総合的な交通まちづくり戦略など各テーマにそって多様な事例とともに紹介する。
目次
はじめに “誰ひとり取り残さない”ために
序章 SDGsな地方都市圏と交通システム
【1部 SDGsから見た交通の現状】
第1章 環境から見る
1・1 環境系のSDGsと交通関連のターゲット
1・2 気候変動の状況
1・3 気候変動と交通
1・4 生態系と交通
第2章 社会から見る
2・1 社会系のSDGsと交通関連のターゲット
2・2 日常生活上のアクセシビリティは確保できているか
2・3 外出の機会と生活の質
2・4 道路交通の安全性
2・5 交通と健康
2・6 交通におけるジェンダー平等
2・7 交通におけるエネルギー問題への対応
2・8 交通における公正
第3章 居住とまちから見る
3・1 住み続けられるまちづくりと交通関連のターゲット
3・2 公共交通機関の確保
3・3 居心地のいい「私たちのまち」になっているか
第4章 経済から見る
4・1 経済系のSDGsと交通関連のターゲット
4・2 交通分野の労働環境
4・3 交通基盤の持続可能性や強靱性
4・4 交通分野におけるイノベーション
4・5 交通システムはみんなに平等か
4・6 つくる責任、つかう責任:社会的価値を踏まえた交通まちづくり
【2部 SDGs達成のための交通まちづくり】
第5章 意識づくりと交通行動の転換──TDMとMM──
5・1 TDM(交通需要マネジメント)
5・2 道交通静穏化(Traffic Calming)
5・3 トラフィックゾーンシステム
5・4 ロードプライシング
5・5 移動のシェアリング
5・6 モビリティ・マネジメント
第6章 コンパクト・プラス・ネットワーク
6・1 環境・社会・経済面の諸課題とコンパクト・プラス・ネットワーク
6・2 コンパクトシティの特性
6・3 海外のコンパクトシティ政策
6・4 わが国のコンパクトシティ政策
6・5 コンパクトシティ化に向けて
第7章 誰ひとり取り残さないユニバーサルな交通
7・1 福祉の交通まちづくりとバリアフリー、ユニバーサルデザイン
7・2 わが国における交通バリアフリーの進捗状況
第8章 地方都市圏における鉄道の再生
8・1 都市の多様な交通手段と適材適所的活用
8・2 鉄軌道の一般的な特性
8・3 地方都市圏における鉄軌道の再生方策
第9章 地方都市圏の公共交通幹線(中量輸送)の構築
9・1 持続可能な地方都市圏づくりと中量輸送システムの役割
9・2 LRTと地方都市圏の交通まちづくり
9・3 LRTを軸とした地方都市圏の交通まちづくり:ストラスブールの事例
9・4 わが国の地方都市圏の交通まちづくりとLRT
9・5 BRTと地方都市圏の交通まちづくり
第10章 地方都市圏におけるバスの再生
10・1 バスの法的位置づけ
10・2 バスの特徴
10・3 生活公共交通サービスたるバスの維持・活性化と地方の責務
10・4 都市のバスシステムの再生方策
第11章 スマートな交通まちづくり──和歌山での取組を例に──
11・1 和歌山市のコンパクト・プラス・ネットワーク
11・2 スマートな交通まちづくりへの発展
11・3 スマートな交通まちづくりとMaaS
11・4 和歌山市におけるスマートな交通まちづくり
おわりに
- 旧版ISBN
-
9784761524579
上記内容は本書刊行時のものです。