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北欧のスマートシティ 安岡 美佳(著/文) - 学芸出版社
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北欧のスマートシティ (ホクオウノスマートシティ) テクノロジーを活用したウェルビーイングな都市づくり (テクノロジーヲカツヨウシタウェルビーイングナトシヅクリ)

工業・工学
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発行:学芸出版社
四六判
288ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-7615-2838-6   COPY
ISBN 13
9784761528386   COPY
ISBN 10h
4-7615-2838-9   COPY
ISBN 10
4761528389   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年12月25日
書店発売日
登録日
2022年11月15日
最終更新日
2022年11月24日
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紹介

北欧の人々は理想の生活を追求し、知恵を持ち寄り、テクノロジーを活用して新しいしくみを次々に実験する。オープンデータ、電子政府、リビングラボ、グリーンモビリティ、クリーンテック、ヘルステック等を実装し、多様なプレイヤーが共創する、サステイナブルな経済と環境をいかに実現するか、世界が羨む辺境の実践に学ぶ。

目次

はじめに
1章 北欧のスマートシティの特徴
1 北欧でスマートシティが進展する背景
 社会的背景:人口増加や気候変動に伴う都市課題の解決
技術的背景:テクノロジー活用が進んだ社会
 経済的背景:イノベーションのニーズと戦略的な支援のしくみ
2 ウェルビーイングな都市づくり
ウォーカブルな街
サステイナブルな再開発
自然と近接したライフスタイルの創出
最新技術で快適な室内環境を実現
実験を重ねて製品・サービスを開発
強みである産業・技術から生まれるイノベーション
多様な市民が参加しやすいプラットフォームの設計
2章 デジタル化が暮らしを変える
1 電子政府の進展
電子政府政策の始まり
電子政府サービスの概要
市民のための電子政府
デジタル化政策を浸透させる工夫
2 生活のデジタル化
行政手続きのデジタル化
ヘルスケアのデジタル化
キャッシュレス社会
教育のデジタル化
3 オープンデータとコロナ禍の効用
オープンデータの活用
データ・マーケットプレイスの試み
デジタル化がコロナ禍に果たした役割
4 デジタル・デバイドへの対応
5 プライバシーとセキュリティ
北欧の個人情報の考え方
サイバーセキュリティ対策
利便性とセキュリティを両立させるしくみ
北欧人のマインドセット
個人情報保護が拓く新市場  
6 人を幸せにするテクノロジーの追求

3章 スマートシティが新しい産業を生みだす
1 グリーンモビリティ
スタートアップが牽引するMaaS
街に広がるサイクルロード
電気自動車の推進:ガチャ
2 クリーンテック
再生可能エネルギーの推進
大気環境の保全
3 ヘルステック
オープンデータ化されるヘルスケア・データ
ヘルスケア・テクノロジー
ヘルスケア・エコシステム
4 フード・イノベーション
新北欧料理を牽引するレストラン
街に食物を栽培する食栽の広がり

4章 スタートアップのエコシステム
1 北欧のスタートアップ・エコシステム
北欧のスタートアップ・エコシステムの特徴
北欧はユニコーン創出工場
ベンチャーキャピタルが支えるスタートアップ
2 北欧のイノベーション支援スキーム
 EUの支援プログラム
 北欧諸国の支援プログラム
 初期段階を支える公的ファンドとエンジェル投資
3 スマートシティ・スタートアップの資金調達
4 日本企業の北欧スタートアップへの投資

5章 ステークホルダーをつなぐハブ
1 産官学民連携のプラットフォーム
北欧の都市をつなぐ
特定の産業の企業をつなぐ
スマートシティのプレイヤーをつなぐ公的機関
2 交流や参画を促す新しい図書館
コペンハーゲン中央図書館
オーフス中央図書館ドッケン
ヘルシンキ中央図書館オーディ
オスロ中央図書館ダイクマン・ビヨルビカ
3 イノベーションを創発するラボ
ファブラボ
ビジネスイノベーション・ラボ

6章 共創をデザインするリビングラボ
1 参加型デザイン
 参加型デザインの歴史
 参加型デザインのメソッド
2 リビングラボ
リビングラボの定義
リビングラボの二つのタイプ
リビングラボの手引きとマニフェスト
リビングラボのエコシステム
3 スマートシティで活用されるリビングラボ
テクノロジーとリビングラボ
コラボレーションとリビングラボ
4 コラボレーションを促進するしくみ
フォイーニング:プロジェクトを迅速・円滑に実現する
ダオスオーデン:会議を主体的に運営する
5 自律と参画を育むアクティブラーニング

おわりに

著者プロフィール

安岡 美佳  (ヤスオカ ミカ)  (著/文

ロスキレ大学准教授。北欧研究所代表。1977年生まれ。京都大学大学院情報学研究科修士課程修了、東京大学工学系先端学際工学専攻を経て、2009年にコペンハーゲンIT大学で博士号取得。コペンハーゲンIT大学助教授、デンマーク工科大学リサーチアソシエイツ等を経て現職。2005年に北欧に移住。専門はユーザーセンターデザイン、デザインイノベーションの共創手法(デザインシンキング、参加型デザイン、リビングラボ等)、AI・ロボットを含めたITの社会実装など。2000年代からデジタルシティの研究に取り組む。

ユリアン 森江 原 ニールセン  (ユリアン モリエ ハラ ニールセン)  (著/文

Nordic Asian Venture Alliance(NAVA)のオペレーション・マネジャー。1987年生まれ。コペンハーゲン商科大学アジア研究学部卒業、同大学院ビジネス開発学部修士課程修了。2018~22年環境技術のスタートアップ企業M-PAYGのソーラーホームシステム製造会社、ドローンスタートアップ製造会社UPTEKOの両社で資金調達やプロジェクトマネージャーを務め、2020年以降、現職。現在、北欧のスマートシティとその技術を開発するスタートアップに関する調査・研究を実施。

上記内容は本書刊行時のものです。