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出版者情報
パーパスモデル
人を巻き込む共創のつくりかた
- 初版年月日
- 2022年8月15日
- 書店発売日
- 2022年8月12日
- 登録日
- 2022年6月17日
- 最終更新日
- 2022年7月19日
紹介
利益の最大化を競争するビジネスモデルから、経済性と社会性を両立する「目的」でつながり、新しい価値を「共創」するパーパスモデルへ。ステークホルダーとパーパスを可視化するモデルを使い、多様な人・組織の巻き込み方、全員が賛同できる目的のつくり方、活動のスケールアップ手法を、多数の事例で具体化する実践ガイド。
目次
はじめに―誰もが“共創”に向かう時代
1章 パーパスモデルとは何か
1-1 パーパスモデルとは何か
1-2 パーパスモデルの見方
1-3 パーパスモデルのつくり方
1-4 なぜパーパスモデルをつくったか
1-5 どんなときにパーパスモデルを使えるか
2章 パーパスモデルで見る共創プロジェクト
2-1 共創の8つのタイプ
1. 事業をつくる
2. 基準をつくる
3. 共通認識をつくる
4. 関係をつくる
5. 場をつくる
6. 共同体をつくる
7. 人を育てる
8. 公共を開く
2-2 共創プロジェクトの事例紹介
01 スクリレ
学校と保護者の連絡手段をデジタル化するサービス
02 LEO Innovation Lab
デジタルテクノロジーでヘルスケア分野のイノベーションを加速させるラボ
03 BRING
服の回収からリサイクル、再生素材を使った洋服の販売までを行うブランド
04 Regenerative Organic Certified
世界最高水準の包括的なリジェネラティブ・オーガニック認証制度
05 B Corp
環境や社会に配慮した「良い企業」を認証する制度
06 宗像国際環境会議
世界遺産を舞台に海洋環境の保全と発信に取り組むコンソーシアム
07 瀬戸内国際芸術祭
美しい島々を拠点に、アートによる交流で地域の活力を取り戻すイベント
08 Fashion for Good
ファッション産業のサステナビリティ向上を図るプラットフォーム
09 BLOXHUB
産官学民で都市化の課題を解決するイノベーションハブ
10 BONUS TRACK
小田急線地下化で生まれた空地を活用した新しい商店街
11 De Ceuvel
循環型の都市を目指す実験のショーケース
12 PoliPoli
政治家に声を届ける政策共創プラットフォーム
13 High Line
2人の青年が仕掛けたムーブメントが多くの共感を呼んで実現した空中公園
14 Forest Green Rovers
世界で最も環境に配慮したサッカークラブ
15 Waag
デジタルテクノロジーの民主化を目指す市民主導のソーシャルイノベーションラボ
16 Dutch Skies
市民が生活環境(大気汚染)の状態を可視化するシティズン・センシング
17 Dove Self-Esteem Project
自己肯定感を高める教育プログラムを提供するプロジェクト
18 東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト
日々変化する感染状況を都民に早く正確に届ける情報サイト
19 ミーツ・ザ・福祉
障がいのある人もない人も一緒につくる、いろんな「違い」に出会うフェス
3章 より良い共創を実現するためのポイント
3-1 共通目的をどう考えるか?
1. その共通目的、独りよがりになっていませんか?
2. 共通目的の前に、共通課題を深掘りできていますか?
3. 共通目的を具体的に言葉にできていますか?
3-2 誰をどう巻き込むか?
1. 誰が共創パートナーかしっかり意識できていますか?
2. 異なる属性のステークホルダーと一緒に取り組んでいますか?
3. 本来関わるべき人を排除していませんか?
4. 全員に同じだけの想いと関わりを求めていませんか?
5. 巻き込む相手にインセンティブをつくることができていますか?
3-3 活動をどう広げていくか?
1. いきなり大きなことをやろうとしていませんか?
2. 大きな文脈につなげて考えられていますか?
3. 短期的に利益が出る事業“だけ”しようとしていませんか?
4. 活動を継続するための最低限のお金としくみはありますか?
4章 共創しやすい社会をつくるために
4-1 個人・プロジェクト・社会環境の3つを揃える
4-2 共創が起きやすい社会環境とは
1. 共通する課題認識がある
2. ステークホルダーをつなぐ場や組織があり、つなぎ手がいる
3. (国・自治体・企業に)明確なビジョンや構想がある
4. リスクを負担するしくみがある
5. 社会関係資本がある
4-3 共創を実現する個人の姿勢と連帯
1. 自分の想いと行動をつなぐ、自分と社会をつなぐ
2. 中長期的な価値を信じる
3. 多くのステークホルダーと向きあって想いを共有する
4. 自分の領域から一歩踏み出す
5. チャレンジを形にして発信する
6. 賛同を表明する
4-4 パーパスフッドの時代
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。