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コミュニティシップ 橋本 崇(著/文 | 編集) - 学芸出版社
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コミュニティシップ (コミュニティシップ) 下北線路街プロジェクト。挑戦する地域、応援する鉄道会社 (シモキタセンロガイプロジェクトチョウセンスルチイキオウエンスルテツドウガイシャ)

工業・工学
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発行:学芸出版社
A5判
224ページ
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-7615-2815-7   COPY
ISBN 13
9784761528157   COPY
ISBN 10h
4-7615-2815-X   COPY
ISBN 10
476152815X   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年5月1日
書店発売日
登録日
2022年3月5日
最終更新日
2022年3月28日
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紹介

小田急の地下化によって生まれた跡地「下北線路街」。デベロッパーの小田急電鉄は、住民の主体性・個人商店の価値を重視する「支援型開発」により数々の新名所を生み出してきた。人口減少、持続可能性など業界共通の課題に実践で応えた当事者が語る開発プロセスから、コミュニティシップ溢れる街のつくりかたを学ぶ。

目次

・はじめに
・下北線路街AREA MAP
・下北沢サイトマップ/シモキタ徒歩20分圏エリアマップ
・序文 人と街との幸福な関係――“シモキタ”にみるコミュニティシップ(橋本崇)

■1章 鉄道事業者の挑戦、支援型開発という街づくり――コミュニティシップ溢れる街のつくりかた
01 下北線路街プロジェクトとは
02 プロジェクト、動き出す
03 まず歩いて街を知る。現地調査
04 全体構想を策定する
 【関係者・事業者インタビュー】
 ・プロジェクト全体構想、事業基本計画策定者が考えたこと
 ・コミュニケーション戦略立案者が考えたこと
05 下北線路街、出発
06 街の人による、街と自分のための活動
 【カタログ】 街の人による、街と自分のための活動
07 持続可能な街づくりの新手法
08 支援型開発のこれから
 【プロジェクト分析】 パーパスモデルで見るBONUS TRACK――新たなチャレンジや個人の商いを支援する長屋
 【プロジェクト分析】 デザインルールで見るBONUS TRACK
 【カタログ】 下北線路街 全ブロック施設ガイド
 【関係者・事業者インタビュー】 関係者が考えたこと、事業者が考えていること
 【ヒストリー】下北線路街完成までの流れ

■2章 地域の人たちがはじめた挑戦――コミュニティシップ溢れる街のつかいかた
・商店連合会 会長の場合 出る杭は打たずに支える
・地主、商店街組合副理事長の場合 創造への挑戦はやがて消費を超える
・地主の場合 街がつながり、人がつながり、街は繁栄する
・住民、飲食店経営者の場合 積極的に変化を受け入れるという価値観
・住民、商店主の場合 ありがとうの交換で街をつなげる
・BONUS TRACKテナントの場合 挑戦する人のための不動産、自ら挑戦する不動産屋
・住民の場合 好きなことを楽しむという街への関わり方

■3章 コミュニティシップをめぐる5つの考察
01 Well-being論から考察するコミュニティシップ
 ◎幸せは天下のまわりもの
  ―鼎談 矢野和男(株式会社日立製作所フェロー)×橋本崇×向井隆昭
02 都市空間学から考察するコミュニティシップ
 ◎ライフスケーピング 未来に近づいていく情景
  ―武田重昭(大阪公立大学大学院 農学研究科 緑地環境科学専攻 准教授)
03 都市社会学から考察するコミュニティシップ
 ◎街と市民の新しい関係をめぐる社会学的考察
  ―三浦倫平(横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院 準教授)
04 都市論から考察するコミュニティシップ
 ◎挑戦する者は挑戦している者が居る場所を好む 
  ―吹田良平(アーキネティクス代表取締役)
05 都市論から考察するコミュニティシップ
 ◎「迂回する経済」と発酵するコミュニティ試論
  ―吉江俊(早稲田大学 創造理工学部 建築学科 講師)

■4章 コミュニティシップ醸成のためのレシピーー街づくりと街づかいの新しいアプローチコミュニティシップ溢れる街のつくりかたとつかいかた
・コミュニティシップ溢れる街のつくりかたレシピ
・コミュニティシップ溢れる街のつかいかたレシピ

・新たな経営ビジョン「UPDATE小田急」
・下北線路街アーカイブス
・おわりに
・執筆者紹介

著者プロフィール

橋本 崇  (ハシモト タカシ)  (著/文 | 編集

小田急電鉄まちづくり事業本部エリア事業創造部課長
1973年生まれ。東京理科大学理工学部卒業後、小田急電鉄株式会社に入社。鉄道事業本部にて大規模駅改良工事、駅リニューアル工事、バリアフリー整備工事等を担当後、開発事業本部に異動し、新宿駅リニューアル工事、駅前商業施設、学生寮「NODEGROWTH湘南台」、旧社宅のリノベーション住宅「ホシノタニ団地」等の開発を担当。2017年より下北沢エリアの線路跡地「下北線路街」のプロジェクトリーダーを務める。

向井 隆昭  (ムカイ タカアキ)  (著/文 | 編集

小田急電鉄まちづくり事業本部エリア事業創造部
1990年生まれ。立教大学経済学部卒業後、小田急電鉄株式会社に入社。開発事業本部にて海老名駅前商業施設「ビナフロント」、旧社宅のリノベーション住宅「ホシノタニ団地」等沿線の不動産開発を担当。2015年より下北沢エリアの線路跡地「下北線路街」の開発プロジェクトにおける企画・営業面で開発から管理運営まで一貫して担当している。

吹田 良平  (スイタ リョウヘイ)  (監修

株式会社アーキネティクス代表取締役、MEZZANINE編集長
1963 年生まれ。浜野総合研究所を経て、2003年、都市を対象にプレイスメイキングとプリントメイキングを行うアーキネティクスを設立。都市開発、商業開発等の構想策定と関連する内容の出版物編集•制作を行う。主な実績に渋谷QFRONT、「グリーンネイバーフッド」自著等がある。2017年より都市をテーマとした雑誌「MEZZANINE」を刊行。

近藤 希実  (コンドウ ノゾミ)  (著/文

1982年生まれ、京都大学卒。新聞記者を経てフリーのライター・編集者に。まちづくり、災害、ジャーナリズムなどを中心に執筆するかたわら映画製作にも携わり、商業映画のアシスタントプロデューサー、脚本家を務める。趣味は街歩き。

河上 直美  (カワカミ ナオミ)  (著/文

株式会社アーキネティクス、MEZZANINE副編集長
2004年よりまちづくりに関わるNPO法人タブララサ(岡山県岡山市)にて活動するとともに、2017年より(株)アーキネティクスにて都市をテーマにした雑誌「MEZZANINE」の副編集長を務める。

吉備 友理恵  (キビ ユリエ)  (著/文

株式会社日建設計イノベーションセンター プロジェクトデザイナー
(株)日建設計のイノベーションセンターで社内外をつなぐハブを担う。また、(一社)FCAJで共創や場を通じたイノベーションについてリサーチを行う。共創を概念ではなく、誰もが取り組めるものにするために「パーパスモデル」を考案。2022年書籍出版予定。

武田 重昭  (タケダ シゲアキ)  (著/文

大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科 緑地計画学研究室 准教授
1975年生まれ。UR都市機構および兵庫県立人と自然の博物館を経て、2013年より母校にてランドスケープ・アーキテクチュアの視点から都市と人の関係について教育・研究に携わる。共著書に「小さな空間から都市をプランニングする」(2019年・学芸出版社)、「パブリックライフ学入門」(2016年・鹿島出版会)など。

三浦 倫平  (ミウラ リンペイ)  (著/文

横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院 都市科学部 准教授
1977年生まれ。専門は地域社会学/都市社会学。著書に「共生の都市社会学―下北沢再開発問題のなかで考える」(2016年・新曜社)、Characteristics and importance of Japanese disaster sociology: Perspectives from regional and community studies in Japan(2016年・鹿島出版会)など。

吉江 俊  (ヨシエ シュン)  (著/文

早稲田大学 創造理工学部 建築学科講師
専門は都市論・都市計画論。消費社会の都市空間の変容を追う「欲望の地理学」で博士(工学)取得。日本学術振興会特別研究員、ミュンヘン大学研究滞在を経て現職。民間企業と協働した都市再生や「迂回する経済」の実践研究、都市体験をベースとしたエリアプランニングなどに取り組む。共著に「無形学へ」(2017年・水曜社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。