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出版者情報
コミュニティシップ
下北線路街プロジェクト。挑戦する地域、応援する鉄道会社
- 初版年月日
- 2022年5月1日
- 書店発売日
- 2022年4月27日
- 登録日
- 2022年3月5日
- 最終更新日
- 2022年3月28日
紹介
小田急の地下化によって生まれた跡地「下北線路街」。デベロッパーの小田急電鉄は、住民の主体性・個人商店の価値を重視する「支援型開発」により数々の新名所を生み出してきた。人口減少、持続可能性など業界共通の課題に実践で応えた当事者が語る開発プロセスから、コミュニティシップ溢れる街のつくりかたを学ぶ。
目次
・はじめに
・下北線路街AREA MAP
・下北沢サイトマップ/シモキタ徒歩20分圏エリアマップ
・序文 人と街との幸福な関係――“シモキタ”にみるコミュニティシップ(橋本崇)
■1章 鉄道事業者の挑戦、支援型開発という街づくり――コミュニティシップ溢れる街のつくりかた
01 下北線路街プロジェクトとは
02 プロジェクト、動き出す
03 まず歩いて街を知る。現地調査
04 全体構想を策定する
【関係者・事業者インタビュー】
・プロジェクト全体構想、事業基本計画策定者が考えたこと
・コミュニケーション戦略立案者が考えたこと
05 下北線路街、出発
06 街の人による、街と自分のための活動
【カタログ】 街の人による、街と自分のための活動
07 持続可能な街づくりの新手法
08 支援型開発のこれから
【プロジェクト分析】 パーパスモデルで見るBONUS TRACK――新たなチャレンジや個人の商いを支援する長屋
【プロジェクト分析】 デザインルールで見るBONUS TRACK
【カタログ】 下北線路街 全ブロック施設ガイド
【関係者・事業者インタビュー】 関係者が考えたこと、事業者が考えていること
【ヒストリー】下北線路街完成までの流れ
■2章 地域の人たちがはじめた挑戦――コミュニティシップ溢れる街のつかいかた
・商店連合会 会長の場合 出る杭は打たずに支える
・地主、商店街組合副理事長の場合 創造への挑戦はやがて消費を超える
・地主の場合 街がつながり、人がつながり、街は繁栄する
・住民、飲食店経営者の場合 積極的に変化を受け入れるという価値観
・住民、商店主の場合 ありがとうの交換で街をつなげる
・BONUS TRACKテナントの場合 挑戦する人のための不動産、自ら挑戦する不動産屋
・住民の場合 好きなことを楽しむという街への関わり方
■3章 コミュニティシップをめぐる5つの考察
01 Well-being論から考察するコミュニティシップ
◎幸せは天下のまわりもの
―鼎談 矢野和男(株式会社日立製作所フェロー)×橋本崇×向井隆昭
02 都市空間学から考察するコミュニティシップ
◎ライフスケーピング 未来に近づいていく情景
―武田重昭(大阪公立大学大学院 農学研究科 緑地環境科学専攻 准教授)
03 都市社会学から考察するコミュニティシップ
◎街と市民の新しい関係をめぐる社会学的考察
―三浦倫平(横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院 準教授)
04 都市論から考察するコミュニティシップ
◎挑戦する者は挑戦している者が居る場所を好む
―吹田良平(アーキネティクス代表取締役)
05 都市論から考察するコミュニティシップ
◎「迂回する経済」と発酵するコミュニティ試論
―吉江俊(早稲田大学 創造理工学部 建築学科 講師)
■4章 コミュニティシップ醸成のためのレシピーー街づくりと街づかいの新しいアプローチコミュニティシップ溢れる街のつくりかたとつかいかた
・コミュニティシップ溢れる街のつくりかたレシピ
・コミュニティシップ溢れる街のつかいかたレシピ
・新たな経営ビジョン「UPDATE小田急」
・下北線路街アーカイブス
・おわりに
・執筆者紹介
上記内容は本書刊行時のものです。