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クリエイティブサウナの国ニッポン こばやし あやな(著/文) - 学芸出版社
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【利用不可】

クリエイティブサウナの国ニッポン (クリエイティブサウナノクニニッポン)

趣味・実用
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発行:学芸出版社
A5判
176ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-7615-2802-7   COPY
ISBN 13
9784761528027   COPY
ISBN 10h
4-7615-2802-8   COPY
ISBN 10
4761528028   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0026  
0:一般 0:単行本 26:旅行
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年12月20日
書店発売日
登録日
2021年10月30日
最終更新日
2021年11月30日
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書評掲載情報

2022-09-04 産經新聞  朝刊
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紹介

目を見張るようなサウナブームに沸く日本。その現象を一歩引いて観察すると、施設も、 過去の歴史も、マーケットも、そして愛好家も、活気とクリエイティビティに溢れている。本場の国フィンランドに暮らすサウナ文化研究家が、日本サウナのオリジナリティを徹底解剖し、すべての読者を熱いブームの舞台裏へと誘う新鮮な一冊。

目次

はじめに 世界が羨む、日本サウナの活気とクリエイティビティ

序章 いま、サウナにのめり込む日本人
1 サウナに夢中になる現代人、どんどん増加中
2 フィンランド・サウナと日本サウナの共通点と相違点
3 現代の日本サウナは、この四つの視点から読み解くと面白い!

一章 日本のクリエイティブなサウナたち
1 いまあるものを地道に磨く地元密着型
【File1】郷土の清水から名物娯楽を生み出した老舗スーパー銭湯 サウナ&天然温泉 湯らっくす(熊本県熊本市)
【File2】サウナと伝統銭湯のギブ・アンド・テイク 黄金湯(東京都墨田区)

2 一歩先の体験を開拓する独創型
【File3】霊山に佇む旅館がつくり出した幽玄のサウナ 御船山楽園ホテル らかんの湯(佐賀県武雄市)
【File4】大都会へのフィンランド・サウナ移植実験 ウェルビー & サウナラボ グループ(東京都千代田区、名古屋市、福岡市)

3 地域風土を活かすツーリズム型
【File5】キャンプ場に活気を招くテントサウナと滝壺水風呂 飛雪の滝キャンプ場(三重県南牟婁郡紀宝町)
【File6】人と自然と村の暮らしを紡ぎ合わせるログ造りサウナ ume,sauna(奈良県山辺郡山添村)

二章 蒸気浴文化の再発見とアップデート
1 知っておきたい日本サウナの進化史
column 1964年東京五輪:フィンランド・サウナ邂逅ミステリー
2 ツーリズムからグッズ販売まで:産業としてのサウナの可能性

三章 ブームを文化に押し上げる愛好家たち
1 SAUNA×MANGA タナカカツキ【マンガ家】鮮烈な表現で負のイメージを一新し、 若者にも女性にも間口を拡げる
2 SAUNA×MEDIA 柳橋弘紀【番組プロデューサー】あるがままを映像に収め、愛好家目線で施設のこだわりを発見する
3 SAUNA×DIGITAL サウナイキタイ【サウナ施設検索サイト】人それぞれの楽しみ方を応援する 数値評価から解放されたポータルサイト
4 SAUNA×HANDCRAFT たる/SAUNA HAT FACTORY【サウナハット工芸家】名刺代わりのサウナハットで、裸のコミュニケーションの背中を押す
5 SAUNA×ENTERTAINMENT 井上勝正【熱波師】プロレス出身の熱血エンターテイナーが、熱波の力で汗と涙を誘い出す
6 SAUNA×SUSTAINABILITY 大森謙太郎【園芸家】国産ヴィヒタ生産のしくみをととのえ、次世代の愛好家たちに森を託す

おわりに 持続可能なブームが、いつか文化になる

著者プロフィール

こばやし あやな  (コバヤシ アヤナ)  (著/文

サウナ文化研究家。
1984年岡山県生まれ、大阪・神戸育ち。大阪大学大学院に在学中、フィンランド・ヘルシンキ工科大学(現アールト大学)建築学科に留学し、帰国後にフィンランド語の独学を始める。東京で雑誌編集者として働いたのち、2011年フィンランドに移住しユヴァスキュラ大学人文学部で芸術教育学を学ぶ。同時期に「Suomiのおかん」の屋号を掲げ、在住コーディネーター、ライター、通訳翻訳者としての活動を開始。「フィンランド公衆サウナの歴史と意義」というテーマで執筆した修士論文が話題になり、2016年に同大学院修士課程を首席で修了。卒業後に起業しコーディネート業務を続けるかたわら、サウナ文化のエキスパートとして、日フィン両国のメディア出演や講演活動、諸外国の浴場文化のフィールドワークを行なっている。2018年に著書『公衆サウナの国フィンランド』(学芸出版社)を出版。

上記内容は本書刊行時のものです。