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出版者情報
MaaSが地方を変える
- 初版年月日
- 2021年9月25日
- 書店発売日
- 2021年9月18日
- 登録日
- 2021年7月17日
- 最終更新日
- 2021年9月25日
紹介
地域の足が危機に瀕する地方こそ、ICTの力で多様な公共交通による移動を最適化するMaaSは有効であり、ニーズや期待が一層高まっている。政策ツールとしてMaaSを活かすことで脱マイカー依存やコンパクトシティを実現し、持続可能な地域を目指す各地の取り組みをレポート。
目次
はじめに
1 都市から地方に広がり始めたMaaS
・コロナが地方交通苦境に拍車を掛けた
・頼みの綱の観光需要が激減
・量から質への転換の中でのMaaS
・オンデマンド交通が最善ではない
・アプリでないとMaaSではない?
・顔認証というブレークスルー
2 前橋市:マイカー王国からの脱却目指す ※33万人
・自動車保有率第1位の県都
・バス改革3本柱
・「MaeMaaS」命名の理由
・JR東日本との連携とマイナンバー運用
・自動運転や顔認証にも挑戦
・地方都市では異例なデジタル志向
3 富山市:コンパクトシティとMaaSの関係 ※41万人
・都市経営のためのコンパクトシティ
・アナログMaaSの代表「おでかけ定期券」
・「歩くライフスタイル戦略」を策定
・歩いて暮らす生活を楽しむアプリ
・自治体初の顔認証社会実験
4 春日井市:高蔵寺はニューモビリティタウンへ ※30万人
・移動問題を抱えるニュータウン
・高蔵寺ニュータウンの課題
・リ・ニュータウンとモビリティブレンド
・自動運転モビリティサービスの実装目指す
・お出かけを促すMaaSアプリ
5 中津川市:定住推進から生まれた交通改革 ※7万人
・リニアを活かすまちづくりの真意
・相次ぐバス事業者撤退の中で
・オープンデータで最先端田舎へ
・データ整備を契機とした様々な取り組み
・結果的にはMaaSになっていた
6 京丹後市:UberやVISAも参入する先進地域 ※5万人
・「200円バス」という革命
・日本の地域交通で初めてUberを導入
・鉄道運営会社によるMaaS導入
・定額制AIオンデマンドサービスも導入へ
・世界での経験を地域に生かす
7 山口市:市民も自主的に参加する交通改革 ※19万人
・マイカーの長所と短所を明示
・交通まちづくりへの住民参加を呼びかけ
・コミュニティタクシーとグループタクシー
・パークアンドライドの秘策
・「ぶらやま」以外もあるMaaS探求
8 東御市:地元企業が取り組んだ地方型MaaS ※3万人
・地域公共交通の厳しい現実
・なぜ建材事業者がモビリティなのか
・先端MaaS事業の協定を締結
・顔認証MaaSへの挑戦
・利用者の声に後押しされた半年間
9 小諸市:東信地域の交通統合を目指して ※4万人
・多極型コンパクトシティを推進するが
・従来からMaaS導入を何度か検討
・東御市の実験を聞きつけて決断
・ひとつのアプリで東信を統合
・産学官連携で農業と交通を改革
・他にもある長野の地方MaaS
10 地方でMaaSを実現するために必要なこと
・自治体のリーダーシップ
・交通網の見直し
・住民への丁寧な説明
・スーパー・病院との協力・広報
・スピード感と絶えざる改良
・広域での協力体制
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。