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MaaSが地方を変える 森口 将之(著/文) - 学芸出版社
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MaaSが地方を変える (マースガチホウヲカエル)

工業・工学
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発行:学芸出版社
A5判
200ページ
定価 2,300円+税
ISBN
978-4-7615-2790-7   COPY
ISBN 13
9784761527907   COPY
ISBN 10h
4-7615-2790-0   COPY
ISBN 10
4761527900   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0065  
0:一般 0:単行本 65:交通・通信
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年9月25日
書店発売日
登録日
2021年7月17日
最終更新日
2021年9月25日
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紹介

地域の足が危機に瀕する地方こそ、ICTの力で多様な公共交通による移動を最適化するMaaSは有効であり、ニーズや期待が一層高まっている。政策ツールとしてMaaSを活かすことで脱マイカー依存やコンパクトシティを実現し、持続可能な地域を目指す各地の取り組みをレポート。

目次

はじめに

1 都市から地方に広がり始めたMaaS
・コロナが地方交通苦境に拍車を掛けた
・頼みの綱の観光需要が激減
・量から質への転換の中でのMaaS
・オンデマンド交通が最善ではない
・アプリでないとMaaSではない?
・顔認証というブレークスルー

2 前橋市:マイカー王国からの脱却目指す ※33万人
・自動車保有率第1位の県都
・バス改革3本柱
・「MaeMaaS」命名の理由
・JR東日本との連携とマイナンバー運用
・自動運転や顔認証にも挑戦
・地方都市では異例なデジタル志向

3 富山市:コンパクトシティとMaaSの関係  ※41万人
・都市経営のためのコンパクトシティ
・アナログMaaSの代表「おでかけ定期券」
・「歩くライフスタイル戦略」を策定
・歩いて暮らす生活を楽しむアプリ
・自治体初の顔認証社会実験

4 春日井市:高蔵寺はニューモビリティタウンへ ※30万人
・移動問題を抱えるニュータウン
・高蔵寺ニュータウンの課題
・リ・ニュータウンとモビリティブレンド
・自動運転モビリティサービスの実装目指す
・お出かけを促すMaaSアプリ

5 中津川市:定住推進から生まれた交通改革 ※7万人
・リニアを活かすまちづくりの真意
・相次ぐバス事業者撤退の中で
・オープンデータで最先端田舎へ
・データ整備を契機とした様々な取り組み
・結果的にはMaaSになっていた

6 京丹後市:UberやVISAも参入する先進地域 ※5万人
・「200円バス」という革命
・日本の地域交通で初めてUberを導入
・鉄道運営会社によるMaaS導入
・定額制AIオンデマンドサービスも導入へ
・世界での経験を地域に生かす

7 山口市:市民も自主的に参加する交通改革 ※19万人
・マイカーの長所と短所を明示
・交通まちづくりへの住民参加を呼びかけ
・コミュニティタクシーとグループタクシー
・パークアンドライドの秘策
・「ぶらやま」以外もあるMaaS探求

8 東御市:地元企業が取り組んだ地方型MaaS ※3万人
・地域公共交通の厳しい現実
・なぜ建材事業者がモビリティなのか
・先端MaaS事業の協定を締結
・顔認証MaaSへの挑戦
・利用者の声に後押しされた半年間

9 小諸市:東信地域の交通統合を目指して ※4万人
・多極型コンパクトシティを推進するが
・従来からMaaS導入を何度か検討
・東御市の実験を聞きつけて決断
・ひとつのアプリで東信を統合
・産学官連携で農業と交通を改革
・他にもある長野の地方MaaS

10 地方でMaaSを実現するために必要なこと
・自治体のリーダーシップ
・交通網の見直し
・住民への丁寧な説明
・スーパー・病院との協力・広報
・スピード感と絶えざる改良
・広域での協力体制

おわりに

著者プロフィール

森口 将之  (モリグチ マサユキ)  (著/文

1962年東京生まれ。早稲田大学卒業。出版社勤務を経て1993年にフリーランスジャーナリストとして独立。移動や都市という視点から自動車や公共交通を取材し、雑誌・インターネット・テレビ・ラジオ・講演などで発表。2011年には株式会社モビリシティを設立し、モビリティ問題解決のリサーチやコンサルティングも担当する。グッドデザイン賞審査委員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会、日本福祉のまちづくり学会会員。

上記内容は本書刊行時のものです。