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イギリスとアメリカの公共空間マネジメント 坂井 文(著/文) - 学芸出版社
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イギリスとアメリカの公共空間マネジメント (イギリストアメリカノコウキョウクウカンマネジメント) 公民連携の手法と事例 (コウミンレンケイノシュホウトジレイ)

工業・工学
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発行:学芸出版社
A5判
236ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-7615-2768-6   COPY
ISBN 13
9784761527686   COPY
ISBN 10h
4-7615-2768-4   COPY
ISBN 10
4761527684   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年4月10日
書店発売日
登録日
2021年3月11日
最終更新日
2021年3月15日
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紹介

イギリスとアメリカでは不況下に荒廃した公共空間を、民間活用、都市再生との連動により再生し、新たに創出してきた。その原動力となったのは、企業や市民、行政、中間支援組織など多様なステークホルダーが力を発揮できる公民連携だ。公共空間から都市を変えるしくみをいかに実装するか。ロンドン、ニューヨーク等の最前線。

目次

はじめに

1部 イギリス

1章 民間の力を引き出すイギリスの公民連携
1 公共空間の非営利組織によるマネジメント
 1-1 ロンドンの取り組み
 1-2 ニューカッスルの取り組み
2 民間の力を活かした公共サービスの提供
 2-1 強制競争入札制度
 2-2 アセット・トランスファー
3 公共空間の質を保つ評価のしくみ
 3-1 グリーンフラッグ賞
 3-2 行政の自己評価と住民参加のサポート
4 民間の都市開発による公共貢献
 4-1 106条計画協定
 4-2 ロンドン・サザーク区の都市開発による公共貢献
 4-3 コミュニティ・インフラストラクチャー税

2章 イギリスの都市再生と連動した公共空間の再生
1 公共空間の再生を支える都市政策と組織
 1-1 ブレア政権下のオープンスペース政策の強化
 1-2 オープンスペース計画策定の推進
 1-3 ウォーカブルな都市再編
 1-4 技術支援や人材育成を担うケーブスペース
2 公共空間の再生を支える財源
 2-1 宝くじ基金
 2-2 宝くじ基金によって再生されたバーケンヘッドパーク
 2-3 ニュータウン開発事業後の基金の活用
 2-4 ポスト・オリンピック再開発で創設された固定不動産チャージ
3 BIDの導入
 3-1 タウンマネジメントからBIDへ
 3-2 イギリスのBIDの運用
 3-3 パーク・インプルーブメント・ディストリクト

3章 ロンドンとニューカッスルの事例
1 キングスクロス
 ロンドン最大規模の都市開発と公共空間の創出
2 クイーンエリザベス・オリンピックパーク
 ポスト・オリンピックの持続可能でインクルーシブな再開発
3 ラッセルスクエア
 所有者・事業者・利用者の連携によるマネジメント
4 レスタースクエア
 BIDによる観光商業エリアの改善
5 ニューカッスル
 地方都市のBIDによるプレイスメイキング


2部 アメリカ

4章 アメリカの公民連携による公園のマネジメント
1 公園のマネジメントにおける公民連携
 1-1 コンサーバンシーの全米への展開
 1-2 プロジェクト・フォー・パブリックスペース
 1-3 公民連携を進めるための四つのポイント
2 BIDによる都市公園のマネジメント
 2-1 財源としてのBID導入の検討
 2-2 マディソンスクエアパークとユニオンスクエア
 2-3 BIDとNPOの協働スタイルの違い
3 身近な公園の公民連携を促す行政のサポート
 3-1 ニューヨーク市の都市公園基金
 3-2 パートナーシップ・フォー・パークス
 3-3 ニューヨーク市の公園再整備基本計画
 3-4 他の都市の動き
4 郊外の大規模公園の公民連携
 4-1 ニューヨーク州立公園の公民連携
 4-2 カリフォルニア州立公園の公民連携

5章 アメリカの都市開発による公共空間の整備
1 ニューヨークの容積率移転
 1-1 歴史的な建造物の保全と容積率移転
 1-2 特別地区のTDRとハイライン整備
2 ボストンの空中権の活用
 2-1 空中権によって創出されたグリーンウェイ
 2-2 グリーンウェイのマネジメント
 2-3 マサチューセッツ・ターンパイクへの波及
3 都市開発事業者による公共空間の整備
 3-1 リバーサイドパーク・サウス
 3-2 ブルックリンブリッジパーク
4 公開空地の進化
 4-1 ニューヨークの公開空地の変遷
 4-2 公開空地のマネジメントの実態
 4-3 公開空地の再整備に向けたデザイン誘導

6章 ニューヨークとボストンの事例
1 セントラルパーク
 コンサーバンシーによる再生のデザインとマネジメント
2 ハイライン
 容積率移転による公共空間の創出
3 マディソンスクエアパーク
 公園と周辺エリアのマネジメントの連携
4 ブライアントパーク
 公園への投資がエリアの価値を向上
5 ポストオフィススクエア
 地下駐車場収入を活用した公園のマネジメント

終章 公民連携による公共空間マネジメントに向けて
1 公民連携のしくみの展開
2 多様な「民」を活かすしくみの設計
3 所管・部局を超えた「公公」連携の必要性
4 情報提供と技術支援
5 行政と民間のプラットフォームの形成
6 持続可能なマネジメントに向けた財源確保
7 行政と民間のシームレスなマネジメントへ

おわりに

著者プロフィール

坂井 文  (サカイ アヤ)  (著/文

東京都市大学教授。東京都出身。横浜国立大学建築学科卒業。ハーバード大学ランドスケープ・アーキテクチャー修士。ロンドン大学Ph.D。一級建築士。JR東日本、ササキ・アソシエイツ(アメリカ・ボストン)にて勤務。北海道大学工学部建築都市コース准教授を経て現職。国土交通省(新たな時代の都市マネジメントに対応した都市公園等のあり方検討会等)、内閣府、スポーツ庁、文化庁、東京都等の地方自治体の都市計画に関わる委員会などの委員を務める。

上記内容は本書刊行時のものです。