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建築学科のための不動産学基礎 高橋 寿太郎(著/文) - 学芸出版社
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建築学科のための不動産学基礎 (ケンチクガッカノタメノフドウサンガクキソ)

工業・工学
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発行:学芸出版社
四六判
320ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7615-2763-1   COPY
ISBN 13
9784761527631   COPY
ISBN 10h
4-7615-2763-3   COPY
ISBN 10
4761527633   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年1月1日
書店発売日
登録日
2020年11月21日
最終更新日
2020年11月21日
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紹介

建築学生が不動産を学ぶことで、社会課題と設計が結びつく。住宅・オフィス・商業施設分析、不動産近現代史、マーケティング・ファイナンス・仲介業入門、更にはシェアリングエコノミー・保存と再生・地方の問題まで、不動産思考で捉え直すと、建築と社会・経済の関係が見えてくる。将来の設計者に贈る、一生役立つ必携書。

目次

プロローグ なぜ建築系の学生が不動産を学ぶのか

1章 『建築系不動産概論』―建築学と不動産学のあいだの壁を超える
1.1 建築と不動産はコインの裏表
1.2 例えば住宅の設計課題では
1.3 集合住宅を考えるときの建築と不動産の視点の違い
1.4 オフィスの建て主は誰か?
1.5 商業施設のデザイン戦略
1.6 リノベーションという側面と不動産
1.7 建築学科のための不動産学基礎と不動産のあいだの壁
1.8 これからの建築学は不動産学とコラボレーションしよう
【演習問題1】

2章 『住宅定量分析概論』―日本の住宅市場のデータに触れる
2.1 減少を続ける人口
2.2 日本に住宅はどのくらい存在するのか
2.3 空き家問題とは
2.4 空き家が増加するメカニズム
2.5 世界の空き家の状況
2.6 空きビルや空き公共施設の活用方法
2.7 リフォーム/リファイン/リノベーション
2.8 ストック型社会の目指すべき未来
【演習問題2】

3章 『近現代不動産史概論』―不動産の歴史と所有権
3.1 不動産近代史(江戸~大正)
3.2 戦後高度成長期からバブル経済へ(昭和)
3.3 バブル崩壊から不動産証券化へ(平成)
3.4 基本的な権利関係(所有権・賃借権・借地権等)
3.5 所有権は発明されたもの
3.6 不動産オーナーの目的を理解する
3.7 不動産は見えない権利のデザインである
3.8 相続・世代を超える思考が求められている
【演習問題3】

4章 『不動産仲介論』―不動産仲介の仕事の全体像
4.1 不動産業界の分類
4.2 仲介という重要な役割
4.3 家づくりの最初は土地を手に入れる(売買仲介)
4.4 住宅ローン手続きは不動産の仕事
4.5 不動産契約と、宅建士から設計士へのバトンパスの落とし穴
4.6 インターネットとマッチング
4.7 不動産ポータルサイトとは
4.8 不動産仲介の未来
【演習問題4】

5章 『不動産マーケティング概論』―不動産マーケティングという概念
5.1 与条件への向き合い方と未条件の収集
5.2 不動産マーケティングの本質
5.3 不動産マーケティングの5つの鍵
5.4 賃料を調査する本当の意味
5.5 周辺リサーチから得られるリアルな生活者像
5.6 まちの住民やお店にインタビューする
5.7 所有者や関係者にヒアリングする
5.8 目的はストーリーを紡ぎあげること
5.9 まちづくりでは建築と不動産の境がない
【演習問題5】

6章 『不動産ファイナンス概論』―建築プロジェクトにおけるファイナンス
6.1 ファイナンス志向が求められるわけ
6.2 住宅の建て主のライフプランを作成する
6.3 借金はしない方が良い?
6.4 お金を貸す立場から
6.5 建築事業で使われるローン
6.6 不動産キャッシュフローを読むスキル
6.7 減価償却を理解する必要性
6.8 不動産キャッシュフローもデザインできる
6.9 新しい資金調達方法──不動産投資信託(REIT)とは?
【演習問題6】

7章 『不動産シェアリング概論──働く場と暮らしの変化』
7.1 そもそもシェアリングエコノミーとは
7.2 シェアハウスの事例
7.3 自社オフィスの不動産的特徴
7.4 ディベロッパーによる賃貸テナントオフィスビル
7.5 働き方改革とは
7.6 もはや定番となったシェアオフィス
7.7 働く場の最前線では
7.8 CSRからCSVの時代へ
【演習問題7】

8章 『商業不動産概論―ショッピングセンターの過去・現在・未来』
8.1 商業施設と人々の消費欲求の移り変わり
8.2 商店街の黄金期
8.3 スーパーマーケットの台頭と衰退
8.4 コンビニエンスストアへの賞賛と批判
8.5 駅ビル、郊外型ショッピングセンター
8.6 Eコマースの未来
8.7 商業施設のフロンティアへ
8.8 OMO(Online Merges with Offline)──オンラインはオフラインと融合する
【演習問題8】

9章 『再生不動産概論―保存と継承とリノベーション』
9.1 建築「保存」と不動産「活用」の違い
9.2 誰が何のために残すのか
9.3 再生建築の無数の事例
9.4 ハード思考からコンテンツ思考へ──ターゲットと価値の再定義
9.5 再生におけるライフサイクルコストとキャッシュフローの課題
9.6 地域のストーリーを継承する──再生型再開発とエリアリノベーション
9.7 資金調達と法適合が課題となる理由
9.8 再生のための資金調達方法のヒント
【演習問題9】

10章 『地方不動産概論―ローカル不動産の可能性』
10.1 フロンティアとしての地方不動産論
10.2 都市にない地方の魅力
10.3 消滅可能性都市と地方創生
10.4 不動産価格の低下と不動産業者の撤退
10.5 空き家バンクシステム
10.6 地方のまちづくりと不動産学
10.7 二地域居住とサテライトオフィスの不動産学
10.8 コンテンツ思考で生まれる新しい価値、新しい建築
【演習問題10】

11章 『補論1──デザインとお金の交差点にあるいくつかの知識』
11.1 不動産を実学として扱うために
11.2 なぜお金に関する授業が少ないのか
11.3 価値について考える
11.4 なぜ経済は動くのか
11.5 「デザイン経営」宣言
11.6 デザインとお金の異なる感性を身に着ける
11.7 無料ビジネスでも利益が出せる
11.8 コミュニティのデザインとお金

12章 『補論2──経営思考を養ういくつかの視点』
12.1 経営のイメージ
12.2 なぜ経営の観点か
12.3 経営の観点が可能にすること
12.4 課題の与条件をみなおす、という課題
12.5 課題のインタビュー
12.6 お金の組み立て方を整理する
12.7 ビジネス環境と設計条件のあいだにギャップを発見する
12.8 みずからの、新しい経営に向けて

エピローグ

著者プロフィール

高橋 寿太郎  (タカハシ ジュタロウ)  (著/文

1975年大阪市生まれ。創造系不動産株式会社 代表取締役。『建築と不動産のあいだを追究する』を経営理念、ブランドコンセプトとする。2000年京都工芸繊維大学大学院 岸和郎研究室修了後、古市徹雄都市建築研究所勤務を経て、東京の不動産会社で分譲開発・売買仲介・賃貸管理・コンサルティングなどに幅広く携わる。2011 年創造系不動産を設立。
扱う案件はすべて、建築家やデザイナーと共働し、建築設計業務と不動産業務のあいだから、数々の顧客の利益を創る。不動産コンサルタント。一級建築士、宅地建物取引士、経営学修士。著書に『建築と不動産のあいだ』(学芸出版社、2015)、『建築と経営のあいだ』(学芸出版社、2020)

須永 則明  (スナガ ノリアキ)  (著/文

不動産コンサルタント

廣瀬 武士  (ヒロセ タケシ)  (著/文

建築士・建築コンサルタント

野々垣 賢人  (ノノガキ ケント)  (著/文

不動産コンサルタント

安藤 美香  (アンドウ ミカ)  (著/文

建築士・不動産コンサルタント

前田 凌児  (マエダ リョウジ)  (著/文

不動産コンサルタント

藤谷 幹  (フジタニ モトキ)  (著/文

不動産コンサルタント

佐竹 雄太  (サタケ ユウタ)  (著/文

建築士・不動産コンサルタント

山岸 亮太  (ヤマギシ リョウタ)  (著/文

建築士・不動産コンサルタント

川原 聡史  (カワハラ サトシ)  (著/文

建築士・不動産コンサルタント

甲斐 由紀  (カイ ユキ)  (著/文

建築士・不動産コンサルタント

本山 哲也  (モトヤマ テツヤ)  (著/文

不動産コンサルタント

上記内容は本書刊行時のものです。