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コミュニティカフェ 齋藤 保(著/文) - 学芸出版社
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コミュニティカフェ (コミュニティカフェ) まちの居場所のつくり方、続け方 (マチノイバショノツクリカタツヅケカタ)

工業・工学
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発行:学芸出版社
四六判
232ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7615-2740-2   COPY
ISBN 13
9784761527402   COPY
ISBN 10h
4-7615-2740-4   COPY
ISBN 10
4761527404   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年7月1日
書店発売日
登録日
2020年3月17日
最終更新日
2020年5月12日
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紹介

居心地のよい空間・交流の場をつくろう!

誰もがふらっと立ち寄れ、居心地の良い空間を楽しめる。出会いがあり、交流が生まれ、地域活動やまちづくりにつながることもできる場。そうしたコミュニティカフェの魅力と、運営のノウハウを各地の事例も紹介しながら紐解く。著者は開設15年を迎える港南台タウンカフェを主宰し、全国で開設・運営の支援に携わっている。

目次

はじめに

第1章 コミュニティカフェはまちの交流交差点~港南台タウンカフェの実践から
1 誰もがふらりと立ち寄れて
(1) 港南台タウンカフェができるまで
(2) お洒落なショップ&カフェか、まちづくり空間なのか?
(3) 居場所として安心してくつろげる、温かい交流空間
(4) 一歩踏み出すことのできる豊富な機会
(5) 地域のつながりづくりやコーディネート機能

2 場があるからこそ生まれるもの
(1) 音楽通り:ふと見たワンシーンが活きる瞬間
(2) 小箱ギャラリー:みんなが主役のコミュニティ
(3) 手づくり募金:小さな気持が集まった被災地支援
(4) 失敗が生みだした信頼関係
(5) 安心できる関係性:若者たちの就労支援研修

3 思いがけない展開が地域を豊かにする
(1) 小箱から飛び出す作家さんたち
(2) 高校生も大活躍!:被災地復興イベントから、まちの「かわら版」まで
(3) 「ふ~のん」:まちへの想いをカタチに
(4) うなぎ食べて商店会が若返る?:港南台まちある隊
(5) たまごキャンドルで紡がれる地域の絆
(6) 10年で培った地域団体との信頼関係

第2章 全国に広がるコミュニティカフェ~個性が光る7つの事例
事例1 子育てをまちでぷらすに:こまちカフェ
事例2 高齢者の見守り機能と市民参画:ふらっとステーション・ドリーム
事例3 空き家がまちの縁側に:ジュピのえんがわ
事例4 古民家を活用した官民協働まちづくり拠点:まち家世田米駅
事例5 住み開きカフェが地域をつなげる:ハートフル・ポート
事例6 庭のカフェがみんなの居場所に:みやの森カフェ
事例7 「行政×大学×地域」コミュニティ拠点の実験場:芝の家

第3章 コミュニティカフェの始め方・続け方~7つのツボから探る
1 想いをデザインする
(1) ねらいや目的に応じた立地や施設
(2) 空間デザインの重要性
(3) ストーリーのある商品が共感度を高める
(4) 取材レポートは最高のつながりツール
(5) 空間・時間・人間・隙間。4つの「間」をデザインする

2 おもてなしの極意
(1) おもてなしの必要性
(2) スタッフの心配りがキホン
(3) おもてなし研修の重要性
(4) 気配り「1対9の法則」
(5) コミュニティカフェならではのおもてなし

3 人材発掘と参画のデザイン
(1) ファンや利用者が担い手に変化するポイント
(2) 主体性を持った活動へのステップアップ
(3) 人材発掘のキモ
(4) 「任せる」という覚悟を持つこと
(5) エプロン姿のコーディネーターが育つ

4 組織のつくり方と運営
(1) 運動体から事業体へのイノベーション
(2) やりたいことと地域ニーズの確認
(3) 組織づくりは柔軟に
(4) ボトムアップの意思決定の重要性
(5) 合意形成の大切さと直感を信じる経営判断
(6) リーダーにモノ言えるヒトはいますか?

5 経営について考えてみる
(1) 社会性と事業性のバランスをどう保ちますか?
(2) 利益を生み出す方法を考えよう
(3) プロとしての自覚と誇り:善意での事業は続かない
(4) さまざまな事業モデルを考えよう:飲食以外の事業形態から経営を考えてみる
(5) 資金調達のいろいろ

6 伝える意識とチカラを身につけよう!
(1) ブランドイメージを確立させよう
(2) メディアの活用を考えてみよう
(3) 事業の成果だけでなく課題も積極的に発信すべし

7 響き合うポイントを大切に:連携そしてコーディネート機能
(1) 自分たちだけでは成り立たない
(2) 専門的な広域ネットワークづくり
(3) 地域連携は積み上げていくもの
(4) 連携・協働のポイント:行政・企業との関係づくり
(5) コミュニティカフェがまちの中間支援機能を担う

解 題 コミュニティカフェの文明史的意義 名和田是彦(法政大学法学部教授)

おわりに

著者プロフィール

齋藤 保  (サイトウ タモツ)  (著/文

株式会社イータウン代表取締役、横浜コミュニティカフェネットワーク代表。
2002年に横浜市で起業。地域情報サイトe-townの企画運営やデザイン事業を行い、2005年からは「cafeからはじまるおもしろまちづくり」をキャッチフレーズに「港南台タウンカフェ」を運営。地域の多様な団体・市民参加型のまちづくりを目指し奔走中。
2007年からはコミュニティカフェ・ソーシャルビジネス支援事業プロデューサーとして横浜のみならず全国各地の「コミュニティカフェ」の 運営支援や、地域プロデューサーとなる「cafeマイスター」の人材発掘育成事業を展開。

上記内容は本書刊行時のものです。