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出版者情報
世界のコンパクトシティ
都市を賢く縮退するしくみと効果
- 初版年月日
- 2019年12月25日
- 書店発売日
- 2019年12月21日
- 登録日
- 2019年11月8日
- 最終更新日
- 2019年11月27日
書評掲載情報
2020-07-11 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 藻谷浩介(日本総合研究所主席研究員) |
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紹介
海外7都市のコンパクトシティから
日本の課題を解決するヒントを探る!
世界で最も住みやすい都市に選ばれ続けるアムステルダム、コペンハーゲン、ベルリン、ストラスブール、ポートランド、トロント、メルボルン。7都市が実践する広域連携、公共交通整備、用途混合、拠点集約等、都市をコンパクトにするしくみと、エリア価値を高め経済発展を促す効果を解説。日本へのヒント、現地資料も充実。
目次
はじめに
1章 日本におけるコンパクトシティの課題と解決策(谷口 守)
1 コンパクトシティの概要と効果
2 コンパクトシティ政策の系譜
3 時間を要した日本の制度づくり
4 多様化する導入目的
5 残された本質的課題(解決に向けて)
6 今後の方向性を考える
2章 オランダ・アムステルダム-持続可能な経済成長を支える都市政策(片山健介)
1 アムステルダムの概要
2 オランダの空間計画制度
3 オランダの国土空間政策とコンパクトシティ
4 アムステルダムのコンパクトシティ政策
5 日本への示唆
3章 デンマーク・コペンハーゲン-駅周辺に都市機能を集約する住宅・交通政策(斉田英子)
1 コペンハーゲンの概要
2 デンマークの都市計画制度
3 コペンハーゲン都市圏におけるフィンガープラン
4 コペンハーゲン市のコンパクトシティ政策
5 日本への示唆
4章 ドイツ・ベルリン-サービスやインフラへのアクセスを確保する拠点づくり(髙見淳史)
1 ベルリン=ブランデンブルク首都圏の概要
2 地方行政の体系と空間計画のしくみ
3 コンパクト化が要請された背景
4 首都圏の中心地システムと都市整備
5 コットブス市の拠点の設定方法
6 日本への示唆
5章 フランス・ストラスブール-都市交通政策を軸とした住みやすいまちづくり(松中亮治)
1 ストラスブールの概要
2 フランスにおける都市内公共交通を支える制度
3 ストラスブールの都市交通政策
4 交通政策を中心とした都市政策の成果
5 日本への示唆
6章 アメリカ・ポートランド-住民参加によるメリハリある土地利用と交通政策(氏原岳人)
1 ポートランドの概要
2 ポートランドの都市政策
3 都市政策の成果
4 日本への示唆
7章 カナダ・トロント-多様性とイノベーションを生むスマートシティ開発(藤井さやか)
1 トロントの概要
2 コンパクトな都市構造を支える都市計画
3 未来型スマートシティの構想
4 日本への示唆
8章 オーストラリア・メルボルン-急激な人口増加に対応する都市機能の集約(堤 純)
1 メルボルンの概要
2 オーストラリアの行政機構
3 メルボルン大都市圏の交通政策の変遷
4 メルボルン2030:スプロール抑制と拠点の整備
5 メルボルンプラン2017-2050:メトロ整備と知識集約産業の集積
6 日本への示唆
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。