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色彩の手帳 建築・都市の色を考える100のヒント 加藤 幸枝(著/文) - 学芸出版社
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色彩の手帳 建築・都市の色を考える100のヒント (シキサイノテチョウ ケンチクトシノイロヲカンガエルヒャクノヒント)

工業・工学
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発行:学芸出版社
A5変型判
縦210mm 横128mm
240ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-7615-2714-3   COPY
ISBN 13
9784761527143   COPY
ISBN 10h
4-7615-2714-5   COPY
ISBN 10
4761527145   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年9月20日
書店発売日
登録日
2019年7月23日
最終更新日
2019年8月22日
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紹介

都市を構成する「色」をどう選び、設計するか。色彩計画の考え方から手法・プロセス、著名建築の測色まで、色彩計画家の経験を100の柔らかな文章と写真に凝縮した、色の見方・選び方が変わるヒント集。「色は難しい」と感じ、何となく・無難に色を決めがちな建築・土木設計者、景観まちづくりに関わる行政関係者必携!

目次

Part 1 色を知り/色を考えるための50のヒント
I 環境色彩デザインの考え方
01 これさえあれば
02 その地から採集する
03 今現在、をまずは尊重してみる
04 秩序と多様性
05 情報→文脈→意味
06 色の役割
07 そこに色が必要ですか
08 考え方の拠り所となるもの
09 決定に至るまでの要因の整理
10 それでも色を使いたいとき
11 それでも失敗したくない、という人へ
12 色の良し悪し
コラム――赤とまち

II 配色がもたらす効果
13 明るい「印象」はどうすればつくれるか
14 心地良い暗さ
15 高明度色の彩度
16 色相が持つ特徴
17 「なかったこと」にする色
18 色彩による統一感と変化の両立
19 彩度0.5が助けになる
20 目地色による補正と演出
21 色とかたち①
22 色とかたち②
23 色の見え方の特性
24 決めるまでの段階的な比較と迷い方
25 群の配色
26 正しく色を見せる
27 ひとまとめ
コラム――茶とまち

III 自然界の色彩構造
28 自然界の地色①
29 自然界の地色②
30 自然界の地色③
31 単色に見えても
32 自然界の図となる色①
33 自然界の図となる色②
34 空や海・川の色
35 木の色の変化
36 距離の変化と色の見え方
37 自然は変化する
38 時間が育てる色
39 色の観察の練習
コラム――黒とまち

IV まちと色の方法論(のようなもの)
40 環境と色が持つイメージ、それぞれとの相性
41 雰囲気のある広告
42 馴染ませることで、見えてくるもの
43 白紙に計画、はあり得ない
44 演出が映える色使い
45 変化する周辺環境
46 建築以外の要素がつくる彩り①
47 建築以外の要素がつくる彩り②
48 飽きる・飽きない
49 賑わいは活動がつくる
50 誘目性のヒエラルキー

Part 2 色彩を使いこなすための基礎知識と目安 
V 基本となる色の構造
51 表色系とは
52 マンセル表色系
53 色相【しきそう】
54 明度【めいど】
55 彩度【さいど】
56 トーン
57 色の見え方の特性①
58 色の見え方の特性②
59 色の見え方の特性③
60 配色の調和とは
61 色見本の種類と使い分け
コラム――緑とまち

VI 目安となる建築・土木の色とその値
62 十和田市現代美術館
63 東京都美術館
64 ヒルサイドテラスC棟
65 ヒルサイドテラスD棟
66 同潤館
67 LOG
68 馬車道駅
69 ミキモト銀座2丁目店
70 虎屋京都店
71 とらや工房
72 へリタンス・カンダラマホテル
73 渋谷ストリーム
74 隅田川の橋梁群
75 東京ゲートブリッジ
76 三角港のキャノピー
77 出島表門橋
78 伏見稲荷大社
コラム――白とまち

VII 目安となる素材の色とその値
79 コンクリート打ち放し
80 自然石
81 煉瓦
82 木材
83 屋根材(瓦)
84 ガラス
85 アルミサッシ
86 塩ビ管
87 塗膜防水・シール

Part 3 色彩計画の実践に向けて 
VIII 色彩計画の考え方
88 まずは測ってみる
89 色を測るときのコツと留意点
90 集めた色を並べ替える
91 離れてみる、近づいてみる
92 条件を整理し、選定の根拠を探す
コラム――青とまち

IX 色彩計画のプロセス
93 色彩計画の進め方
94 色彩計画の流れ
95 景観計画における事前協議や届出
96 ストライクゾーンを設定する
97 塗装見本の指示の仕方、検証の方法
98 現場で色見本を比較、選定する際の留意点
99 単色での判断ではなく、比較して関係性を見る
100 色彩を計画する

著者プロフィール

加藤 幸枝  (カトウ ユキエ)  (著/文

1968年生まれ。色彩計画家、カラープランニングコーポレーションクリマ取締役。
武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業後、日本における環境色彩計画の第一人者、吉田愼悟氏に師事。トータルな色彩調和の取れた空間・環境づくりを目標に、建築の内外装をはじめ、ランドスケープ・土木・照明デザインをつなぐ環境色彩デザインを専門としている。
色彩の現象性の探求や造形・空間と色彩との関係性の構築を専門とし、色彩計画の実務と並行し、色彩を用いた演習やワークショップ等の企画・運営、各種団体の要請に応じたレクチャー・講演会等も行っている。
近年は景観法の策定にあわせ、全国各地で策定された景観計画(色彩基準)の運用を円滑に行うための活動(景観アドバイザー、景観審議会委員等)にも従事している。2011年より山梨県景観アドバイザー、2014年より東京都景観審議会委員および同専門部会委員、2017年より東京都屋外広告物審議会委員等を務める。

上記内容は本書刊行時のものです。