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出版者情報
公衆サウナの国フィンランド
街と人をあたためる、古くて新しいサードプレイス
- 初版年月日
- 2019年1月10日
- 書店発売日
- 2018年12月21日
- 登録日
- 2018年11月1日
- 最終更新日
- 2018年11月8日
書評掲載情報
2019-02-17 |
毎日新聞
朝刊 評者: 岩間陽子(政策研究大学院大学教授・国際政治) |
2019-02-02 | 朝日新聞 朝刊 |
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紹介
フィンランド版銭湯に学ぶ!
街から消えゆく公衆浴場を、現代人の居場所に変えるヒント
日本で急速にサウナ熱が高まっている昨今、実はサウナの本場フィンランドでも、空前の公衆サウナ・ブームが街を席巻中!つい10年前までは閑古鳥が鳴いていた「フィンランド版銭湯」が、いまなぜこんなにも盛り上がっているのか…? 前世紀の栄枯盛衰ヒストリーから、斬新なアイデアと熱意で街にサウナを呼び戻した今日のリーダーたちのドキュメントまで。現地在住の日本人サウナ研究家が、現代人の居場所となった公衆浴場のリアルな姿を届ける一冊です。
目次
はじめに
序章 フィンランド・サウナのいろは:日本のサウナとこんなに違う/日本のお風呂とこんなに似てる
1章 公衆サウナの最前線: 昔ながらの入浴施設を街の新しいコミュニティ空間に
● map フィンランド二大都市 公衆サウナマップ
2章 ヘルシンキ公衆サウナ史: 街のサウナ屋さんが流行らなくなったわけ
● column 現存最古の公衆サウナで学ぶ、フィンランド・サウナの楽しみ方
3章 新世代のアイデアと実践: プロジェクトリーダーたちが考える「いま、なぜ公衆サウナなのか?」
File 1. 地元住民の執念に救われた現存最古の公衆サウナ
老朽化したローカル浴場を、街を活性化する資源に
●ヴェイッコ・ニスカヴァーラ/[ラヤポルッティ・サウナ]運営代表者
File 2. 新世代の多目的拠点となった老舗公衆サウナ
社会の変化と先代の個性を味方につけ、浴場文化を盛り上げる
●キンモ・ヘリスト/[サウナ・アルラ]現オーナー
File 3. 時代が追い付いた〈文化的な〉公衆サウナ構想
先駆的すぎたヒーロー建築家が、九〇年後のいまに託したバトン
●アルヴァ・アールト/建築家・[クルットゥーリサウナ]発案者
File 4. 都会の水辺を賑わせる最先端公衆サウナたち
ローカルと観光客を引き合わせる、街角のウェルネスリゾートづくり
●ヴィッレ・イーヴォネン/サウナ・フィンランディア・ホールディングス代表
File 5. みんなで建ててみんなで守る年中無休の公衆サウナ
管理人不在の公共空間は、市民の良心を寄せ集めて育てる
●サーラ・ロウヘンサロ/[ソンパサウナ]協会副代表
File 6. 年に一度の街中一斉公衆サウナ化計画
赤の他人を信頼する勇気で、豊かさの新境地を拓く
●ヤーッコ・ブルンベリ/[ヘルシンキ・サウナデー]発起人
4章 現代公衆サウナ論: 価値づくりのキーワードは「人の居場所」と「街の文化」
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。