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出版者情報
なぜ僕らは今、リノベーションを考えるのか
- 初版年月日
- 2019年8月20日
- 書店発売日
- 2019年8月10日
- 登録日
- 2019年6月26日
- 最終更新日
- 2019年8月1日
紹介
リノベーション界の開拓者が初めて語る設計手法、待望の単著。資本主義に積み重ねられた物件の山に宝を探し、街とのつながりをとり戻すことで資産の再生・価値の最大化を実現してきた。シェアハウス、SOHO、木賃アパート・団地再生など、数々のプロジェクトから、人と地域と時間を物語としてつなぎ直す手法を解き明かす
目次
まえがき──その環境に物語を
第1章 僕らとリノベーション
不動産のクリエイティブディレクション
父の貸しビル、社会の貸しビル
リノベーションは問題解決の手段
2000年とリノベーション
縛られたくない世代の縛られない暮らし
米軍ハウスでの共同生活
第2章 社会とリノベーション
あえての「中古」、あえての「賃貸」
暮らしを「編集」
手段の「リフォーム」と考え方の「リノベーション」
空き家時代の「物語」
共感の輪
あなたでなければ、ここでなければ、いまでなければ
リノベーションで生まれかわる街
リノベーションになにができるのか
第3章 ブルースタジオとリノベーション
ブルースタジオの仕事──「モノ」「コト」「時間」のデザイン
renovation case1 その場にあるべき働き方を発明する──「ラティス青山」
renovation case 2 歴史といとなみを場の価値にする──「うめこみち」
renovation case 3 人と人をつなぐハワイアンの調べ──「テラス・コナ・サーフ」
renovation case 4 公園のようにひらかれた団地──「たまむすびテラス」
renovation case 5 プライドを街の価値にする──「田中衡機ビル」
renovation case 6 隠れた資源を見つけて活かす──うおまちのにわ「三木屋」
renovation case 7 モクミツを住みこなす──「nana」「pinos」
mokuchin column 参加する、育てる、続ける──「木賃アパート再生ワークショップ」
renovation case 8 蓄積された暮らしの価値を次世代につなぐ──「わの家 千峰」
renovation case 9 人と街を食でつなげるシェアダイニング──「スタイリオウィズ上池台」
renovation case 10 成長する住まい──「青豆ハウス」
●第4章 建築家とリノベーション
建築家の職能の拡張
リノベーションアーキテクト
マルチリンガルな建築家
リノベーションの「作品」
すれ違う「物件」たち
●interview 建築への能動性を喚起する 聞き手:田中元子
マイノリティからマジョリティへ
特殊解だけでなく、一般解にもしなければならない
ここまでやらないと建物がかわいそう
ともにプレイヤーであるという自覚
開かないと答えがでない
気付いていないものを提供する
自発的にコミットしたくなるほうへ
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。