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出版者情報
直感で理解する!構造設計の基本
- 書店発売日
- 2016年3月25日
- 登録日
- 2016年2月29日
- 最終更新日
- 2016年3月17日
紹介
著者の実務家・教員としての豊富な経験をもとに、設計者としての心得から構造計画、設計、施工に至るまで、実務で押さえておくべき項目や設計上の盲点(落とし穴)を、難しい数式を用いず、手描きのイラストや写真、図表と平易な文章で直感的に理解できるよう解説。構造設計の基本的な考え方と設計のセンスが身につく一冊。
目次
まえがき
■第1章 構造設計を始める前に
第1節 構造設計を始める前に
・構造設計はあみだくじ?
・耐震安全性って何?
・暗記することをあきらめる
・直感を大事に
・ブレーンを持とう
・手計算のすすめ
・勝敗のつかない取り組み
第2節 構造設計者の心得
・国語力を身につける
・力の流れを読む習慣
・マクロな視点、ミクロな視点
・モノは大きさをもっている
・迷ったときは、上下ではさむ
・バランス感覚
コラム ふつうの構造
■第2章 構造計画編
第1節 耐震グレードを設定する
・インフォームド・コンセント
・どうやって建物を壊すか
・ボディビルダーか、レイバック・イナバウアか
・どこでフェイルセーフを確保するか
第2節 竣工後のことを考える
・用途、レイアウト変更で困らないために
・増築はつきもの
・更新のたび増える設備荷重
・ソーラーパネルは載せられない?
第3節 事前調査を行う
・現地に行ってわかること
・地盤を知る
・鉄骨や杭はすぐに手に入らない
第4節 構造計画を立てる
・建物用途とモジュール
・どこに柱をおとすか
・部材を細くするには
・どういう構造形式にするか
・どの構造種別にするか
・どの基礎形式にするか
・どの杭工法にするか
第5節 構造計画の実践
・天井裏の攻防
・RC造の床組はこれで決まる
・S造の床組はこれで決まる
・やってはいけない耐震壁の配置
・SRC造で最初に決めるべきこと
・意匠設計者と調整すべきこと
・設備設計者と調整すべきこと
・敷地条件で制約される構工法
コラム ハイヒールのはなし
■第3章 構造計算編
第1節 感覚で理解する構造力学
・力のつりあい
・モーメント
・曲げモーメント
・せん断力
・軸方向力
・CM0Q0
・境界条件を想像する
・応力をどこまでも追いかける
第2節 手計算でRC造を理解する
・そもそもRC造って?
・つりあい鉄筋比のもつ意味
・ひび割れを読む
・概略断面を手計算で求めよう (1)地震力
・概略断面を手計算で求めよう (2)はり
・概略断面を手計算で求めよう (3)柱
・概略断面を手計算で求めよう (4)床スラブ
第3節 荷重・外力
・風のはなし(1) 風荷重が建物高さだけで求められた?
・風のはなし(2) 使える旧風荷重算定式
・亀の甲って何だ?
・ビル風を視る
・津波のはなし
第4節 構造計算あれこれ
・一貫構造計算プログラムのはなし
・スラストのはなし
・べた基礎のはなし
・耐震診断の基本的な考え方
コラム 今考えるとよくできているn倍法
■第4章 構造設計編
第1節 意外なもので決まる収まり
・運搬で決まるはり継手長さ
・工具で決まるSRC造柱の鉄骨形状
・仕口の溶接で決まる鉄骨ばりのレベル差
・最初から決まっている胴縁、母屋ピッチ
第2節 想像力で理解しておく収まり
・どう施工するかを頭の中でイメージする
・鉄筋は上から下から左右から
・邪魔な基礎フーチング
・RC小ばりの2段配筋を避ける理由(わけ)
・RC造スラブ配筋で配慮したいこと
・揃えたいべた基礎の底版厚さ
・耐震スリット位置はよく考えて
第3節 現場での不具合をなくすために
・たわみを侮るなかれ
・続・たわみを侮るなかれ
・鉄骨造は出隅の収まりでチェック
・ねじれる鉄骨
・亜鉛めっきはここに注意
・はりの変形にまつわるトラブル
・引張ブレースで気をつけておくこと
第4節 さらに伝えたいこと
・シンプル・イズ・ベスト
・気くばり一つで躯体は美しくなる
・待たない、待たせない
・とにかくスケッチを
・BIM活用について考える
・防災、減災は総力戦
・信頼される設計者に
コラム 単位系のはなし
【付録】いざという時、役立つ構造設計チェックリスト
あとがき
参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。